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12月15日-04号

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  1. 新宮市議会 2022-12-15
    12月15日-04号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 4年 12月 定例会          令和4年12月新宮市議会定例会会議録             第4日(令和4年12月15日)---------------------------------------議員定数15名、現在員13名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和4年12月15日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(8)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(8)から(9)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           峪中直樹君               総務部               部長               稗田 明君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        福本良英君               次長兼健康長寿課長        中上清之君               福祉課長             前地秀高君               子育て推進課長          梶田卓哉君               地域包括推進課長         辻本美恵君               保健センター長          西 洋一君               建設農林部               部長               木村雅洋君               熊野川行政局               局長               下路 拓君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               水道事業所               所長               望月敬之君               消防本部               消防長              垣内一男君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               教育政策課企画員         富田英之君               生涯学習課長           野本 渉君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第4日(令和4年12月15日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、竹内議員より所用のため遅刻の届出がありましたので、報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号8から順次発言を許可いたします。---------------------------------------濱田雅美君 ○議長(榎本鉄也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) おはようございます。マスクを外させていただきます。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず初めに、福祉のほうからお伺いしていきます。 高齢者や身体障がい者の方などの見守り環境の充実と支援制度の設立についてお願いいたします。 今回は、私がこれまで提言してきている施策の一部について進捗状況を伺っていきたいと思いますので、そのような内容でよろしくお願いします。 民間企業が、10月に70歳以上の親と離れて暮らす30代から60代の400人に対して、親の生活に不安があるかどうかというのを調査した結果が新聞に掲載されておりました。その調査結果が、85%の方が親の生活に不安があるとの回答でありました。 内容は、転倒、けがが43%、認知機能の低下が41%、新型コロナウイルスなどの感染症が34%と、健康上の心配が上位を占めていましたが、その後、詐欺や火の不始末、車の運転などの心配も多く上がっておりました。 そのような中、親が今日何をしているか把握していると回答した人は38%と、半数に満たなかったという調査になっております。親と連絡を取る手段というのが、電話が70%で最多でしたが、つながらない場合の安否確認の手段があるとの回答は47%であったとの調査結果でした。 携帯電話の普及で、直接お顔を見ながら会話というのも今はできる社会になっております。ただ高齢者にとって、その機能を使いこなせない方もまだ少なくはありません。本市における調査ではありませんので、この本市に対してこの数字が当てはまるかというと、そこはちょっと絶対とは言えないんですけれども、おおむねこのような状況でないかと思います。 つながらない場合の安否確認の手段がほかにないというのが47%という結果は、本市においてもやはり重く受け止めなければならない状況ではないかと思います。半数近い方が電話がつながらなかったら、あとは親との確認ができない状況であるという現状であると思います。 そのほか、その新聞記事に、親の様子を気をつけて見ていただきたいというような要点として、以前より痩せた、外見の変化に気をつける、あとは食事量の減少や飲み込む力が減少して、食事中に何度もむせたりしないかということを見てあげる。忘れ物が多く、同じ話を何度も繰り返すことはないか。また、温厚だった性格なのに最近は怒りっぽくなったなということはないか。あと、顔に表情がなくなって、自発的、自分から会話をしない、笑わない、表情が無表情であるということですね。あと、全般的に意欲が低下していて、何もしていない、何もしないような状況が1日のうちに長くないかということと、あと家の中での片づけが、今まではきれいにしていたのに、ちょっと片づけがうまくできていない。あと、冷蔵庫に賞味期限の切れた食品がたくさん入っている。また、備蓄ですね、生活用品であったり食品が同じものばかりがたくさん買われてきている。あと、自家用車に今までになかった傷やへこみというのが増えていないか。そういうところを日常の生活、親を見守るときに特に注意して見ていてあげれば、変化に気づくということがあるようです。 もちろんこれだけではありませんから、このコロナ禍が3年を過ぎて、日常生活も少しずつ平常に戻そうとする気配も見えてきてはいるんですけれども、やはりまだまだ規制があって、人との触れ合いが希薄になって、特に高齢者や疾患のある方、また障害のある方などは、感染を恐れて家の中に引き籠もりがちになって、フレイル状態に陥ってしまうという危険性がまだまだある日常であります。 これまでの一般質問において、様々な見守りシステムの紹介もさせていただきました。 生活の動線にセンサーを設置して、一定期間動きがない場合に異常信号を通信してお知らせするという、これはもう監視カメラではなくて、センサーによる見守りでありますから、このように監視カメラで監視されているというような抵抗感が感じられずによいのではないでしょうか。 また、悪質な訪問販売に対応するシステムという非常ボタンとかも今はあるようです。 また、以前も紹介させてもらったんですけれども、冷蔵庫やポット、あとトイレの利用のある、ないを通知するシステムのうち、一つ冷蔵庫の例を挙げさせていただきますと、冷蔵庫のドアに貼り付けて利用するサービスであって、初期費用が約1万3,000円ほどで月550円、これはWi-Fiは不要で利用できます。 このように、高額でなくて手軽に見守れるというサービスを、この本市にも導入していただいて、その補助金制度というのを御検討いただくように以前もお願いしているんですけれども、本市については緊急通報システムを見守りサービスとして取り組んでおりますので、そこでこのままそれを利用したいという、そのときは回答をいただいています。また、65歳以上で緊急対応を要する非課税の方の対象となっております。 そういうこともありますので、今紹介させてもらった新しいサービスというのを導入と補助制度というのを、その後御検討いただいていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  健康長寿課、中上より答弁いたします。 令和3年9月議会一般質問におきましても、濱田議員より、高齢者の方と離れて暮らす御家族の見守り機器の活用に関する補助制度について、御質問いただきました。 そのときも答弁させていただきましたが、ポットや電球などで見守り機能がついている商品の多くが、一日中ポットを使用していない、あるいは冷蔵庫を使用していない状況をセンサーが感知しまして、家族等に連絡が入るものとなっています。 ただ、これらの商品は家族に連絡が入りますが、遠方のため、すぐに確認が難しいケースがあるため、異常を感知するとともに、駆けつけて安否を確認することが重要であると考えております。 現在、新宮市では、緊急通報システム事業を実施しております。体の不調等により助けが必要となった場合に、ネックレスのように首からかけたボタンを押せば駆けつけてくれるサービスとなっており、よりきめ細かな対応が可能となっております。また、御利用者の御家族様からも、この制度があるので安心しているなどの意見も伺っております。 今後も引き続き、緊急通報システム事業を継続しながら、見守り機能の活用について協議研究を行ってまいりたいと、このように思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 このシステムがあるので、家族の方は安心といううれしいお声をいただいているということで、すごくうれしいんですね。また、このシステムを利用する方が本当にこれからも増えていただきたいと思います。 ただ、このセンサー、今言っていただいた冷蔵庫やポット、あとセンサー、これは家族に通知するというシステムもあるんですけれども、本市の緊急通報システムのように、異常事態が発生したときには駆けつけてくれるというサービスもついているんですね。 ですので、緊急通報システム事業も本当にいい取組だと思うんですけれども、それは今紹介してもらったようにボタンを押さないといけない。でも本当に、急に不意にボタンを押すこともできない状況というのがあると思うんです、やっぱり独り暮らしの方であったりとかは。そのボタンを押せればいいけれども、押せないでそのままの状況になってしまえば、押さないと異常事態をお知らせすることができないですよね、今使っているのは。 ですので、このセンサーであったり冷蔵庫は、この動作がないとシステムが一定時間動作、それを使っていないということになると、異常と判断してお知らせしてくれるということなので、これは私、動けなくなった際の見守りとしては、すごく安心だと考えます。 見守りというのは別に重複してもいいと思うんですね。うちが緊急通報システム、ボタンを押すのは、それはそれですごくいいですし、それと同時に、このように先ほども初期費用が1万3,000円、月550円。こういったこともそれほど高額でないので、併用して利用するのは、さらにやはり安心につながると思うんです。 一つに限って見守るよりも、身につける物がペンダント方式があって、あと家の中のセンサーであったり、ドアの開け閉め、それが重複して見守るというのが、もっと安心安全につながると思うんです。 ただ、初期費用が約1万3,000円、これ私本当に、あっ、1万3,000円かと思うんですけれども、やはり日常生活1万円を超えると、どうしても絶対これが必要だというもの以外は、ちょっとどうかな、いいかなと、ちょっとやっぱり検討する部分も出てくると思うんですよ。 それを本市のほうで、2分の1であったり3分の1であったり、少しでも補助があると、大変使いやすいと思うんですね。見守りというのは、やっぱり市民の安心・安全、命につながってくるという施策になりますので、ぜひ、今後またもう一度前向きに御検討いただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。 あと、令和3年度は、その緊急通報システムのほうの利用が78件となっておりますが、令和4年度現時点での利用件数というのは何件かお分かりになりますでしょうか。またそのうち、お体に不自由のある方の利用件数というのは、何件あるか分かりますでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  令和4年12月現在の緊急通報システム事業の登録者数は、新宮高田地域で76人、熊野川地域では12人、計88人となっております。このうち、新宮高田地域76人のうち、1人の方が障害のある方というふうになっております。利用者も少しずつではありますが、増加しているところであります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 1年で約10件の増加ということで、利用していただくのはすごくうれしいんですけれども、これを必要とする方が増えてくるというのが、少し残念かなという気もします。 その中で、この緊急通報システム利用条件というのが、65歳以上で緊急対応を要する非課税の方となっておりますが、以前より提言しております、この条件を緩和できないでしょうかということなんですけれども、非課税世帯ではなく全世帯を対象にする。それが無理であれば所得制限をつける。あと、65歳以上と言わずに年齢を引き下げるなど、一定条件をつけるということが必要にはなってくるのかと思うんですけれども、やはり、さらに利用しやすいという施策に変えていただけるよう、検討していただいていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  現在の緊急通報システム利用条件でありますけれども、市内に居住し、固定電話を有する市民税非課税世帯の方のうち、65歳以上の独り暮らし高齢者またはこれに準ずる世帯の方、もしくは独り暮らし身体障害者世帯またはこれに準ずる世帯の方となっております。 市民税非課税世帯等の要件緩和についても、これまで協議を行ってきましたが、予算に対しての影響も考慮し、今後も引き続き様々な情報を収集しながら協議を続けてまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 本当に協議していただいているのは、よく次長のほうからも聞いていますので、ありがたいなと思うんですけれども、やはりこの予算なんですけれども、これ旧市内と高田のほうが1,975円、熊野川町が2,175円という委託料であって、現在200万円ほどの予算だと思うんですけれども、仮にこの利用条件を緩和して、もしこれが倍の200件の利用件数になったとしても、概算なんですけれども474万円ほどで500万円足らずということなんですね。 そこを多いと見るか低いと見るかはあれなんですけれども、ただ、この予算で市民の命が守れるということになれば、私はぜひこれは前向きに御検討いただきたいと思いますし、先ほども申し上げました、新しい見守りシステムを紹介してもらった分もなんですけれども、本当に大変大きなもう何千万円というその大きな予算でなくて、本当に、このように今言ったように500万円足らずの予算であったりとかをつけることによって、これが本当に全部必要かどうかは分からないですし、この予算で、事足りるのかどうかというのも、これから御検討も要ると思うんですけれども、本当にこの大変大きな予算を投入することなく、市民の安心安全、そしてその高齢者というか、親から離れたところに住んでいる御家族が、安心して見守ってもらっているという、そういうシステムを導入しているということで、離れている子供さんたちもある程度安心できる環境になるのかなと思いますので、ぜひ命を守るための施策として、前向きに考えていただきたいと思います。 