諫早市議会 2022-12-06
令和4年第5回(12月)定例会(第6日目) 本文
▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午後1時10分 開議
◯議長(
林田直記君)[ 167頁]
皆さん、こんにちは。これより議事日程第6号により、本日の会議を開きます。
日程第1、「議案第59号から議案第68号」までの議案10件及び「請願第2号」を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。
まず、
総務委員長。
2
◯総務委員長(森多久男君)登壇[ 167頁]
総務委員長報告を行います。
当委員会が審査した議案及び採決につきましては、提出された
関係資料を基に
慎重審査した結果、議案第59号「
諫早市個人情報の保護に関する
法律施行条例」、議案第60号「
地方公務員法の一部を改正する法律の施行等に伴う
関係条例の整備に関する条例」、議案第61号「
諫早市一般職の
任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例」、議案第62号「
諫早市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第63号「
諫早市情報通信技術を活用した
行政手続の推進に関する条例」、議案第64号「
諫早市議会議員及び
諫早市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスター等の作成の公営に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第65号「
諫早市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも
全会一致により原案どおり可決すべきものと決定しました。
また、請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」につきましては、協議会において、請願者から
請願趣旨の説明を受け、意見の聴取を行うなど、
慎重審査をした結果、賛否の意見があり、挙手採決の結果、
賛成少数により不採択にすべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程における質疑や意見の主なものは次のとおりです。
まず、議案第63号「
諫早市情報通信技術を活用した
行政手続の推進に関する条例」について、本条例を制定することにより、どのような手続が
オンラインで可能となるのかとの質疑に対し、今回の
補正予算に計上している
業務システムの改修等により、
オンライン化が可能となる子育て・
介護関係の手続のほか、令和5年3月に運用開始を予定している水道の開栓・閉栓届や飼い犬の死亡等に関する届などが挙げられる。なお、庁内の
行政手続を調査したところ、1,000を超える件数であったため、これから整理しながら、早期の
オンライン化が可能なものから進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、議案第65号「
諫早市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」について、本条例の施行日を令和5年4月1日としたのは、
し尿処理手数料が改定された場合の市民への周知を図る期間を考慮してとのことだが、その周知の方法はどのように考えているのか。また、多くの市民への影響があることから、市として周知する考えはないかとの質疑に対し、
条例改正後の料金は、業者が設定することになるため、業者に対し、文書等を対象世帯に配付するなどの方法で周知していただくよう依頼することにしている。また、市としても、できる限りの周知を行いたいと考えているとの答弁がありました。
最後に、請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」についてです。
討論において、賛成の立場から、
消費税率を5%に引き下げることを求めることについては、全ての国民が享受できる減税措置であり、経済的な
負担軽減に最も効果があるものと考える。また、
インボイス制度の
実施中止を求めることについては、
インボイス登録によりこれまで免税とされてきた事業者にも消費税が課せられ、新たな負担増となるため、倒産や廃業の恐れも出てくる。また、
インボイス登録をしなければ取引を断られるといったことも危惧される。さらに、
インボイス制度は
フリーランスや一人親方など幅広い
個人事業主に負担増を求めるもので、経営に悪影響を及ぼすものであるため、本請願には賛成であるとの意見がありました。
また、反対の立場から、消費税は国民全体に幅広く公平に課される税であり、これまで行われてきた
消費税率の引き上げも、我が国が抱える
少子高齢化などの問題を起因とする
社会保障費の増大に対応するため、その財源に充てることを目的として実施されてきた。
消費税率の引き下げは、税収が減ることから
社会保障費の基盤が大きく揺らぎ、
国民生活に不安を与えるものである。また、
インボイス制度については、
制度開始後6年間は
免税事業者等からの
課税仕入れに係る経過措置も講じられるが、このようなことも含めて制度の周知が不十分だと思われるが、中止を求めること自体については賛成できないとの意見がありました。
以上で、
総務委員長報告を終わります。(降壇)
3 ◯議長(
林田直記君)[ 168頁]
次に、
経済建設委員長。
4
◯経済建設委員長(北坂秋男君)登壇[ 168頁]
経済建設委員長報告を行います。
当委員会が審査した議案及び採決につきましては、提出された
関係資料を基に、
慎重審査した結果、議案第66号「
諫早市開発行為等の許可の基準に関する条例の一部を改正する条例」は、
全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