私、これ本当に75歳以上の独り暮らしの方や高齢者世帯のみの方のお宅には、市から本当に配付して利用していただきたいと思うぐらい、本当に何とか見守りのほうを充実していきたいなと思っていますので、ぜひお願いしたいと思います。 次に、医療的ケア児を対象に、本市のほうは蓄電器の補助がなされていますが、必要な方全てに漏れなくこの制度を利用していただいていますでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  福祉課、前地より答弁いたします。 現在、電源が必要な医療機器を使用している医療的ケア児は4名で、全員から既に申請はいただいております。そのうち3名にはもう給付済みでございまして、あと1名は給付に向けての事務手続中でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 じゃ、必要な方に全て利用していただいているということで、よかったなと思います。これからも必要な人に必要なものがしっかりと行き届くように、御対応をお願いしておきます。 次に、高齢者ドライバーの見守りについてなんですけれども、運転免許証返納の支援策として、ペダルの踏み間違い時加速抑制装置の後づけに対する補助制度の設置というのを継続して提言させていただいているんですけれども、先日、11日の日曜日に、丹鶴ホールにて京都府亀岡市での交通事故被害者の遺族である中江氏の講演がありました。被害者になるということがどのようなことかということで、どれだけ苦しいかということを聴講していただいた方々の心には届いたと思います。 交通事故被害者をなくすためには、加害者をつくらない取組が必要不可欠だと言われております。令和3年10月末現在、本市における65歳以上の免許保有者の数というのが、75歳から79歳が1,836人中1,052人、57%、80歳以上が3,876人中904人の23%となっております。そして、65歳以上の方の免許保有者が55%という結果となって、これは本市においてなんですけれども。 それで高齢者の悲惨な事故というのが75歳以上のドライバーによるものが多く、6月22日付の新聞に、警察庁のまとめというのが掲載されておりまして、2021年の75歳以上の運転免許保有者数は、前年度より約19万4,000人増の約609万8,000人、80歳以上は約262万4,000人となっております。 また、75歳以上のドライバーが起こした死亡事故というのが346件で、死亡事故全体の15.1%を占めて、過去最高となっておりますとのことでした。 この高齢者社会と言われる中で、やはりどんどんこういうふうに、高齢者ドライバーの起こす死亡事故というのが増えつつある社会になってきているんだとは思うんですけれども、本市において、令和4年度、75歳以上の運転免許保有者数というのはどのようになっていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  新宮市における令和4年11月時点の75歳以上の高齢者人口は5,793人であります。このうち75歳以上の運転免許証所有者数は2,108人となっており、所有率は36.4%というふうになっております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 やはり令和3年、昨年度よりも若干800人ほど増えているのかなと思います。人口は減っても、その保有者率というのがやっぱり増えているんですよね。運転免許証返納というのは、その後の生活の利便性というのが、やはり下がるということはまあ言うまでもありませんが、高齢者の免許返納によって、高齢者の方がひきこもりになったり、孤立の引き金にならないよう、また健康を損なったりとか記憶力の低下、運動機能の低下ということにつながるおそれも大いにあるんですけれども、その運転免許証返納というのを本当に私たちが危険を感じて促すのであれば、併せて生活の利便性というのを下げない施策も同時に行うべきであると思います。 高齢ドライバーによる事故さえなくなればそれでいいんだという考えではなくて、運転免許証返納後も、その返納した人が無理なく今までと変わらずに生活できるという支援策というのが必要であると思います。 自家用車の維持管理費というのが、もうこのタクシーとか公共交通機関を使用するほうが安価となるというような施策を、本市も構築していく必要があると思うんですけれども、お体に御不自由がある方、または介護認定のある方という方には、その支援体制というのが構築されておりますし、いろんなサービスがついているんですけれども、運転免許証を返納したことによって交通弱者となった方への支援というのは、まだ構築されていないように感じます。 今、交通整備もしてもらっているんですけれども、例えばその中でですけれども、75歳以上の高齢ドライバーの方2,108名全員に、もしもこの本市としてバスやタクシーの割引チケットを3,000円の補助券を交付したとしたら、632万4,000円という予算が必要となってくるんですね、単純に概算として。 でもこの金額というのなら、何とか命を守るための施策として、必要経費ということで財政上出動が不可能な金額ではないんじゃないかと考えるんですけれども。そこで非課税であるとか条件をつけて、さらに予算額を減少させることもできると思うんです。 支援策であるんですけれども、支援策と言いつつも、やっぱり結果それは高齢者とその家族に被害者、加害者を生み出さない政策、命を守るための支援金と考えれば、絶対必要経費であると考えます。 令和元年6月議会の一般質問におきましても、担当者は今お替わりになりましたが、免許証の返納支援策、当然していかないといけないと考えております。調査が十分必要だと思いますとの御答弁をいただいております。 途中、想定外の対応困難なコロナ禍という異常事態も発生した状況もありましたし、十分な今調査研究もしていただいていると思うんです。それでまた本当に担当課には感謝も申し上げるところなんですけれども、しかしながら、この命を守る政策、施策、支援策であるにもかかわらず、あまりにも長い調査研究であるのではないかと感じるのは私だけなんでしょうかと思うんですけれども。 運転免許証の返納後の支援というのをぜひ構築していただいて、自主返納の選択がしやすい環境づくりというのを、本当に早期に確立していただけるように、改めて強くここでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 次に、これも継続して提言しておりますアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置をつけるための費用の補助というのについて。これも金額も様々なんですけれども、平均5万円前後かと考えます。先ほど免許保有者数から例えて75歳以上に制限なしで、もしもこの5万円という後づけの装置に補助金上限2分の1として2万5,000円という補助制度を設立したとしたら、やはりこれはちょっと金額が5,270万円とかという概算が出るんですけれども、またこれを2分の1の補助に計算したりとか上限を3万円までとして、あとさらに非課税とかの条件をつければ、財政出動というのはさらに軽減されます。 この補助制度というのは高齢者ドライバーに限らず、できれば障害のある方であったりとか、安全に運転をしたいと考えている方、そういった方にも対応して考えていただきたいなと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  以前からも御意見をいただいております。今後関係課ともしっかり協議を行っていきたいというふうに思っております。
    ◆7番(濱田雅美君)  よろしくお願いします。これ、本当に複数の課、福祉課であったりとか高齢者のほうで幾つかの課が一緒にお話していただかないといけない施策と思いますので、簡単にはいかないと思うんですけれども、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。 今まで提言してきた見守り施策なんですけれども、緊急システムの利用対象でない方であったりとか、障害手帳をお持ちでいない方、また様々なサービスを受けていない方ですね。また、今はこの地域で市民の方が自主的に地域のサロンを開いていただいているんですけれども、そのサロンに行けない方であったりとか、様々な見守りに対しての、やはり行政だけでは手の届かない方々というのがやはり多くまだいらっしゃると思います。 その手の届かない方々の見守りというのをどうするかというのに、すごく課題は多くあると思うんですけれども、以前も言いましたが、企業であったりとか、あと団体などと行政が包括提携をしていただいて、行き届かない方々の見守りをしていただくという、きめ細やかな市民サービスを行っていただきたいと提言させていただき、その後、幾つか市長のほうが新宮市と団体であったりとか、あと企業であったりとかというところと提携先も少しずつ増加しているように思います。それはすごくありがたくうれしいことであります。 見守りというのは、本当に見守りと簡単に言いますけれども、なかなか行政だけではしっかりと行えない場面もあるのかなと思うんです。ただ、自分の両隣の方を気にかける。いつもこの人は何時にこの新聞を取りに来るよね、このおじいちゃんとか、電気がついていないとか、この暗いのに電気がついていないとか、本当に両隣の方だけを気にしながら毎日の生活を一人一人が行ってくれれば、見守るということにもつながると思うんですね。 ちょっと様子がおかしいということがあれば、やはりこちら市の担当課につなげていただいて、守れた命というのもあるということもお伺いしました。ですので、命を守る施策というのは、本当に独り暮らしの方や高齢者のみの方の世帯、またお体が不自由な方など、毎日が本当に少しでも安心して過ごしていただける、また先ほど言いましたけれども、離れて暮らす家族の心配が少しでも軽減して、離れていても心配が軽減されるというような環境を、今後もさらにつくっていただいて、きめ細かな取組ができるまちづくり、新宮市であってほしいと思いますので、またここのところもよろしくお願いしておきます。 次に、認知症カフェ、ここで仮称としておりますが、居場所づくりについてお伺いします。 今からこの認知症カフェというのを仮称として使わせていただきますので、よろしくお願いします。 子供から高齢者まで誰もが集える居場所づくり、その中で、認知症とその家族が安心して気兼ねなく出かけられる必要性を継続して提言しております。やっと兆しが見えてきた頃にコロナ禍となって、実現に至っておりませんが、その後、本市においては、各地域に、地域の方、市民の方がサロンの開催というのをしていただいて、少しずつサロンの場所が増え始めて、様々な取組をしてくださっております。 このサロンの存在というのは、居場所づくりだけでなくて、見守りであったり支え合いということにつながって、大変うれしい取組であり、それが地域の方々が、本当に自ら自主的に主導を取っていただいて行っていただいているのは、うれしくて感謝の気持ちでいっぱいです。 認知症カフェの在り方というのも、今まで担当課の方と手探りをしながら、本当にああでもない、どのような形が新宮市に合うのかとかと本当にいろいろ調査研究していただいて、もう本当にそれはもう頭の下がる思いでした。 今も手探りしながら、どういうふうな形がいいのかというのをお考えいただいているんですけれども、やはりこの一からつくっていくというのがすごく大変で、課題も多いのかと思いますし、その頃はこの地域のサロンというのが、ここまで数が多くなかったと思うんですね。ですので、今、このサロンを基に市民の力を主導として、そこに行政の支援がある取組ということが理想かというのを考えておりまして、そこでそのサロンの協力を得て、認知症の方とその家族が参加できる取組というのができないかと思います。 その際、認知症を正しく理解していただくということが必要不可欠であると思うんですけれども、このようなことについて、本市は今後どのようにお考えいただいていますでしょうか。 ◎地域包括推進課長(辻本美恵君)  地域包括推進課、辻本より答弁させていただきます。 認知症の方や、その家族が参加できる居場所は必要と感じております。今実施に向けて、他市町村のサロンを参考にしながら、現在実施しているサロンの中で、民生委員や福祉委員、社協の方の協力を得ながら、認知症の方やその家族等、誰もが参加できるサロンが実施できるよう、今協議しているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 また、その場所で専門職に相談のできるという環境整備もぜひお願いしたいと思うんですけれども、その点はどうでしょうか。 ◎地域包括推進課長(辻本美恵君)  サロンを開催する際には、家族等の日頃の悩み相談には地域包括支援センター職員が対応し、介護などの情報交換とか、地域の人と交流できるようなサロンを目指しまして、認知症の人やその家族が過ごしやすい環境を整備していきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぜひ、その相談できる環境というのと、この居場所が開催できることをお願いしたいんですけれども、やはり1人で悩まずに、同じ立場であったりとか、あと専門職の方に相談したり、あと話を聞いていただいたり、またそのときにアドバイスをもらったりとか、私も一緒なんやよ、同じような悩みあるで、とかという言葉というのが、すごいやっぱり支えになったりとか、あと気持ちの切替えであったりとか励みになって、また頑張ろうとか、また家に帰って頑張れるとかというその思いになると思うんですね。 やはり、そういった場所というのは必ず必要だと思いますし、昨日、先輩議員が、「おれはこの一つのことを8年声を上げやるんや」というふうに、一般質問でおっしゃっていたんですけれども、私も考えると、この認知症カフェというのを9年声を上げさせてもらっているんですね。ですので、もうぜひ本当に、何とかこれを前向きに御検討いただいて、一日も早く実施をお願いしたいと思います。 そしてまた、形づくりがなかっても、やっていってれば、その場でここはこうやってやっていこうかとか、こっちはこうやってしたほうがいいかもしれないねという、どんどんいい形になってくると思いますので、ぜひ最初の一歩というのを早く踏み出していただければありがたいと思いますので、お願いしておきます。 認知症とその家族に限らずなんですけれども、本当にこの認知症という例えを出していますが、その中でも持病を持った外に出にくいという方と、介護が必要で、家族の方であったり介護者というのが家の中に引き籠もったりとかすることなく、本当に少しでも前向きな明るい気持ちで外に出られるというまちにしていきたいと思います。 理解してくれる人たちがいて、気兼ねなく安心して出かけられる居場所がたくさんあるまちというふうになればいいと思います。ウィズコロナの中たくさんの課題もあると理解しますが、ぜひ前向きな取組をお願いしたいと思います。 やはり、そういった介護が必要な方、介護をされている方というのは、どうしても外に、元気な方の中に入っていくというのを、自分から遠慮しがちになると思うんですね。そういったことが本当にないよというような、誰でも来てくださいというか、本当に気兼ねのない、そういうふうに出かけられるというのが一番大切かなと、それもまた見守りということにつながると思いますので、よろしくお願いします。 