現地調査につきましては、真崎町第1
開発公園(真崎町)におきまして、調査を実施いたしました。
なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。
今回の
条例改正は、その根拠となる平成28年12月の
都市計画法施行令の改正から6年が経過しているが、今になった理由は何かとの質疑に対し、本市では、
宅地開発等の促進を図るため、平成27年4月から
市街化調整区域における
土地利用規制の緩和により、5,000平米未満の一団の
開発行為を可能としたが、政令が改正された当時は
開発行為に伴う
小規模公園の設置は少ない状況にあった。その後、
市街化調整区域内の
開発行為に伴い、
小規模公園が増加した状況や、また、そのような団地にお住まいの方に対する聞き取り調査により、
小規模公園は
利用頻度が低く、必要性を感じられていないことを確認したことから、今回、
条例改正に至ったとの答弁がありました。
開発公園に要する
維持管理費は、1カ所当たり年間でどれくらいなのか。また、条例が改正された場合、
開発行為に伴う
小規模公園の設置は抑制されることになるが、
維持管理費に関する効果をどのように見込んでいるのかとの質疑に対し、
開発公園1カ所当たりの
維持管理費は年間5万円程度であり、今後見込まれる
開発行為による
小規模公園の設置数は、令和元年度からの
平均箇所数を踏まえると年5カ所程度と考えられるため、今回の
条例改正により、これらの
維持管理費の増加が抑制されるものと見込んでいるとの答弁がありました。
既存の
小規模公園は
利用頻度が低いとの調査結果を踏まえると、公園としての必要性は乏しく思えるが、
利用促進のための方策について、どのように考えているのかとの質疑に対し、
小規模公園のある住宅地で生活されている方々も、高齢化などにより開発当時と比べて
生活様式が大きく変化しているため、住民の方々の声をお聞きしながら、そのほかの用途への転換も含めて幅広く研究していきたいとの答弁がありました。
以上で、
経済建設委員長報告を終わります。(降壇)
5 ◯議長(
林田直記君)[ 168頁]
委員長報告を保留し、その場でしばらく休憩いたします。
午後1時24分 休憩
午後1時27分 再開
6 ◯議長(
林田直記君)[ 168頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
委員長報告を続行いたします。
次に、
予算決算委員長。
7
◯予算決算委員長(津田 清君)登壇[ 168頁]
予算決算委員会審査報告をいたします。
予算決算委員会に審査を付託されました各案件につきまして、審査の結果を報告いたします。
本委員会は、議長を除く
議員全員が委員でありますので、審査の経過を省略し、結果のみ御報告いたします。
議案第67号「令和4年度
諫早市一般会計補正予算(第5号)」及び議案第68号「令和4年度
諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、各分科会で審査を分担し、本日の本会議に先立って開催いたしました全体会において、各分科会長からの報告を受け、採決を行いました。
採決の結果、いずれも
全会一致により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
予算決算委員長報告を終わります。(降壇)
8 ◯議長(
林田直記君)[ 168頁]
質疑受付のため、しばらく休憩いたします。
午後1時29分 休憩
午後1時29分 再開
9 ◯議長(
林田直記君)[ 168頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより各委員長の報告に対し、一括して質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
10 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。
午後1時30分 休憩
午後1時32分 再開
11 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案ごとに順次、討論、採決いたします。
なお、討論は、
反対討論、
賛成討論の順に行いますが、請願第2号につきましては、
委員長報告が不採択でありますので、
賛成討論、
反対討論の順に交互に行います。
まず、議案第59号「
諫早市個人情報の保護に関する
法律施行条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第59号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
12 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第59号は原案どおり可決されました。
次に、議案第60号「
地方公務員法の一部を改正する法律の施行等に伴う
関係条例の整備に関する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第60号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
13 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第60号は原案どおり可決されました。
次に、議案第61号「
諫早市一般職の
任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第61号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
14 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第61号は原案どおり可決されました。
次に、議案第62号「
諫早市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第62号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
15 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第62号は原案どおり可決されました。
次に、議案第63号「
諫早市情報通信技術を活用した
行政手続の推進に関する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第63号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
16 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第63号は原案どおり可決されました。
次に、議案第64号「
諫早市議会議員及び
諫早市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスター等の作成の公営に関する条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第64号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
17 ◯議長(
林田直記君)[ 169頁]
異議ありませんので、議案第64号は原案どおり可決されました。
次に、議案第65号「
諫早市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第65号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
18 ◯議長(
林田直記君)[ 170頁]
異議ありませんので、議案第65号は原案どおり可決されました。
次に、議案第66号「
諫早市開発行為等の許可の基準に関する条例の一部を改正する条例」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第66号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
19 ◯議長(
林田直記君)[ 170頁]
異議ありませんので、議案第66号は原案どおり可決されました。
次に、議案第67号「令和4年度
諫早市一般会計補正予算(第5号)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第67号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
20 ◯議長(
林田直記君)[ 170頁]
異議ありませんので、議案第67号は原案どおり可決されました。
次に、議案第68号「令和4年度
諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議案第68号に対する
委員長報告は
原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
21 ◯議長(
林田直記君)[ 170頁]
異議ありませんので、議案第68号は原案どおり可決されました。
次に、請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」に対する討論に入ります。
まず、
賛成討論から。
22
◯西田京子君 登壇[ 170頁]
請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」に賛成の立場で討論をいたします。
政府が来年10月から導入を予定している
インボイス制度は、事業者が売上げにかかる
消費税額から仕入れなどにかかる
消費税額を差し引く計算を
インボイスと呼ばれる請求書で納税する制度で、複雑な事務作業と税率を変えずに増税へと全事業者を引っ張り込んでいくものであります。
インボイス制度の最大の問題は、消費税の納入を現在免除されております年収1,000万円以下の事業者に
課税事業者になることを迫ることであります。
日本商工会議所も、
インボイス制度が導入された場合、
免税事業者が取引から排除されたり、不当な
値下げ圧力などを受けたりする懸念があると、このように言っております。
免税事業者は、農業者、一人親方、
個人タクシー、
フリーランスのカメラマンや作家、
駐車場経営者、宅配を請け負うドライバー、また、
シルバー人材センター登録の高齢者など、非常に多岐にわたり、その数は1,000万人前後とも言われております。
そこから廃業する事業者が多数出てきてしまうとなれば、
日本経済全体にとっても大きな損失です。
インボイス制度の導入は、民間取引にとどまらず、地方自治体や公益法人との取引においても、
免税事業者に同様の影響を及ぼす実態が見えてきております。
その一つに、
シルバー人材センターがあります。
事業の多くは
業務委託契約で、高齢者は
個人事業主として扱われるため、
高齢者自身が
インボイスを発行しなければ、
シルバー人材センターが消費税の仕入税額控除できず、多額の納税義務が発生いたします。
全国の
シルバー人材センターが被る新たな税負担の総額は約200億円と、これは厚労省が答弁をしております。
仮に、
シルバー人材センターが消費税約200億円を負担できないとするならば、高齢者が消費税の
課税業者になり、
インボイス番号を取得する必要があります。
現在、全国で約70万人の高齢者が働いており、月平均の収入は約3万円から4万円、高齢者には、
年金収入が少ないため、生活費の補填のために働いている人もおられます。
このような高齢者に消費税の
課税業者になって、わずかばかりの収入から消費税を納税させようとするのが
インボイス制度であります。