次に、災害時避難行動要支援者リストの作成についてお願いします。 要支援者リストの作成は、災害時の逃げ遅れをなくすことはもちろんですが、避難後の生活であったりとか、平常の際の見守り、支え合いなど、重要なリストとなり得ます。庁内の各担当課の連携も大変重要視されることと思います。 この個別避難計画の作成のため、本市は今年度、支援者調査業務委託料として238万5,000円の予算づけをしております。業務委託料についての進捗状況をお教えいただけますでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  健康長寿課、中上より答弁いたします。 名簿登録及び個別支援計画の策定を推進すべく、ケアマネ事業所及び障害者相談支援事業所への登録申請書調査及び個別支援計画確認業務の委託準備を進めているところであります。 10月28日また11月14日に、委託先候補と見込まれたケアマネ事業所25事業所に説明会を行い、11月21日には、障害者相談支援事業所6事業所に説明会を実施いたしました。 その後、受託意向を確認した結果、ケアマネ事業所25事業所のうち20事業所、相談支援事業所6事業所から受託の申出をいただきました。今後、3月までに受託のお申出をいただいた事業所を個別に訪問いたしまして、委託業務内容を説明しながら準備を整える予定であります。 また、委託と併せまして郵送や訪問等についても実施する予定であります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 では、これから事業所を訪問して説明をしていただいてということが始まるということで、実際に作成に携わっていただくということは新年度あたりということで把握してよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  この事業においては新規事業でありまして、またケアマネ事業所及び障害者相談支援事業所においても、これまでに行っていない業務となるため、事業所からの質問に丁寧に対応しながら説明会を、準備を進めてまいりました。 説明会後も、受託希望事業者への個別説明を行い、様々な意見への対応等準備を行う必要があるため、契約については令和5年4月1日を予定しているところであります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 また、このリストの作成に当たって、一つの作業が増えたと言ったら言い方悪いんですけれども、事業所にお願いして理解をしてもらわないといけないという、その作業をしていただくことがまた増えてしまったんですけれども、それを理解していただいて、事業者のほうに協力を得れば、少し前に進むのかなとも思いますので、またこれまでも大変な作業だったと思うんですけれども、そこに加えて、またこの説明にお伺いして丁寧に対応していただくということが増えたことに、担当課としては骨を折っていただくと思うんですけれども、よろしくお願いしておきます。 要支援者リストというのは、作成の今後の計画というのは予定されていると思うんですけれども、どのような計画になっているか教えていただけますか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  登録申請書の作成について、これまでは郵送方式が主体となっておりましたが、今後は、委託と郵送での対応を中心に調査を進めるとともに、未返送の方については、電話や訪問にて聞き取りを行う予定であります。 また、以前に調査した方の情報更新についても、委託と郵送での更新対応を行っていく予定としております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 また、この取組というのも終わりがなく、更新を続けていっていただかなければならないという取組であるので、大変だとは思うんですけれども、重要な取組でありますので、よろしくお願いしておきます。 また、これも何度かお願いしているんですけれども、その更新までの5年間というのは、やはり長過ぎると思うんですね。もっと大変な作業を行っていただいているというのも十分理解をしているんですけれども、やはりもう少し短期間での更新というのをお考えいただきたいんですけれども、今後このケアマネの協力も得られれば、新規情報であったりとか更新の際も、さらにきめ細かく行えるのではないかと考えるんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎健康福祉部次長健康長寿課長中上清之君)  以前、登録申請いただきました方の情報更新について、おおむね5年程度としておりましたが、今後は、委託と郵送により更新期間を短縮できるよう努めてまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぜひ短縮していただいて、高齢者の方というのは本当に、日常生活、日々大きく、もう短期間でたった1日でも大きく変わってしまうときもありますので、しっかりこの計画というのが実効性のあるリストにしていただきたいと思います。 また、更新というのも、できる限り短いスパンでお願いしておきたいと思いますので、本当にこの作業というか、この取組、この事業は、担当課にとってはもう本当に大きな大きな大変な作業をしていただいているのは十分理解しておりますが、そこに加えてこうしてくれ、ああしてくれというのは、もう本当に申し訳ないんですけれども、ぜひよいリストになって実効性があって、これが日常、本当にそのリストがあるから、たくさんの方を守れるというようなリストにしていただきたいと思いますので、お願いしておきます。 12月の広報新宮というのにも避難行動要支援者の名簿づくりと、個別の避難計画づくりを進めておりますということを、要支援者の名簿と避難計画というのがどのようなものなのかということを広報していただいておりました。 これによって市民の方に理解が深まって、また御協力を得ることも期待しておりますし、福祉専門職の参画によって、様々な課題はたくさんあると思うんですけれども、実効性のある個別避難計画というのが大きく前進することを期待しております。ぜひ、実効性のある計画づくりになされることをお願いしておきます。 次に、犯罪被害者支援条例制定について、お伺いいたします。 昨年の12月議会において犯罪被害者支援条例の制定を提言させていただきました。その際もお伝えしたんですけれども、国が制定した被害者等支援基本法というのはあるんですけれども、それは、市民、国民の方にはなかなか手が届かず、そこには当事者の思いや声が反映されていないとお伺いしました。 昨年12月の大阪北新地放火遺族らは、犯罪被害者給付金が遺族に十分支払われていないというおそれがあるとして、法務省に見直しを求める要請文を手渡したとあります。 これは、国に対してではありますが、各自治体での条例の制定というのも、ある日突然、被害者となった人たちの救いとなり、条例の制定があるかないか、自分たちが住んでいるまちに条例がないとなったときの被害者にとっての違いというのは、大きく生じます。そして、あれば被害者にとっては大きな支えになります。 条例が本来役立つことがないのが一番の願いなんですけれども、被害者が二次被害を受けないためにも、道に迷うことがなく進んでいくためにも、本市にも条例の制定が必要だと考えます。条例制定については、被害者の思いと声というのを反映した、被害者に寄り添った支援者のための条例制定というのをなされないと意味がないと考えております。そのためにも、紀の国被害者支援センターの担当者であったり、被害者本人の意見や経験、考え、そして何に困って何が必要であったかということを、実際にしっかりと聞いていただきたいと思います。 また、被害者の調査結果というのもあるので、それを参考にしていただきたいという御意見も参考にしていただきたいと思うんですけれども、昨年、今紹介しました大阪の北新地の放火遺族らのように、このようなことのないように、本市の条例は、被害者のための条例制定となるように御尽力いただきたいと思います。 また、今提言しているこの条例の制定については、どのような進捗状況であるのかを教えていただけますでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 条例制定につきましては、市長からも検討するよう指示を受けております。 現在、制定済みの県内の自治体の問題点や懸案事項を洗い出し、取り組むべき支援策を検討しており、条例化に向け調査研究を進めているところでございます。 また、庁内での横断的な取組や、またプライバシー等に配慮した対応も求められることから、相談等に対する連携体制の構築も進めているところでございます。 被害者に寄り添った支援、安全で安心に暮らせる社会実現のため、条例制定に向け取組を進めているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 本当に担当課には、丁寧に調査研究していただいていることを、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。 また、市長にも前向きに御検討いただいて、取り組むように指示をしていただいたということをお聞きしております。本当にありがとうございます。 この被害者のための条例制定でありますから、被害者のための条例ということになって、あと、やはりあるところも、その制定されている自治体においても、やはり、なかなかそれを活用というか、声が上がらないということも聞いているんですけれども、その声が上がらないというんじゃなくて上げられない、またはそれどころじゃないというか、そのときにはそんなことは考えられないという心の余裕が当事者にはないと思うんですね。 だから、そこら辺にも寄り添っていただいて、やはり本市、新宮市は、寄り添った支援策というのも、今後、相談窓口であったりとかということもしっかりと行っていただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。 以上で、福祉のほうを終わらせていただきます。 次に、学校教育のほうをお伺いします。 体育館施設及び小中学校体育館への冷房設備の設置についてお教えください。 継続しての提言後、担当課が視察に行っていただいて、この12月議会において、体育館施設2か所と小中学校の計8校に冷風機が設置される予算計上というのがなされておりました。体育館2施設の予算が611万6,000円、中学校、小学校各1,223万2,000円。全体の予算額で3,058万円とあります。 この予算案がこの議会で可決されれば、設置の運びとなると思うんですけれども、冷風機の設置というのは、1校に4台設置していただいて、体育館施設にも4台の設置、あと設置された場合は、3度から5度室内温度が下がる見込みであるというふうにお聞きしておりますが、これで間違いないでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  教育政策課、馬込から御答弁させていただきます。 導入を考えております大型気化式冷風機につきましては、今年9月初めに、白浜町の小学校の体育館のほうへ確認しに行ってきました。 そのときの状況ですが、体育館内の気温31度に対し、4度低い27度の風が出ておりました。また、メーカーのカタログでは、そのときの温度や湿度によって効果が異なりますが、5度から9度程度低い風が出るとのことです。 また、運用に当たりましては、授業が始まる少し前につけておくことにより、ある程度温度が下がった状態で授業に入れるということもお聞きしておりますので、工夫して運用していきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 それだけ温度が下がれば、やはりかなり体感温度も違うと思うんですね。あと、授業が始まる前にそういうふうに準備をしていただけるということなので。 それでは、その予算が可決されれば、冷風機というのは、いつ頃その各施設のほうに設置予定でしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  今議会におきまして予算の可決をいただけましたら、今年度中の導入を予定しておりまして、来年の夏は、暑さが増してくる6月頃から使用していくことになると考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 結構早く進められるということですね。 あと、この蓬莱体育館と丹鶴体育館に設置予定なんですけれども、この設置していただいて、その冷風機を利用した際の利用料というのはお考えでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より御答弁させていただきます。 今回、設置予定の冷風機の電気代等のコストにつきましては安価になる見込みのため、利用料金については現在のところ改定する予定はございません。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 多分、これを使う方、やはりまた利用したら料金上がるんかなというところがあったと思うので、今のところは変わらないということは、恐らく利用する方は大変喜んでいただけると思います。 また、今言った蓬莱体育館と丹鶴体育館に設置していただけるんですけれども、この大浜の総合体育館であったりとか、佐野体育館、こちらのほうの設置予定というのは、今後はどのようにお考えでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  蓬莱体育館と丹鶴体育館につきましては、指定避難所となっていることから、避難所として開設した際の新型コロナウイルス感染症拡大の防止と、夏季の時期に開設した場合の暑さの緩和を目的に設置予定であります。 総合体育館と佐野体育館につきましては、この2施設に比べ規模も大きいため、今回設置予定の施設における利用状況や効果、課題などを検証し、議論してまいりたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 やはり避難施設であることであったりとか、あとの2施設は大きさであったり課題があるということで。また同じように大変だと思うんですけれども、調査のほうよろしくお願いします。 同僚議員からも、これについては予算についていろいろ上がりまして、エアコンの設置を提言されておりました。確かにそれはもうエアコンのほうが絶対いいに決まっていますし、設置が可能であれば、大変うれしく好ましく思います。 ただ、今回の予算のそれには、予算を概算していただいていたんですけれども、10倍以上の予算が必要であるということになれば、今すぐ実現化というのも大変難しいのではないかと思います。時間もかかるでしょうし、調査、また今から始めると、少しまた先になってしまうということもありますので、ならば先ほど今御答弁いただきましたように、来年の夏に間に合う冷風機の設置というのを考えていただいて、今回予算も出てきているということなので、それを早急に対応していただいて、また暑い、もう本当に命の危険にさらされるような暑さもきっとやってくるでしょうから、それに対応して早急に今対応できることを対応していただく。 そして、その後エアコンの設置が可能なのかというようなことを、また調査研究をしっかりしていただいて、進めていただければいいかと思いますので、それをお願いして、この項を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午前10時57分--------------------------------------- △再開 午前11時14分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) マスクを外させていただきます。 それでは休憩前に引き続き一般質問を行わせていただきます。 次に、子育て支援についてお伺いいたします。 王子ヶ浜小学校区内の放課後児童クラブについてお伺いいたします。 来年4月より王子ヶ浜小学校区において、念願の放課後児童クラブが開設されます。12月の広報新宮にも申請期間のお知らせをしていただいておりましたが、再度確認のため、お伺いいたします。 申込み日時と定員数をお教えください。また、利用料金の御説明をお願いできますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 募集につきましては、年明けの1月4日から1月20日にかけて行います。定員の定めはございませんが、国からは、学童の適正規模は40人程度ということが示されているところでございます。 また、利用料でございますが、月額8,000円となっておりまして、減免制度につきましては、生活保護世帯が全額の免除、小学4年生から6年生が半額の減免、同一世帯から2人以上の児童が利用する場合、2人目以降が半額の減免、ひとり親家庭医療費受給資格者証の交付を受けている世帯は半額の減免、市民税非課税世帯は半額の減免となってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  御丁寧にありがとうございます。 この12月広報新宮に募集の記事を載せていただいていて、あと利用料金を幾らなのか知りたいというか、新しくやはり王子ヶ浜小学校区内にできるので、利用したいという人が、ちょっと利用料金を幾らか知りたいんやけれどもということで声をいただいて、やっぱり利用料金が分からないとちょっと不安というか、申込みしようかどうか、どうしようかというところもあるんやというふうにいただいたんで、その利用料金というのは、申請のときに窓口で御説明いただけるのかなとも思うんですけれども、もし、それまでにお知らせできるホームページとかもあるんですか。 また、利用料金の、もう一度改めて王子のほうには新しくできることなんで、できたらこの4月の開設までの間に、どこかで利用料金を広報とかに載せられたら、また載せていただければうれしく思いますので、お願いしておきます。 皆さん利用料知っていただいている方は、もう御存じの方も多いと思うんですけれども、また新たに利用したいと考えている人もいらっしゃると思いますので、お願いしておきます。 現在、たんぽぽに、王子ヶ浜小学校区内の児童が30名ほど行っているということをお聞きしておりますが、その児童が、皆さん王子のほうに児童クラブができたとしたら、やはりそこを希望する方もいらっしゃると思うんですけれども、もし、その30名が全員王子のほうに移ったとしたら、40名の枠だったら残り新しい新規の方は10名ほどということで考えてよろしいですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  適正規模が40名とされているところでございますが、40名の枠ということではございません。ある程度の人数増は柔軟に対応していきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 そしたら、そのときに応じてということで、臨機応変にということでよろしくお願いいたします。 王子ヶ浜校区内の児童クラブの指導員として、パンダハウスとたんぽぽのほうから応援が行くということを聞いておるんですけれども、それで間違いないですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  はい、そのとおりでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  では、パンダハウスからとたんぽぽからの指導員数というのが王子のほうに移ってしまうと、もともとのパンダとたんぽぽの指導員数が不足となって、残った指導員の負担増ということの心配はないんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  王子学童の開設に当たりまして、既存の学童、井の沢放課後児童クラブ、パンダハウスから指導員の応援をいただけることとなってございます。 これまで実際に学童の運営に携わってこられた方たちですので、王子の環境に移っても、それまでのノウハウを生かしてくれるものと思ってございます。 既存学童への影響でございますが、井の沢放課後児童クラブについては、先ほどおっしゃっていただいたとおり、王子ヶ浜小学校、神倉小学校の児童が通所しております。王子学童開設後は、王子ヶ浜小学校の児童は王子学童へ移ることとなりますが、井の沢放課後児童クラブについては、児童数が半数程度となることが予想されます。それに応じて指導員も少なく変更する必要があるというふうに考えてございます。パンダハウスにつきましては、指導員を新たに採用する予定もあると聞いてございます。 長年勤められた方が抜ける影響がないと断言はできませんが、運営に支障はないものと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 やはり、新規の王子児童クラブにとっては、経験豊かな指導員が来てくれるというのは心強いですし、うれしく思うんですけれども、コロナ禍で大変な中、やはり感染対策であったりとか、今までの日常に加えて作業が増えている中、またさらに指導員の方が少なくなったことによって、負担増にならないかということを大変危惧しておりまして、今御説明していただいた中で、多少なりとも、そういう大きな不安、心配はないのかなと思いましたので、少し安心しました。 また、王子ヶ浜小学校区内の放課後児童クラブというのは、ここら辺は、やっぱり地元住民の子育て世帯の方々の念願でありました。それができるということで、大変喜んでいる声も聞きます。 また、この児童クラブの運営というのが、よりよいものになってくれることを願うとともに、この児童クラブを通して、また地域住民のつながりというのが、さらに強化されるのではないかとも考えられますので、大変うれしく思っております。また、新しく運営されることによって、いろんな課題とか、また出てくると思うんですけれども、担当課等の方には御尽力いただくことも多くなると思うんですけれども、よろしくお願いしておきます。ありがとうございます。 では、次に、ヤングケアラー支援についてお伺いいたします。 令和3年9月議会で取り上げさせていただきましたヤングケアラーなんですけれども、このヤングケアラーというのは、介護や病気の家族のケアを担う18歳未満の子供のことを示す言葉であります。以前の議会でもお伝えしたんですけれども、厚生労働省において、文部科学省と連携して行ったヤングケアラーの実態に関する調査研究で、公立中学校2年生の5.7%、17人に1人、公立の全日制高校2年生の4.1%、約24人に1人が世話をしている家族がいると回答。1学級につき1人から2人のヤングケアラーが存在している可能性があるということが分かったという調査になりました。 県のほうは、ヤングケアラーについてのアンケート調査というのを実施していただいたんですけれども、その調査の結果というのは、本市は把握しておられますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  昨年の秋に県の福祉保健部のほうでアンケートされたというのは、お聞きしておるところです。概要等については、ホームページ等を通じて存じ上げております。 なお、和歌山県の教育委員会のほうは、中学校、高等学校、特別支援学校の生徒を対象に、現在、ヤングケアラー把握のためのアンケートのほうを実施しておるところです。生徒にアンケート用紙を配布いたしまして、各校にて取りまとめ、市町村教育委員会を通じて県教育委員会のほうで集計する予定となっています。そちらのアンケートにつきましては、現在、各校において生徒の回答を回収している最中でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 それをしていただいているということで、本市におきましては、子供の貧困という問題に関する現状を把握するとともに、今後の子育て支援に関する方向性を検討することも目的として、日頃より子育て支援や教育に関わる方々から、市の実情や必要な支援策をお伺いすることを趣旨として、生活実態調査を実施されました。このアンケートの主な調査対象の関係機関、団体、支援者というのは、どのような方々がいらっしゃいますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課梶田より答弁させていただきます。 本市の子育て支援に関係する機関、団体、支援者を対象といたしまして、令和3年11月にアンケートを実施したところでございます。 具体的に申しますと、保育園、幼稚園、小中学校などの子供の所属機関、児童館、学童保育、放課後等デイサービスなど、放課後や長期休暇の子供支援を実施している機関、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、適応指導教室などの就学児童の相談支援機関に対しまして調査を行いました。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 この生活実態調査の回収が44件となっておって、ヤングケアラーの回収のほうが42件となっているんですけれども、対象の件数というのは一緒の件数で、回収だけが2件ちょっとできていないということでよろしいんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  そのとおりでございます。 対象件数としていたしましては、50件でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  この調査において、子供たちの実態というのを本当に把握する調査となっているんでしょうか。それとも、子供たちの実態を把握するにはまだまだ、やはり奥が深いので、本当の実態を把握できるかといえば、なかなか難しいとは思うんですけれども、この調査のみというか、調査だけで、これからこの取組を始めていくということなんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  このアンケートの目的でございますが、各関係団体の皆様がヤングケアラーについてどのような認識を持っているかを調査するものでございまして、個別具体的なケースを把握するものではございません。現在のところ、市単独でヤングケアラーの実態調査はまだ行ってございません。児童生徒自身がヤングケアラーという認識がない場合や各家庭の事情によりまして家庭内に踏み込むことが難しいという状況もございまして、なかなか問題が表面化しづらいということが言えると思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  確かにデリケートな問題で、本当に難しいと思うんです。 ただ、本当に正しく理解していただくことが必要だと思うんです。ヤングケアラーと言われて、イコールかわいそうな子とか、そういうふうな意識づけを絶対にそれはしてはいけないと思っているんです。 そこで、本市ではヤングケアラーの実態の把握というのは、どのように行われたのかということと、本市においては、子供たちの実態を把握する手段としては、どのような取組を今お考えなのかということを教えていただけますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  国や県、市におきましても広報啓発活動を行ってございまして、社会的にヤングケアラーの認知度は上がってきているものと感じてございます。 次に、行うべきことでございますが、子供たちとふだんから接していただいている学校や保育園など各関係機関の職員の皆様が、ヤングケアラーとはどういうものかということを正しく認識し、理解を深めていただくための取組が必要と思ってございます。その上で、市当局とも連携を密にいたしまして、必要な支援につなげることが大事だと思ってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 本市におきましては、新宮市子どもの貧困対策推進計画の素案が出来上がったんですけれども、これが、ヤングケアラーに対する支援については、要保護児童対策地域協議会というのを活用し、関係課や関係団体と連携して、ヤングケアラーの支援について検討していきますとありますが、またこの検討というのは具体的に、今決まっていますでしょうか。それとも、これからでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  要保護児童対策地域協議会でございますが、こちらについては、虐待を受けた子供の適切な保護や虐待のおそれがある家庭の支援のために、市、児童相談所、学校、保育園などの関係機関が、情報交換や対応について検討するための協議会でございます。 今年度、実際に相談があったケースにつきまして、要保護児童対策地域協議会に登録し、関係機関で集まりケース会議を実施するなど、連携して対応しているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ヤングケアラーというのは、本当にデリケートな問題で、一言で取り組めることではないと思うんですけれども、早期発見や支援体制の確立のためのヤングケアラー支援体制強化事業では、自治体が行う実態調査や福祉、医療、教育などの各分野のソーシャルワーカー向けの研修などの事業費を国が補助する自治体が、福祉事務所にヤングケアラーコーディネーターを配置して、民間の支援団体などとの連携体制を整えた場合、当事者が支え合うピアサポートなどの活動に取り組んだ場合などにも事業費を補助することを想定しています。 文科省は、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる相談体制を充実させる事業などにヤングケアラー支援も含めたというふうになっておりますが、本市において、ヤングケアラー支援体制強化事業については、どのようにお考えで、どのように取り組んでいくんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  現在、子育て世代包括支援センターと子育て推進課の家庭児童相談業務におきまして、児童に関する各種相談対応を行ってございます。 関係機関からは、児童虐待相談や不登校相談など様々な相談を受けてございますが、現状では、ヤングケアラーに関する相談は、相談件数全体のうちごく一部でございまして、現状の子育て世代包括支援センタースタッフや家庭児童相談員によって対応ができているものと認識してございます。 もし、今後ヤングケアラーに関する相談や対応が増加してくることがありましたら、ヤングケアラー支援体制強化事業の利活用を検討していきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  本市では、子育て世代包括支援センターが、現在ヤングケアラーに関する相談窓口となっておりますが、福祉、介護、医療、教育の連携に加えて、NPOや支援機関などとの連携も図って、ヤングケアラーに必要な支援をつなげていくことが必要不可欠であると考えます。 ヤングケアラーを早期に発見できる可能性が高いのは、やはり子供と接点の多い教育現場ではないかと思いますが、その点はどのようにお考えでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より答弁させていただきます。 欠席や遅刻が増えるなど、いわゆる不登校傾向や、また精神的な不安定さが増したように見えるなど、子供たちの変化にいち早く気づきやすいのは学校ではないかと考えています。 