消費税の増税により
消費不況が続く中、
コロナ禍、物価・原油高騰などの影響で、
小規模事業者は深刻な状況に追い込まれ、さらに
インボイス制度導入により免税されていた多くの業者が経営難に陥ることは明らかであります。
地元の中小業者を苦しめ、
地域経済の衰退をもたらす
インボイス制度の中止を求める声はしっかりと受け止めるべきだと思います。
コロナ禍も長引き、ロシアによる
ウクライナ侵略による経済や生活への影響は深刻化し、先が見通せません。
請願趣旨にも述べてありますように、世界では、99カ国が日本の消費税に当たる
付加価値税を引き下げております。請願者が求める
消費税率の5%への引下げは、今こそ行うべきだと思います。
以上を述べまして、請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」に賛成の討論といたします。議員の皆さんの御賛同よろしくお願いいたします。(降壇)
23 ◯議長(
林田直記君)[ 171頁]
次に、
反対討論。
24
◯岩竹洋一君 登壇[ 171頁]
請願第2号「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」に対し、反対の立場で討論をいたします。
まず、消費税についての使い道、使途は、基礎年金、老人医療、介護の三本立てでしたが、税率を上げたことにより、プラスして
少子化対策、社会福祉の財源として充てられております。
少し詳しく説明しますと、
消費税率アップについては、急激に進む
少子高齢化の波をどうにか食い止めたいという強い意図を持ち、国会で可決・成立したものであります。そして、少子化に歯止めをかけるために、今後も運用されていくものです。
この請願書では、「
消費税率の5%へ引き下げ」と記載されておりますが、国民一人一人に対し、公平な消費税の税率を逆行して引き下げることは、医療、福祉、子育て等の政策において混乱を来し、多方面に影響を来すことにつながりかねません。
次に、
インボイス制度自体の問題についてですが、課税売上高が1,000万円以下のいわゆる中小企業や
個人事業主等の免税業者が、その新たな制度、事務に慣れるまでは大変なことと思いますし、また新たな負担に悩まれている業者がおられることは十分に承知しております。
そんな中ではありますが、既に、この準備に入っている業者も複数あることを伺っております。
また、政府・与党におきましても、先月頃より、
インボイス制度移行における
小規模事業者への支援に対し、積極的な動きが出てきております。
最も懸念される経理、計算の部分につきましては、今後は、改正電子帳簿法といったシステムに移行していくと思われます。このことに関しては、令和11年までの控除可能な経過措置の期間も設けられておりますので、考える時間は十分残されているものと察します。
また、簡易課税制度といった消費税の負担を減ぜられる制度も利用できるようになっております。
そして、これまで市議会におきましても、
コロナ禍が長引く中で、市当局に対して、飲食店以外の業者にも何らかの支援をすべきではないかと提案を続ける中で、その都度、的確な政策が打ち出されてきました。今後も状況に応じ、様々な提案を進めてまいります。
以上のことから、「国に対し「
消費税率を5%へ引き下げ、来年10月の
インボイス制度の
実施中止を求める意見書」の提出を求める請願書」に対し、反対の立場での討論といたします。議員の皆様、賛同よろしくお願いいたします。(降壇)
25 ◯議長(
林田直記君)[ 171頁]
以上をもって討論を終結し、採決いたします。
請願第2号に対する
委員長報告は不採択とするものであります。したがって、原案についてお諮りいたします。重ねて申し上げます。原案についてお諮りいたします。
請願第2号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
26 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
起立少数。よって、請願第2号は不採択とすることに決定いたしました。
次に、日程第2、議員提出議案第2号「諫早市議会の個人情報の保護に関する条例」を議題とし、提案理由について提出者の説明を求めます。
27 ◯松本正則君 登壇[ 172頁]
議員提出議案第2号「諫早市議会の個人情報の保護に関する条例」について、諫早市議会会議規則第14条により提案いたします。
提出者は、私、松本正則。賛同者は、中野太陽議員、森和明議員、中村太郎議員、森多久男議員、大久保正博議員、湯田清美議員、津田清議員、福田美子議員、北坂秋男議員、以上、議会運営委員会の全委員による提案であります。
それでは、提案理由を御説明いたします。
社会全体のデジタル化に対応した個人情報保護とデータ流通の両立が要請される中、個人情報の保護に関する法律が改正され、令和5年4月から民間事業者、行政機関、独立行政法人等の個人情報の保護に関する法律が一本化されるとともに、地方公共団体の個人情報保護制度についても、改正後の個人情報の保護に関する法律による全国的な共通ルールが適用されることになりました。
このことにより、市の執行機関には、改正後の個人情報の保護に関する法律が直接適用されますが、市議会は、法の適用外となることから、市議会が保有する個人情報の適正な取扱いに関し、必要な事項を定め、個人の権利、利益を保護することを目的とした本条例を制定しようとするものであります。
なお、条例の施行は、令和5年4月1日とするものであります。
以上で提案理由の説明を終わります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。(降壇)
28 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
29 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