また、そのような子供たちの状況を把握する際、子供たちそれぞれの特性であったり、友人関係、家庭環境などの視点で、その状況等の見立てを行っておるところですが、その視点の一つにヤングケアラー対応の視点を加えることにより、この問題の早期発見につながると思っております。 ただ、ヤングケアラーの問題が、目に見えた行動に出てこない児童生徒もおると思います。そのような子供たちの把握のために、例えば、現在各校で実施されています人権アンケートであったり、生活アンケートの質問項目にヤングケアラーに関する項目を入れることで、より情報をつかみやすくなるのではないかと考えておるところです。 各地で早期発見に向けた先進的な取組も実施されつつある状況でございますので、本市において、どのような形がよいのか検討してまいりたいと思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぜひ、ほかの自治体とか、そういうことも確認していただいて、なるべく早く子供たちの見守り体制とかヤングケアラーの早期発見につながるようにお願いします。 また、今、教育現場においてヤングケアラー支援というのは、現在は、どのような取組というのが行われているんでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  ヤングケアラーにつきましては、生徒、保護者にそれを知っていただくため、和歌山県が作成しました啓発用のクリアファイルを令和3年10月に中学生を対象として配布しております。 また、先ほど申し上げました今回の県アンケートを実施する際にも、その実施協力文書の中にヤングケアラーの説明を入れることで、その概念の周知を図りました。不登校傾向があるなどの児童生徒の中には、ヤングケアラーではないかと思われる子供も存在しておりますので、現在も関係機関と情報共有しながら対応しているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今、令和3年10月に中学生に配布をしていただいたようなんですけれども、これ、小学生の高学年、4年生以上、5、6年生ぐらいのあたりには配布は予定されていませんか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  その時点におきましては、中学校のみを対象としております。 ◆7番(濱田雅美君)  じゃ、今、ヤングケアラーに関しては、小学生のほうでは、特に取り組んでというか、小学生、あまり低学年の子にはあれでしょうけれども、5年生、6年生ぐらいだったら、もし自身がヤングケアラーの立場というのを自分でも分からないというのが、このヤングケアラーの子供たちも多いので、その子たちには、声を上げていいんだよということを知っていただきたいと思うんです。理解できるのが幾つかというのは、その線引きは大変難しいと思うんですけれども、やはり自分が苦しいとか、今こういう状態がつらいというのを誰かに言えるという環境、それがやはり1日のうちに、お休みする子も、学校に行けない子もいらっしゃるかもしれないんですけれども、誰かに声を上げる、それはやはり教育現場であったりとか、先生であったりとかという、子供たちにとっては可能性が多いのかなと思うんです。子供たちが、さすがに市役所の子育てセンターに相談に行くという知恵もありませんし、大人でもないと思うんですけれども。だから、本当に自身が、もしかしたら私はそうなんじゃないか、僕はそうなんじゃないかなということを打ち明けられる環境というのを、ぜひつくってあげていただきたいと思うんです。これは言っちゃいけないじゃなくて、相談しちゃいけないんだじゃなくて、本当につらいという思いを言っていいんだよということを聞いてあげられる、そういう環境を、ぜひつくっていただきたいと思います。 ヤングケアラーについては、今も言ったように、本人とか家族が当たり前というふうな感覚を持ってしまう危険性と、あと周りの理解がなかったりとか、あと自身がヤングケアラーであるという認識がない。また、いろんな様々な各家庭の環境、事情ということもありますので、私たちが、学校がどこまで踏み込んでいいのか分からないとかという、その実態の把握が本当につかむことが大変困難であると言われています。私もそう思います。 また、福祉であったり介護であったり医療教育の連携に加えて、NPOの支援機関とか、そういった連携というのも図って、ヤングケアラーに必要な支援ということをつなげていくということが、本当に必要不可欠であると思います。 ヤングケアラーの支援というのは多岐にわたり、子育てであったり福祉であったりとかと、たんたんと各課ではなくて、本当に庁内全課に関わると言っても私は過言ではないのかなと思います。早期発見と支援というのを必要とすると思うんですけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 相談への第一歩といたしましては、なるべく間口は広く、ふだんから使い慣れた連絡手段というものがありましたら、より相談しやすい環境に近づくものと思われます。そういった点を考えまして、市のほうでもできることは考えていきたいと思っております。 また、LINEを使った悩み相談というものが、和歌山県教育委員会が、現在実施しておりまして、こちらの制度について、市ホームページでも周知していく予定としてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 すみません。私もちょっと今、途中で答弁を求めてしまったんですけれども、私のほうも今、言っていただいたヤングケアラーの相談に対して、本市は、やはり子供でもそうですし、若い世代というのは、やはり直接窓口に行って相談となるというのは、なかなかできないのではないかと考えていて、今メールとかLINEというのを使用して相談を受ける取組というのを始めていただければ相談しやすいし、それと、あとやはり正直に自分の気持ちを打ち込みやすいのかなとは思って、ヤングケアラーの早期発見と対策、また支援にそういったメールやLINEを利用することによってつながるのではないかなと考えましたので、それをぜひ取り組んでいただきたいという提言もさせていただこうと思っていたんですけれども、今も課長のほうからも御答弁いただいたので。そういったことを、今後、本市でも取り入れていくということで、今考えていただいているんですね。 もし、LINEとかメールでやり取りしている中で、この子は本当にこれじゃ駄目だというか、本当に支援が必要、そばに寄り添うことが必要だと思ったときには、即行動に移していただいて、支援につなげていただきたいと思いますので、そこのところもよろしくお願いします。 ヤングケアラーというのは、本当に皆さんに正しく理解していただきたいと思います。それを、また知らせていくのも、行政と、また私たち議会のほうもしっかりと理解をして、正しくみんなに知っていただくということは必要だと思うんです。 ヤングケアラーの子供の行動自体は、本当に尊いものだと思うんです。決して、それ自体を否定するものではなくて、本当にヤングケアラーであることを否定するのではなくて、その子供一人一人が望む人生を本当に歩めるかどうかと、そこを支援していく必要があるというふうに思います。ですので、本当に新宮市においても、誰ひとり取り残さないということを前提に、大切な子供たちの未来を守るため、ヤングケアラーの早期発見、そして支援、そこに努めていただくように、ここでお願いしておきます。 以上で、子育て支援について終わらせていただきます。 次、こども食堂についてお伺いいたします。 現在、本市において、こども食堂は2軒運営されております。そのうち1軒は、フードパントリーを主として行っていただいております。お話を伺った際、「本来であれば、みんなと一緒に食事もして、居場所としてのこども食堂でありたいが、コロナ禍という中、まだ今の場所では飲食ができずフードパントリーのみとなっている。居場所としてのこども食堂となるように、今、試行錯誤している」とお話ししてくださいました。 もう一軒のほうは、地域に密着して、いつでも自由に出入りができて、子供から高齢者までの居場所となっています。 子供たちは悩みがあれば相談もできるし、日常的に接している子供たちの様子の少しの変化にも気づくことができると様々な取組についてお話をしてくださいました。また、先日は、三輪崎地区においても、民生委員が主となってカレーライスの配食を行ってくださっていました。 このように、こども食堂が本市にもあるということは、必要としている家庭があるということで、現実を重く受け止めなければならないと考えます。 3月の一般質問でも申し上げましたが、食育のみならず子供たちの大切な学びの場でもあり、親にとっても、もちろん他者とのコミュニケーションが取れ、悩みを話したり笑ったり、大切な居場所となります。子供にも親にも地域にも、こども食堂は重要な居場所となっております。 しかしながら、このこども食堂の運営は大変厳しく、国の補助制度の選択も困難で、継続的なものはなくて、単発的な取組に対しての支給が多く、一度受給すると次の年度の受給は困難で、そのような状況下で自己負担になることが多くあるとのこと。地域のコミュニケーションができてくれば、物品を持ち寄ってくれて協力を得られることも多くなってきたということでしたが、市民の方が、このように懸命に子供たちのために持続しようと運営してくださっているこども食堂に対して、市独自の支援の設立を、ぜひお願いしたいと提言して、現在、御丁寧な調査をしていただいているとお聞きしておりますが、その進捗状況はいかがでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 国やNPO法人への補助金申請におきましては、手続が煩雑であったり審査が厳しく、交付決定されたとしても、毎年継続的に補助を受けることが難しいという問題があることが、実施団体等への聞き取りで分かってございます。 本市といたしましては、市内でこども食堂の取組を推進し、こども食堂が地域に根差した交流の場として機能し、こども食堂を通じてサポートが必要な家庭への支援を行うことができるよう、国や県の動向も注視しながら補助制度の創設に取り組んでまいりたい、そのように考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぜひ、新宮市には、たった今2軒、また三輪崎でできるかどうかということなんですけれども、国・県の動向を見ながら調査をこれからも進めていただけるということで、ありがたく思うんですけれども、もし、国の動向を見ながらでなくても、公金を使わなくても、この2軒のこども食堂、またこれから増えてきた場合には支援ができるように、こども食堂の支援というものに対して一日も早く設立ができるように、市独自の支援策というのを研究していただきたいと強くお願いしておきます。ありがとうございます。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時48分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △福田讓君 ○議長(榎本鉄也君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 議長の許可をいただきまして、一般質問をさせていただきます。質問内容は事前に申し上げさせていただいているとおりでありますが、若干変更するかもしれませんので、議長のほうで取扱いよろしくお願いします。 まず、医療センターの経営についてお聞きいたします。 私も、医療センターで耳鼻科、眼科、整形に約1か月半の間隔をおいて診療をしていただいております。先生方も親切で、てきぱきと処置をしていただきまして、大したことないんですが、眼科のほうは、年齢とともに白内障が少し出ていますねということで、市内の眼科医さんに行きましたら、すぐ手術しましょうかといって言われましたんです。私もちょっとびっくりしまして、やっぱり目とか心臓、脳というのはセカンドオピニオンにもじっくり聞いていきたいと思いまして。田岡市長が2年かけて常駐の眼科医の田中先生を招聘していただいて、なかなかこの先生も親切で、そして患者さんの質問に答えてくれるって、本当に患者様が多くなっています。先生、大変ですね、患者様多くなって。いやいやと言っていますけれども、大変先生もお忙しそうです。 だから、私はやはり、医療というのは先生によっても違いますから、以前はお医者さんが患者さんのを診ていただくという。今は患者さんが先生を選ぶ時代と言われています。でも、医師の不足は、この紀南においても医療センターでも公立病院は全く同じ状態でございます。 医療センターへ行きましても、やはりコロナの影響で患者様は少なくなっている。しかし、我々の公立病院は営利を目的にやっているわけではありません。市民の命を守り、近隣市町村の8万人の患者様の命を預かっている大切なところです。365日休むことなく24時間体制で、夜は2名のお医者さんが従事される。そして、看護師さん3交代です。さらに、医療従事者の方も3交代。 私も以前にも申し上げましたが、人口3万人を切っている。こういう人口の中で、医師48名も擁しているところというのはなかなかありません。大したものです、これ、市長。本当に私、以前からもずっと10年前から言っていますけれども、やっぱりこの紀南の医療としての頑張っていただいている。これは本当に紀南の宝だと思っています。私は議員である限り、ずっと自分の政治のポリシーは医療だと思っています。人間を助ける最後のとりでだと思っていますから。医療については、幹部職員の皆さんや先生や医療従事者の方からいろんなお話聞いて学んで、やっぱり市民に対して優しく、そして親切、そして的確な処置をしてくれる。 患者さんにもよく言うんですが、お医者さんというのは皆医師国家試験を受かって、もちろん、日本の国は医学部でなければ医師国家試験受けられません。法律の世界のように、今は法律家の司法試験は適性試験があって、以前はなかったんです。誰でも司法試験を受けれた。今は適性試験を年に1回受けて、それを合格してからでなければ、その人の司法試験を受ける資格はないということで、大学出て、法科大学院出た人はもういつでも受けられますけれども、一般の方で司法を目指す。弁護士、裁判官、検事を目指す人は、適性試験、予備試験を受けなければ司法試験に進めない。日本の医学部を卒業された方は医師国家試験を受ける資格があります。余談の話なんですが。 最近の医療センターを見ましても、やはりコロナの影響で患者様の数が減っている。私も心配しているところであります。 まず、今、特に心配になっているのは、令和6年から始まる医師の働き方改革、これによってますます大学病院は自らの大学の附属病院のお医者様を、和歌山県の北は岩出のほうから新宮までの公立病院へ医師を派遣されていただいています。ありがたいことです。新宮市がお金を出してお医者様を養成しているわけじゃないんです。しかしながら、新宮市には29人のクリニック、開業医さんがございます。本当にありがたいです。そして、歯科医の先生方は25名。これだけの人口、今2万6,900幾らです。これだけのお医者さんもいらっしゃるんです。なかなかこれだけの人口の中でこれだけのお医者さんが活躍しているところは、私は本当に少ないと思っています。これだけ医療についての紀南の方のやっぱり考え方というんですか、注目度というんですか、私は改めて感銘いたしております。 さて、まず、一番大事な医師確保について。 医療センターは県立医大、三重国立大、奈良県立医科大から、さらには、大変御苦労されて産婦人科の先生を東京慈恵医大からも来ていただいておるし、世耕弘成先生のお力で近大からも2名来ていただいています。医師の確保が難しいと聞いておりますが、現状はいかがなものでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課、岡本から答弁させていただきます。 当院は、医大等から遠く離れており、都会と同じ待遇で医師が派遣されることは非常に難しいため、10月以降、産婦人科以外の医師に対しても手当を増額して処遇改善を図り、それぞれ、それを基に和医大等に積極的に医師派遣の要望を行っております。 ただ、内科等、全国的にも医師が不足している診療科については、何とか最低限の医師を派遣していただいている状況であり、確保が難しい状況が続いております。 ◆15番(福田讓君)  産婦人科医のお医者さんが、どうしても医療センターを退職しなければならないという理由があって退職されました。いい先生で、17年間頑張ってくれました。大変でしたね、市長。本当に近隣市町村の首長さんに御協力いただいたし、近隣市民の方々が各団体からの要請・陳情を持って東京へ行かれて、やはり知事もよく頑張っていただいた。やっぱり紀南で唯一の地域医療支援病院という指定を受けている以上、やはり知事も自分の権限にかけても、名誉にかけてもこれを守っていただいた。野尻技監もよく今コロナで頑張っていただいています。また、議長を先頭に東京まで行っていただいて、本当にありがとうございました。市民の方々大変喜んでおります。 しかし、今、庶務課長から申されたとおり厳しい状態です。先生に対しても手当を上げていただいているが、やはり手当を上げるということは給料が上がるということですから、それだけの見合った患者様を受け入れていかなければ、独立で企業会計でやっております。足らない分は一般財源から補填はしていただいておりますが、市民の方によく申し上げるんです。お医者さんはなかなか、まして産婦人科の先生って全国的に不足しております。これはNHKでも3回ほど医療センターも放映していただきました。産婦人科の先生は、お子様を出産するときのいろんな問題、事故があったら大変だということで、産婦人科になる人も、和歌山県も今全国的に募集をしております。しかし、よく2名、慈恵医大、そして近大から来ていただいたこと、なかなかこれ市長、本当に大したものだと思います。これほかのね、地域医療支援病院じゃなかったら、こういうことしていただけるのかなということを私は考えます。いかがですか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  地域医療支援病院となっておりまして、和歌山県もこの新宮市立医療センターのことはいろいろ大変御配慮いただいております。 先ほど議員もおっしゃっていただいた先般の産婦人科医不足問題においても、県主導で医師を確保いただいたり、またほかの診療科においても、なかなか地理的に、もうこちらに転勤となれば引っ越しせざるを得ない地理的不利な条件にあるにもかかわらず、いろいろ力を入れていただいていると思って感謝しております。 ◆15番(福田讓君)  そのとおりです。全くこれ、医療のことは、本当に尽きていかないというんですか、人間が生きている限り必ず病魔との戦いがありますから、技術の更新も早いんですが、改革も。医療の改革の今の新しい技術もだんだん伸びています。しかし、人間にとって、寿命が延びてもいろんな病気でお亡くなりになる方もいらっしゃいます。それを少しでも助けていかねばならないのは、医師が心を持って治す力を持って勉強して、優しく親切にやっていただける。これは医師の方が持っている心だと私は思っております。 最近、外来患者も少ないように思います。その現状を少し聞かせてください。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  外来患者数につきましては、コロナ前の令和元年度に近い数字には戻ってきておりますが、やはり入院患者は3割近く減少しております。減少した理由としては、新型コロナ患者受入れのために6階を専用病床としているため、本来の包括ケア病床として使用できていないことや、HCU病床を設置したことにより、これまで以上に多くの看護師が必要となる中、看護師が不足しているため、HCU工事とともに休止した3階病棟を工事終了後も再開できていないということなどが原因として挙げられます。 ◆15番(福田讓君)  ただ、しかし、HCUを今の中井院長がこれを力を入れて、県の補助、国の補助も頂いて、これによって高度治療室ということで、これによっての収入もあると思いますので、決して今、コロナによって減ったと言うている。少しは減ると思いますが、それによっての増収もあると思います。いかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  議員御指摘のとおり、HCU病床についても、当然それ以上に患者単価の高いものになりますので、増収がございます。 ◆15番(福田讓君)  さらに、看護師が不足しているということで、よく医療センターでも募集をされております。この件について、当局はどのような対応なされているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  看護師の不足につきましては、採用試験を増やすなど最大限確保に努めておりますが、地域の看護師数にも限りのある中、看護師数の増加には至っておりません。このため、次年度からは奨学金の貸付人数を増加させ、なるべく多くの学生に借りていただけるよう取り組んでいこうと考えております。 また、看護師や技師の処遇改善にも取り組んでおり、昨年度から補助金等を利用しながら手当を増額する等、取り組んでおります。 ◆15番(福田讓君)  今、貸付金というのは5万円でしたね。あそこはなぎでよろしいんですね。あそこで30名か40名の方があそこに入学されて、この貸付金を御利用されている方は何割ぐらいですか。全ての方に行き渡っているわけじゃないんでしょうね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  現在10人の方に貸付けを行っております。 ◆15番(福田讓君)  これはやっぱり所得とか、御家族の。そういうことも関係されると思うんですが、確かに看護師さんというのは、普通の、また一般職じゃなしに、人を助けていただく、我々にとってもなくてはならない方であって、この3年間あそこで学んで、そして国家試験を受けられる。そして、貸付けを受けていただいた方に対しては医療センターで働いていただくと。そして、働いていただいた分は返還は要らないということです。それについてちょっと御回答願いたいんです。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  議員御指摘のとおり、1か月5万円を奨学金として貸付けを行っておりまして、貸し付けられた期間と同じ期間を当院で働いていただければ、返還のほうは免除になります。 ◆15番(福田讓君)  これをお借りするとき、どなたでもお借りできるというのじゃなしに、やはり御家族とか、そういった方の所得の限度というのはあるんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  所得要件は特に設けてございません。申し込んでいただいた方の成績状況であったり、あと面接試験を行っておりますので、その面接の結果によって一応試験、選考を行っております。 ◆15番(福田讓君)  私、ちょっとお聞きしたことあるんですが、やはり5万円を貸していただけることは、御家族にとって、御本人にとっても、働くことじゃなしに、学校じゃないんですが、勉強している間は無収入ですから。そのあたり、私の考えといたしましては、やっぱり借りていただけるようにしていただいて、なるべく医療センターで働いていただける。そのあたりのあれですか、当局といたしましては、40人のうちで10人しかお借りできていないと。どのように感じていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院は、この地域の中でも急性期病院でございますので、やっぱり働いていただくにはある程度のスキルというのが必要になるというところで、面接試験を行っているわけです。 ただ、なるべく1人でも多く借りていただきたいというところもございますので、10人ではちょっとまだ少ないのかなというふうに感じております。 ◆15番(福田讓君)  今後ともなぎで学んでいただく方に借りていただいたら、御家族の方も出費も少なくて済みますし、私にとっては、少しでも多くの人に使っていただきたいと思っていますが、今後とも、今5万円ですか、あれを少しアップするというような考えはないんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  病院の経営のこともございますので、総額をあんまり上げてしまうのもちょっとという議論もございます。なので、1人当たりの金額を上げるよりも、やっぱり人数を多くというふうに考えております。 ◆15番(福田讓君)  今、課長お答えしていただいたとおりだと2通りがありまして、私はどっちかいうたら、借りていただけることができたら、新宮の医療センターで卒業されて、看護師免許を取られて、こちらで働いていただけるということが私の考えですけれども、ありがたいんですが、やはりそれをお借りしてお金を返して、もう別のところへもっと勉強したいと。中には、看護師さんでも、栄養士とか、いろんな免許を取りたい方いらっしゃるらしいんです。だから、そういった方もいらっしゃるかも分かりませんので、これはお借りした金を返してしたら医療センターへお勤めしなくてもよろしいことなんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  制度上はそのようになってございますが、今のところそういった方はいらっしゃいません。 ◆15番(福田讓君)  いらっしゃいますか。ませんね。それやったらいいんですけれども、なるべく出費を少なくして、やっぱり勉強していただいて、医療センターに残ってほしいってのが私の考えですので、そのあたりもよく検討されて頑張っていただきたいと思います。 さらに、産婦人科についてはいかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  関係者の皆様をもちまして、東京慈恵医科大学から部長先生を派遣していただき、それ以外の先生の御助力もあり、6月から分娩を無事に再開することができており、現在は東京慈恵医科大学でお勤めであった竹中先生が部長として御着任いただいております。 また、鮮明な画像や動画で赤ちゃんの様子を確認することができる最新のエコーも設置しており、当院で受診される妊婦さんにも喜んでいただいております。 ただ、分娩再開以降、11月末時点では当院で61人が出産され、今後も106人が出産予定となっておりますが、まだまだ以前の水準には戻っておりません。 ◆15番(福田讓君)  今、御答弁していただきました件についてお尋ねしたいんですが、分娩数が戻っていないということの御回答でございますが、婦人科の収支が気になります。そのあたりはどうお考えになっていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  分娩数が戻っていない。減っておりますが、妊婦さんが他の医療機関に流れているというわけではなくて、当地域における出産数そのものが減少しているのが大きな要因と考えております。出産数が少なくなれば、当然当院の収支も悪化するわけでございますが、当院の産婦人科は、採算性にかかわらず当地域において不可欠であると考えております。ただ、病院経営上、収益の増加は重要ですので、分娩はもちろんですが、婦人科領域においても当院を御利用いただければと考えております。 ◆15番(福田讓君)  これ、市長、近隣町村からも産婦人科を招聘に当たりまして御協力をいただいています。そして、協力金も頂いていると思います。だから、私は、協力金を頂いて近隣町村長さんにもお世話になって、これだけの優秀な立派な大学から4名以上の先生方が産婦人科医として常駐されているということに本当に感謝しております。本来言えば、近隣町村の皆さんの御援助と御協力があったたまものなんですが、やはり収入も上げていかなきゃならないし、といって、どうぞ新宮市へ、すばらしい4Dの立体的なおなかの赤ちゃんも見えるというのは、こんな機械は、お聞きしますと、前回にも、9月議会でも大学病院の医学部の医学病院と匹敵する機械だということで、それを取り扱っていただける慈恵医大の先生も優秀ですので、それをもっとアピールしていただきたいんですが、近隣町村長さんにも大変お世話になっていますので、近隣町村にも、やはり産婦人科の先生も個人開業でクリニックでやっている方もいらっしゃいますので、大変難しいところだと思うんですが、いかがですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  この近辺でございましたら新宮市内に1軒、あと熊野市に1軒、開業医の先生がいらっしゃいます。当然その先生方とも連携しながら、トータルとしてこの地域の産婦人科、周産期医療というものを考えていかなければならないと考えております。 ◆15番(福田讓君)  これだけの医療の機器を備えているところは、この紀南、田辺から紀南においてもそういう機器は備え付けられていないということをお聞きしていますので、本当に大学病院に同じレベルの機械、それを取り扱ってくれる医療技術者、そして先生方も配備されていますから、そこらあたり、うまく分娩していただける妊婦さんに御理解をいただいて、少しでもやはり以前のように新宮でお子様を産んでいただける、医療センターでお子様を産んでいただけるような施策を打ち出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 先ほどから申し上げておりますが、医師確保の難しさです。看護師不足、産婦人科、医療センターの経営は本当に難しい状態であると思いますが、今後の見通しについてはいかがですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  令和4年度の上半期決算ベースでは、医業収益が昨年度に比べさらに減少するなど、低調な状況が続いている一方、医師に当院に赴任していただけるよう、医師確保のためにも手当の改定等の処遇改善を行うなどしており、給与費の増加が見込まれるため、経営的にも非常に厳しい状況です。 ただ、現在はコロナ対策に関する補助金を利用しながら何とかしのいでいる状況でございますが、長期的に安定経営ができるよう、今後も和医大等に医師確保を働きながら取り組んでまいります。 また、市民の皆様も、国が定めた選定療養費のこともございますが、積極的に当院を利用していただければと思います。 ◆15番(福田讓君)  そこで今、課長がおっしゃった選定療養費なんです。これ、9月議会が終わって10月1日から2,000円以上値上げになっています。これによって、市民の方々が医療センターへ行きたいんやけれども、行って診察してもらうためには、予約ない診療科は行っても要りますと。だから、私は、市民の方に特に頭を下げて、旦那さん、奥さん、かかりつけ医をぜひとも持っていただきたいと。かかりつけ医の先生にお願いして、救急とか重篤の方は別として、何とかこれは以前もお聞きしました。中央社会保険医療協議会が答申されて、厚生労働省の法令として進めているわけですから、新宮市は特に、これは地域医療支援病院の指定を受けている病院です。それ以外の串本町から紀南病院は、これ受けていないんでしょう。 そのあたり、やはり市民の方から御質問を受けるのは、地域医療支援病院とはどういうものかと。その地域になくてはならない病院ということで指定を受けていますから。今、新宮市立医療センター以外で、県下では幾つの病院が指定を受けているんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 和歌山県下における地域医療支援病院は全部で五つでございます。和歌山労災病院、国立病院機構和歌山病院、日本赤十字社和歌山医療センター、南和歌山医療センター、それと新宮市立医療センターとなってございます。 ◆15番(福田讓君)  今、御回答いただきましたとおり五つの病院等です。田辺市の紀南病院入っていないんですね、その中に。これはなぜ受けていないかと、私にはちょっと分かりませんが、この指定病院を受けるということは、特に国・県の診療に対する支援というんですか、援助。ほかの、いわゆる近隣では那智勝浦町の町立病院、串本町の町立病院、今申し上げました紀南病院ですか。だから、紀南で、特にこれ、市立医療センターが受けているいうことの指定を受けるということは、やはり県としても紀南ではなくてはならない支援病院だということなんで、そのあたりのメリットいうんですか、どういうものがあるか、ちょっと御説明願いたいと思います。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  地域医療支援病院としての指定を受けることによりまして、診療報酬の加算というのを頂いてございます。昨年度、令和3年度で言いますと約4,300万円の収益増がございました。また、地域医療支援病院ということで、地域医療従事者の資質の向上を図るための研修などを定期的に医療センターで実施しておりまして、この圏域の医療の向上に寄与しているというふうに考えてございます。