なければ、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第2号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
30 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
討論受付のため、しばらくこの場で休憩いたします。
午後1時53分 休憩
午後1時53分 再開
31 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論、採決いたします。議員提出議案第2号に対する討論に入りますが、討論の通告がありませんので、これをもって討論を終結し、採決いたします。
議員提出議案第2号は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
32 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、議員提出議案第2号は原案どおり可決されました。
以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
お諮りいたします。今期定例会において、議決されました各案件につきましては、その条項、字句、数字、その他整理を要するものがありました場合、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
33 ◯議長(
林田直記君)[ 172頁]
異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。
ここで、市長から発言の申出があっておりますので、発言を求めます。
34 ◯市長(大久保潔重君)登壇[ 172頁]
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、11月25日から本日までの19日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして、慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定をいただき誠にありがとうございます。
今期定例会における一般質問並びに議案審議で頂戴しました御意見につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと思います。
さきの臨時国会におきまして、物価高の
負担軽減を柱とする経済対策を盛り込んだ令和4年度第2次
補正予算が成立いたしました。
歳出総額28.9兆円の中には、妊娠・出産に係る負担を軽減するための出産・子育て応援交付金といった、市民生活に密着した事業も含まれており、本市としましても、国、県と連携を図りながら、関連事業の速やかな実施に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
10月診療分から開始しました小中学生に係る福祉医療費の現物給付につきまして、まずは市内の医療機関からとしておりましたが、今月の診療分から近隣市町の医療機関まで対象を拡大したところであります。
これにより、市外の医療機関を受診された場合でも申請手続の
負担軽減が図られ、子育て世帯のさらなる応援につながるものと考えております。
諫早市美術・歴史館で、現在開催中の西九州新幹線開業記念 諫早市友好交流都市 出雲市・津山市3市交流展につきましては、数多くの皆様に御来場いただき、御好評をいただいております。
大変貴重な文化財や美術工芸品を目の当たりにし、出雲、津山、そして諫早の3市それぞれが歩んできた悠久の歴史に思いをはせながら、有意義なひとときを楽しんでいただけたものと考えております。
本交流展は、今週末まで開催しておりますので、まだ御覧になられていない皆様には、ぜひこの貴重な機会に美術・歴史館へ足を運んでいただきたいと思います。
一昨日、諫早文化会館において、五木ひろしさん、ももいろクローバーZさんをお迎えして開催されたNHKのど自慢では、申込みのあった630組の中から予選を勝ち抜いた19組の出場者と観客が一体となり、大いに盛り上がったところであります。
公開生放送ということで、諫早の元気を全国に向けて発信できたのではないかと思っております。
11月2日に、雲仙・小浜マラソンコースで開催されました全国高等学校駅伝競走大会の県予選において、諫早高校女子が1時間10分27秒で、4年連続28回目の優勝を飾り、今月25日に、京都市の都大路で開かれる全国大会への出場が決定しました。
全区間で区間賞獲得という圧倒的な成績で、選手一人一人の地道な努力と周囲のサポートが結実した、本当にすばらしい結果であったと思います。
都大路では、昨年の8位入賞を上回る成績を期待し、私も現地へ足を運び声援を送りたいと思っております。
また、中学駅伝におきましても、11月10日に県立総合運動公園で開催されました長崎県中学校総合体育大会駅伝競走大会で、西諫早中学校が、1986年以降、3校しか達成していなかった男女優勝という快挙を成し遂げました。
女子は昨年に続く2連覇、男子は昨年3位からの優勝ということで、向上心を持って切磋琢磨し、築き上げたチームワークで勝ち取った栄冠に心からお祝いを申し上げます。
引き続き、今月18日に滋賀県で開催される全国大会でのさらなる活躍を期待しております。
また、高校サッカーにおいては、鎮西学院女子が九州高等学校女子サッカー選手権大会において4強入りし、見事全国大会への切符を手に入れました。
カタールで開催中のサッカーワールドカップでは、本県出身の森保一監督率いる日本代表チームが世界の強豪を相手に大奮闘し、世界の注目を集めました。鎮西学院高校にも日本代表に負けないような旋風を巻き起こしてもらいたいと思います。
令和5年諫早市二十歳(はたち)のつどいを、年明けの1月8日、諫早文化会館において開催します。