    ◆15番(福田讓君)  今の御回答では、やはり支援加算というのがあるわけなんです。でも、一般の市民の方にとっては、そういうことはなかなか分からないんです。だったら地域医療支援病院外してもらったらどうですかと言ってくる方も。しかし、今、課長が御答弁していただきましたように、新宮市の市立医療センターは、市だけで運営しているわけではありませんということは、もう常々私も市民の方に申し上げています。今回の産婦人科の件についても支援をしていただいている近隣町村。だから、医療というのは個人開業の先生と違うんですよと。48名のお医者を確保して、看護師さん200名、医療技師含めて50名。すごいですよね。これだけの医療を200名、それで50名、300名ほどあるんですね、今。医療センターで全お医者さんも入れて。いかがですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課長、岡本から答弁させていただきます。 令和4年12月1日現在で職員は全部で283名となっておりまして、医師が45名、看護師が166名となっております。 ◆15番(福田讓君)  そうですね。283名の方が働いているという、すごいんです。だから、そこに係る費用というのは、御承知のとおり、私らも予算のことでよく分かりますけれども。だから、それだけの費用がかかる。それをお客様、すなわち患者様に来ていただかなければ、病院運営も難しいというのは当然のことでありますから。 ただ、課長が申されたように、市立医療センターは営利だけを目的にしているわけじゃないんです。市民の皆さんの命を守るために、口酸っぱいですけれども、24時間休まず365日。休むときないんです。すごいんですよ、これ。個人開業の先生は、仮に先生がちょっと御病気になっても、休まれてもほかの方がいらっしゃるけれども、医療センターは、本当にこれ閉院することないんです。だから、それだけのことを私も市民の皆さんに頭を下げて御理解を願っています。 市長、心配があって、私にこう言ってきた、知人の方が。今、整形行っているんやけれども、目、ちょっと見にくいんですと言って。でも、医療センターへ行ったら、直接行って、今、田中先生って優秀な先生いらっしゃいますよ。どうぞ行ってくださいと申し上げたんですけれども、ただ、選定療養費が要ります。私、こう申し上げたんです。お医者さんだから、市内、今かかっている病院はどこですか言うたら、市内の内科医の先生。その先生に、私、目ちょっと見にくいんですがということでお願いして紹介状を書いてもらってくれるようお願いしてくださいと。そしたら行ったんですって。ほしたら、その先生はもう黙って書いてくれたと。本当の話ですから。 ほかの人に聞きましたら、いや、市内の先生のところ行ったらどうですかと言われた方もいらっしゃったらしい。でも、その先生は、あなたが行きたいんやったら書きますよと、即座に書いてくれたそうです。いい先生でしたと。ほいで、田中先生に御診療していただいて、飛蚊症とか緑内障はありませんし、加齢黄斑変性症もない、網膜剥離もないということで、様子見ましょうかということで、喜んで帰ってきました。 だから、私が一番心配していたのは、内科の先生に眼科医を紹介していただくと言っても、書いていただけるのかなと私は思っていましたんです。頭下げたら先生も人間ですから、紹介料も入るし。そういうことで喜んでいました。 これ、課長、やっぱり少しでも選定療養費を払わなくて済むように、私らもそういうことで言っていますから。よっぽどの先生でない限り書いていただけるみたいです。全然診療科目ちゃうんです。皮膚科の先生に整形書いてくれと。そして、そこへかかっていますから。書いていただいたいうことで喜んでいました。 先生もいろんな考えありますから、一概に全てオールマイティーで書いているか分かりませんが、そこらあたり、私、市長、一番つらいんです。せっかくいい先生がいらっしゃるのに、これは国の法律ですから。 今お聞きしますと、市長、地域医療支援病院というのは県下で5施設です。だから、市と和歌山市と。そしたら、もう行政に入っているところいったら、和歌山市と田辺市の国立病院とうちだけですか。だから、市長が市長会とか行かれても、三つしかないんですね。 これから医療がますます厳しくなってきますし、大学病院からの医師の派遣が、大学病院も新宮市をはじめ公立病院へ派遣していけば、自分ところの病院の先生が、時間外勤務が厳しくなってきますから、減らしてくることは私はもう目に見えております。ますます大変だと思います。だから、公立病院の運営というのは本当に厳しくなるのはもう時間の問題ですから、大変これ市長には頑張っていただいて、そのあたり、国会議員である方々にお願いして、もう県のだけではなかなか収まらないと思いまして。これから市長は頑張っていただいて、後で一般質問するところもあるんですけれども。 新宮市は、大きなプロジェクトを田岡市長が完成させました。佐藤春陽市長のときから言われていました長期総合計画で庁舎新設、ほいで市民会館の新設と。もうこれで一応完成見ましたから、田岡市長も、恐らくこれからの市政を担当していただける。長い4期も持ったベテランですから、政治シフトいうんですか、いろんな面にまた頑張っていただかなきゃならないと思います。 だから、この医療については、市長、本当に頭が痛いというんじゃないんですけれども、新宮市でお医者さんを確保しているわけじゃないから、どうしても大学病院、そういうところにお願いしていかねばなりません。それはやっぱり市民の方にもよく理解していただけるように、常々広報していただかなければ、一般の方はやはり新宮市の開業医がありますから、それでいいんです。でも、重篤な方や高度な技術が要るようになったらば、すぐ新宮市の開業の先生は医療センターとか、ほかの病院へ紹介してくれますから。 大変ですね、市長。どうですか、市長の考えをお聞きしたいんです。 ◎市長(田岡実千年君)  福田議員、いつもおっしゃるように、この医療は市民生活にとって大変重要な安心・安全のまちづくりの核となるものだと思っております。先ほど少し言ってくださっておりました紹介状の件なんですけれども、今回、選定療養費が7,700円になったことによって、さらにこの病診連携がうまいこと回って、それぞれの開業医、また医療センターとの役割分担がしっかりできて、市民の皆さんの適切な医療行為ができるということが好循環になっていくことを願っております。また御指導よろしくお願いいたします。 ◆15番(福田讓君)  私ら市議会議員は、日頃は議員活動やっています。ここにおられる議員、13名の方も議会活動は議会、ふだんは議員活動を一生懸命やっていただいていますから、いろんな声を聞いてくると思います。ただ、市長はトップですから、最終の決定は市長ですけれども、我々は市内でいろんな声を聞いて、それを市長に対しての提言、提案をやっていく人間として、本当に市長も大変だと思っています。これからもこの医師確保ですか、お隣の那智勝浦町の町長さんともいろんな連携を取りながら、医療センターの将来のことを考えて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 これ、地域医療支援病院を受けたのは、たしか田岡市長就任からでしたか、何年でしたか、これ。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  平成23年7月からです。 ◆15番(福田讓君)  ということは、田岡市長が就任されてからでしょう。それまでなかったいうことやね。 田岡市長が市長に当選されてから地域医療支援病院を受けたということです。受けた以上は、市長、やっぱりこの地域医療のために市長先頭に職員皆さんも指定の名誉をかけて頑張っていただきたいと思いますので。医療は難しいですね、本当に。これだけの大きな予算を持ってやっているわけですから、私は運営する立場の中井先生もしっかりと頑張っていただいてやっていただきたいと思います。 医療のことについては市民の方からいろんな声があります。いい先生を連れて来ていただきたいとか、そういう声もあるんですけれども、我々にとっては、お医者さんは医師国家試験受かったらお医者さんですから、でも、そのうちで、先生によっていろんな方のタイプの先生がいらっしゃいますから、医療センターとしてはこの先生を連れてきていただきたいとか、そんなこととても言えませんよいうて。でも、ある延與先生という方いらっしゃいまして、この人、いろんな脊柱管狭窄症とか、ああいうことで大変技術を持っている方で、今、和歌山の分院のほうへ行かれていると思うんですけれども、市長、そこまでやっぱり行かれるんですよ。あの先生は、特に難しい手術になったらこちらにも来てくれるということをお聞きしていまして、やっぱり医者に、もう和歌山県立医大の所属ですから、今でもそういった脊柱管狭窄症とか難しい整形も来ていただけるんでしょう。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  延與先生につきましては、今おっしゃられたとおり、紀北分院のほうでお勤めになっていますけれども、こちらで手術があるときなんかは来ていただいて、手術もしていただいていることがございます。 ◆15番(福田讓君)  過日、そういうことを承っていましたので、やっぱりどうしてもお急ぎでしたら、優秀な先生ですから、和歌山のほうへ一遍医療センターでお聞きして、車で行かれるか、それは患者様のあれでお任せするけれども、一遍診療されたらいかがですかということも申し上げたことがあります。あの先生、大変優秀でしたのでありがたかったです。私の知人の方もあの先生に手術していただいて治ったという方もいらっしゃいましたので、ありがたいと思っています。 それから、もう一度最後にお聞きしたいのは、救急は重篤の病院、患者様とか重篤の患者様は救急車で来ます。そして、一般の方は自分で来られることもあるんですけれども、特にお独りでお暮らしの、同僚議員もいろんな質問をされていましたけれども、やはり高齢の方がお独りで御家族がないという方が多いんです。だから、私は、何かおなかが痛い、頭がおかしいとなったら、もう119でお呼びくださいと。でも、遠慮する方がいらっしゃるんです。やっぱり近所に悪いとか、タクシー代わりに使ったら駄目だとかいうて言われていますけれども、やはりお独り暮らしとか高齢者の方々は、近くに子供さんがあっても、そんな子供さんを呼び出してまで行くことないと思うんです。うちには立派な消防職員もおりますし、救急職員もおりますので。 以前によく聞いたんですが、医療センター行っても診ていただけなかったという話もあったんですが、そういうこと今あり得るんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  基本的には受入れさせていただいているというふうに考えてございますが、場合によっては、緊急の手術が入っている等で対応できない場合は、ほかの医療機関にお願いすることもケースとしてはあろうかと思います。 ◆15番(福田讓君)  だから、ケース・バイ・ケースで、先生は頭越しにできないとか、そんなことないんでしょう。でも、たまにそういう話を伺うときあるんです。だから、それが定かであるか、私は一方通行の話なんで。市立医療センターは救急は拒まないというのは原則ですね。だから、そういうことは今はございませんでしょうか。ないということでよろしいですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  繰り返しになりますが、基本的に受けさせていただくという形になってございます。ただ、緊急の手術等があって、ドクターがそちらのほうで対応している場合には対応できない場合も考えられるということでございます。 ◆15番(福田讓君)  それを聞いて安心しますし、先生方も2名の先生が24時間ですか、ずっと朝までやっていただいていますし。 今、もう一つお聞きしたいんですけれども、先生方もうタッグ組んでいます、2名で。だから、脳外科の先生とか内科の先生とあるときもありますし、特に今、脳外科の先生と中井先生も院長ですけれども、それで心臓の先生、これはもう20分ぐらい以内で処置しなきゃならないということになっていますから、そういうあれは今までどおり、救急車で来たら先生を呼出しに行ってきて、すぐ処置していただいていることは間違いないんですね。当直医の先生が脳外科でなかった場合は、脳外科の先生をお呼びいただいてやっていただいているんですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  救急体制については、基本的に内科系1名、外科系1名の先生で対応していただき、その先生が手に負えない専門的な治療が必要な場合は、専門の先生を電話で呼び出すという形を取っております。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、今、特に重要なのは脳でしょう。心臓、循環、お子様の出産もありますし、だから、産婦人科の先生はもちろんマンションへお住まいなんですね。土日でシフトを組んでお帰りになっていることはもう結構なんですけれども、だから24時間体制でおっていただいていることは間違いないですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  産婦人科につきましては、この救急体制とは別に24時間365日、どなたかが対応できる体制は取っております。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございました。 市立医療センターが、やっぱりいつまでも市民に信頼されて、そして愛されて、優しく、そして働いていただいている先生をはじめ看護師さん、医療従事者の方にも頑張っていただいて、これからも市民はじめ近隣町村の方を守っていただくように、私からも強く要望しておきますので、よろしくお願いします。 以上でこの項を終わります。 続いて、新型コロナ対策についてお聞きいたします。 私の質問は、今、市の職員の皆さん、新型コロナワクチン接種推進室はしっかりと頑張っていただいています。2年前のコロナのときは大変でした。本当に未曽有のこういうコロナ対策で、初めてのことでしたので、市民の方からいろんな苦情もありました。