これまで成人式として開催してまいりましたが、本年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことから、式典の名称を変更し、大人としての自覚を持ち、自ら生き抜こうとする二十歳の若者を祝い、励ます会として開催するものであります。
また、1月10日には新春恒例となっております消防出初式を開催します。
新型コロナウイルス感染症対策のため、本年に続き、アーケードでの観閲行進は中止といたしますが、本明川河川敷での一斉放水は例年どおり実施する予定でありますので、本市消防団の雄姿をぜひ御覧にお越しいただければと思います。
この冬は、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されております。
同時流行への備えとして、とりわけオミクロン株対応ワクチンの接種が有効であると考えておりますので、接種がお済みでない方は、どうか早期の接種を御検討ください。
さて、令和4年も残すところ20日足らずとなりました。これから寒さが一段と厳しくなってまいりますが、議員の皆様におかれましては、体調に十分御留意され、御健勝にて、輝かしい新年をお迎えになりますことをお祈り申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(降壇)
35 ◯議長(
林田直記君)[ 174頁]
閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
11月25日に開会しました令和4年第5回定例会は、上程された各案件につきまして慎重な審査と決定を行い、ここに全ての日程を終了し、本日、閉会の運びとなりました。
審査の中で出された委員会・分科会からの指摘や意見等につきましては、その趣旨を踏まえ、今後の市政運営に十分生かしていただきたいと思います。
さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、現在、全国的に第8波による感染拡大が続いており、本県におきましても、新規感染者数の増加と病床使用率が上昇し、現在の感染段階は警戒警報に当たるレベル2─Iに引き上げられております。
季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される中、市民の皆様には、基本的な感染予防対策の徹底を改めてお願いしたいと存じます。
また、これから年末に向けて、人の流れが活発になる時期であり、
地域経済の活性化に期待するところでありますが、
コロナ禍の影響に加え、不安定な国際情勢や円安等を起因とする原油価格や物価の高騰などにより、市民生活や社会経済活動は依然として深刻な状況にあります。
こうした中、今期定例会におきましては、物価高騰対策として、
個人事業主を含む、あらゆる業種の中小企業経営者、農業者及び介護・障害福祉サービス等の事業者に対する燃料費、飼料の購入費、食材費等への支援に係る
補正予算案が上程され、
全会一致で可決いたしました。
市議会といたしましても、引き続き、市民生活の安全・安心と、
地域経済の発展のためにしっかりと議論し、適切な支援及び経済活性化策につながる活動に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
ここで、市議会の閉会中の活動を報告いたします。
先月から今月にかけて、第10回議会報告会、市民と議会のわがまちトークを3つの常任委員会で実施しております。
今回は、各常任委員会で取り組んでいる調査研究テーマに特化した意見交換を行っており、テーマに関係する各種団体や事業者の皆様から、率直かつ貴重な御意見を頂いております。御出席を賜りました皆様には、この場をお借りし、厚くお礼を申し上げます。
なお、頂きました御意見につきましては、今年度末までに取りまとめる政策提言に反映してまいります。今後とも、市民の皆様の声を市政につなぐ市議会の活動につきまして、御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
さて、先月開催された大相撲九州場所では、新十両に昇進された本市高来町出身の力士、境川部屋の對馬洋関が大いに土俵をにぎわせてくれました。
本市では、諫早市ふるさと特別大使に就任された内村航平氏をはじめ、数多くのスポーツ選手を輩出しておりますが、相撲界で関取という名誉ある座に就かれたのは、川床町出身の福田山関、森山町出身の嗣子鵬関以来、実に45年ぶりの快挙であり、本市の誇りであります。
九州場所においては、熱き真剣勝負を繰り広げられ、奮闘されるその姿に毎日手に汗を握る地元ファンの方々も多かったのではないでしょうか。
呼び出しに応えて土俵に上がるたびに、場内に流れる東方、對馬洋、長崎県諫早市出身、境川部屋といったアナウンスは、全国に諫早市の名を知らしめ、印象づけたに違いありません。
對馬洋関の今後ますますの御健勝と御活躍を祈念するとともに、その雄姿に対し、市民の皆様と共に、熱き声援を送ってまいりたいと思います。
本年も残すところわずかとなり、これからは一段と寒さも厳しくなってまいります。市長をはじめ、執行部の皆様並びに議員各位におかれましては、年末に向け、ますます御多忙になろうかと思います。くれぐれも体調管理には御留意いただき、明るく希望に満ちた新年をお迎えになられますことを心より祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
これをもって令和4年第5回諫早市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。
午後2時6分 閉会
上記、会議録を調製し署名する。
諫早市議会議長 林 田 直 記
会議録署名議員 南 条 博
会議録署名議員 林 田 保
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