職員の皆さんが市民のためによしとした案内でも、そこの案内された集団接種に行っても、そこでいっぱいだと言われて帰ってきたとかという大変厳しいお声がありました。しかし、今、新型コロナからもう3年です。今は本当にもう完璧と言っていいぐらい完璧で、きちっと市民からの苦情もない。そして、接種もうまくいっている。 ある御婦人の方が初めて集団接種行ったらしいです。あれだけたくさんの人であれだけスムーズにいけるんと私に聞いてきました。その方は個人の開業医ばかり行かれたらしいんですけれども、すごいスタッフですねと。それはそうですよと。うちの職員は、出勤されて、もう市民のためにてきぱきと順序よく接種の先生に注射を打っていただくまでスムーズにやっていただいています。それ感心していました。初めてですと。集団接種行って。これだけたくさんあって、これだけスムーズに、完璧だったと言っていました。それで、私もお褒めの言葉をいただいて、職員の皆さんにこうやってお話しするんですが、私も先週行ってきました。本当にてきぱきされて早いし、今後とも頑張っていただきたいと思います。 実は、コロナ対策でよくお電話いただくのは、これも独り者の方が多いんですが、熱はあるけれどもどうしようかなといって、救急車呼べれんしと。そして、まず一晩ちょっと待っていただいて、もし、もうおかしかったら救急車呼んでください。明くる日になっても熱が下がらない場合やったら、土日は保健センターは開いておりませんけれども、以前に市から黄色いA4の紙で印刷されて、異常があった場合は県の和歌山市の案内、そして新宮市の保健所、24時間体制でやっているということありました。 私、教えていただいて、ホームページで和歌山県がそういうことがあったときに、かかりつけの医院の先生とか、そしてPCR検査を無料でしていただくところ載っているんです。 でも、一般の方、高齢の方に、若い子やったらインターネットで見えますけれども、そんなことを言われたって、とてもじゃないけれどももうおどおどするだけなんです。 だから、私からの提言なんですけれども、私は以前から新宮市の広報を見ています。そして、広報のありがたいところ、17ページに12月の年末年始の休日救急当直医、1月も書いて作ってしてくれています。これを切って、皆さん、どこでも貼っておいてくださいと。そしたらもうすぐ分かるからと。これ本当にありがたいです。 そして、もう一つ当局にお願いしたいのは、コロナのPCR検査でもいけるところというのは、和歌山県が発表しているんです。だったら、私の考えなんですけれども。PCR検査が無料でできる那智勝浦町の薬局、なごみさんですか、あそこもありましたけれども、今していないんですが、お医者さんところ、梶野先生とか谷地先生もできます。そういったことを、コロナにかかったか分からない状態で考えるときは、ここへ電話して行ってくれる。そういう広報ですか、チラシでも作っていただけないのかと。これは保健センター長にもお聞きしたいんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎保健センター長(西洋一君)  保健センター、西より御答弁させていただきます。 新型コロナウイルスの感染症につきましては、和歌山県が主体となって対応していただいております。新宮市といたしましては、保健センター並びに新型コロナワクチン接種推進室で対応をさせていただいております。 これまで広報新宮に新型コロナウイルス感染症対策について掲載させていただいており、県がホームページ等に掲載しておりますものも、一部ではございますが、掲載はさせていただいております。議員御指摘のものにつきましては、今後県や新型コロナウイルス感染症に対し多大なる御協力をいただいております新宮市医師会等と相談しながら、広報新宮等の掲載等について、また市民の方が分かりやすく、安心していただけるような対応ができるようにしていきたいと考えております。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。 4ページ見たら、新型コロナウイルスの感染症関連情報いうて書いてあるんです。ここにQRコード入れるんですね。別に若い子やったらすぐできるけれども、スマートフォンらほとんど持っていません。本当に興味ある高齢者の方は持っていますけれども、何でもかんでもインターネットやと。こういうことでは、やっぱり私、新宮市の職員が親切なの皆知っているんですけれども、やっぱりこういうQRコード載せて、県ではこういうことをやっていますからそれと。ちょっと市長、やっぱり私、新宮市のあれとして、優しく、高齢者1万2,000人もあるんです。確かにインターネット、インターネットいうてフェイスブックやと言っていますけれども、それは本当の若い子だけです。そして、それ興味ある人。私もスマートフォン持っていますけれども、もう全然見ません。フェイスブックとかあんなんは。 市長、あれですよね、去年の10月の選挙のとき、田岡市長のことをめちゃくちゃに書きまくって、インターネットで。私、あれ見てびっくりしました。インターネットいうのは怖いです。間違った情報を平気で誰が書いたか分からんことしている。もう私も腹立ちました。だから、こういう社会が当たり前という方もいらっしゃりますけれども、やっぱり広報たるものが、新宮市として、やっぱりお年寄りにも若い者にもいいですけれども、分かりやすくやっていただきたいんです。何でもかんでもインターネットや。そんなことばっかりやっていたら、今若い子会話知らないです。会話せずにこれでお互い話しているでしょう。だから、これどうなってくるのと私は心配するんです。私の考えです。 人間は会話があってお互いの心を通じてやっていくんです。だから、私はメール受け取りません。受け取らんって、見ないです。電話かかってきたら見ますけれども。やっぱり人間はお互いが心を通じ合って会話でいくのが当然じゃないでしょうか。 これは教育長、ここでちょっと別の、イレギュラーしますけれども、教育だってそうです。インターネットで検索するのはいいんです。会話ができない方がいらっしゃいます。心通じ合わないんです。えらい世界になってくるなと思って、私はつくづく思います。これはもう別に答えないでいいんです。 だから、市長、これやっぱりこういう新型コロナウイルスに対して、今、保健センター長が答えていただきましたように、検討していただけるいうことでありがたいと思います。やっぱり分かりやすく、県がこういうことを発表している。どこどこの病院でPCR検査を受けさせていただけることやったら、この広報へ載せていただきたいんです。それを冷蔵庫のところへ、いつも開けるのは冷蔵庫でしょう。それを貼っていただくか、そこへ貼っていただくと。それから、前は保健所と県の電話番号書いて、ちょうどこのA4のあれでこの広報と一緒に入っていました。ただ、私はインターネットで見させていただいて取っただけですけれども、そのあたりどうですか、これ。担当課。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(福本良英君)  議員おっしゃられますように、高齢者の方にとっては、やはりインターネットというのはとっつきにくいと言いますか、なかなか見慣れない部分はあると思います。紙媒体も含めて、より分かりやすい方法を検討してまいりたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  今、部長おっしゃったように、保健センター長も言っていただきました。やはり地元の開業医の先生ともお話をしていただいて、できる情報やったら、うちが広報へでも載せておいていただいたら、それ見ていただいたら、ああ、ここへ電話したらいいんかと。 ほいで、月曜日から金曜日は保健センターが開いていますから、ちゃんとしてくれていますという形で。でも、緊急の場合やったら、土日の場合分かりませんから。 ぜひとも、保健センター長、ありがとうございました。そういうことで、早急に医師会の先生方ともお話しいただいて、広報に掲載するか、別でそういうところを案内してやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上でこの項を終わります。 休憩お願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時02分--------------------------------------- △再開 午後2時15分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 続きまして、子育て支援についてお聞きします。 今回の一般質問では5名の方々も子育てについていろんな質問をされて、私も感心して聞いておりました。皆、すばらしい質問だったと思うし、当局の答弁もてきぱきと答えておられましたので、私の質問はちょっとそんなにあれです。時間かかりませんが、お聞きしたいんです。 よく、市内でおりますと、いろんな子育てのことで聞いてくる方がいらっしゃいます。まず、よく一番聞かれるのは、認定こども園、保育園、幼稚園。幼稚園というのは、これ文部科学省管轄やね。保育園と認定こども園は厚生労働省やね。私は、市議会議員平成17年に拝命してからずっと総務建設委員会ですから、あまり教育民生委員会行ったことないんです。委員になったことないから。しかし、最近もそのような話を聞いて、こういう話が多いんです。手短に言います。 新宮市にあって近隣町村にない、近隣町村にあって新宮市にないいろんな政策、支援施策、それを出してくるんですよ。だからここにはあるんだと。近隣町。新宮市に何でないんですかと。あんたところ大きな予算あるんでしょうと、こう言ってくるんです。それについてお聞きします。 市長も今回の予算の中に、子供のための支援策としてコロナ支援金を2万円ですか、9,100万円のお金を子育てに使っていただいて、本当にありがたいことだと思います。国の岸田総理も、やはり少子化、高齢化によって日本がいよいよこれ本当に真剣に考えていかなければならないと。恐らく岸田総理の言うとおりだと思います。結婚されて子供さんを持たれて、そしてその循環によって我々若いときは高齢者を支える。そして、高齢者になったら若い人に支えていただく。やはり子供をつくっていただける。そして、安心して、同僚議員がおっしゃっていましたように、子育てするんだったら新宮市。それが教育にも結びついていきますから。やはり人口の増にもなりますから。やはり、働いて共稼ぎされている御家庭の方がいらっしゃいますけれども、そこを支援すると。しかし、全部予算なんですよ、市長。だから、ここにおられる市長はじめ部課長の皆さんは、私から言わしたら、国に言わしたら官僚です。あなた方がいろんな国の補助金や県の補助金を取ってきて、それに補助をつけて新宮市の財政から財政出動少なくとも少しずつ減らしていって補助金を取ってくる。あなた方のこれは力なんです。頭を使っていただける。何でも財源なんですよね、市長。 だから、我々議員というのは、市長当局に対して常々言っていることは、経費の節減と財政計画はいつも言っているでしょう。ところが、市へ行って市民の議員活動していたら要望があるんです。全部財源要るんです。だから、その財源のことを考えて私が市長にお聞きしたいのは、市長もこれからは大きなプロジェクトも終わりましたので、シフトを変えて子育てを今回中心にやっていただいています。そして、これから来るであろう南海大地震に備える防災、そういうことも市長は考えられていると思います。だから、それに伴う国の補助、県の補助をもらえる事業は3分の1でいきますが、子育ての中でもやっぱり本当の一般財源で持っていくのもあると思うんです。だから、私は財源を確保しなければならないということは、もう当然執行者の皆さんの頭へ入っています。我々議員もそうです。 この間の議員定数を減らすことでもそうです。私は討論しました。議員2名減らしたら1,180万円、4年間で4,720万円削減できるんです。しかし、その削減した財源はどこに充当するかは、市のトップである市長が決めることです。議員ら何もありません。だから、私はそれで賛成討論しました。そのとおりなんですよ。 あの台風のときもボーナス2割カットしようと同僚議員とやったんですけれども、これは否決になった。これは仕方がないです。議会は、全て決定権は議会の議決ですから、それに従わなければなりません。でも、私は今回なぜ子育てを出したかということ。質問に。近隣町村と私も比べてみましたんです。子育ての中で食費あるでしょう。ある町村は無料でやっているんです。何で新宮市はしないんだと、こうきたんです。でも、新宮市があって、ほかの町村にないところもあるんです。 1つだけ、まずこれ例挙げますけれども、保育所の給食費の免除は那智勝浦町はあるんです、聞いたら。うちはそれはないんです。でも、那智勝浦町の費用を調べてみますと、副食費4,500円。そして、子供たちが認定こども園で196人。1,058万円要ります。これは課長あれですね、全部一般財源やね。違いますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  那智勝浦町で実施されているこの無償化ですけれども、直接財源について問合せは行ってございませんが、恐らく一般財源であるかと思われます。 ◆15番(福田讓君)  そうでしょう。だから、一般財源が要るんだったら、議員2名の削減によって1,180万円浮くんや。経費節減できるから、やっぱり議員も身を削ってやろうと、私はそう思ったから賛成討論したんです。だから、私、これを一般質問しているんです。一般質問は自分の考えでやっているんですから。 だから、やっぱり財源が要るんですよ。市長はいろんなところからいろんな要請が来ます。その優先順位をつけて予算を組んでいます。市長に与えられた予算の編成権の権利ですから。しかし、議員も議決権があって、市長の予算を監視しているんです。 だから、その方に申し上げたんですけれども、新宮市で行っている支援は、隣の那智勝浦町にないのもあるんです。だから、全て同じように私は難しいと。でも、市長にお願いしたいのは、やはり全て何でも無料じゃないんです。やはり少しでも補助ができる。3分の1でも補助できると。やっぱりその自治体によっての財政の力がありますから。私はそういう考えなんです、市長。だから、何でもかんでも無料にしたらええということじゃないんです。少しでも初めは財政の許す限り、3分の1でも補助はどうでしょうかと、そういう考えなんです。いかがでしょうか。 ◎副市長(向井雅男君)  子育てのほうに重点的な、要するに充実をさせたいという思いは、市長のほうから職員のほうにも指示が出ているところでございます。今回の一般質問においても、各議員から子育てのほうに施策でいろいろ提言をいただいたところです。 でも、この子育てを充実させる中で、ほかの行政サービスを低下させることはできませんので、ほかの行政サービスを保持しながら、いかに子育ての施策を充実させていくかというところなんですけれども、当然、子育てについては、結婚から妊娠、出産、子育てまで、本当に充実した環境を整備していく必要がありますし、今行っている子育ての支援に、さらに切れ目なく量的にも面的にもさらなる支援をしていく必要があるというふうに感じていますし、市長からの指示が出ている中で、それらをどういうふうに重点的に予算を配分していくかというところも求められていくというふうに思います。 当然、ここには有利な財源という問題がついて回りますので、国・県の有利な財源を使いながら、新宮市の一般財源をどういうふうに確保していくかというところがすごく大事なところになってきますので、幸いにも先ほど国の話が出ましたが、国の政府のほうでも全世代型社会保障構築会議というのが今行われていまして、年度内にはそういった方向性が子育てに対しても出るというふうに聞いています。児童手当の拡充であったりとか、子育ての支援の給付であったり、そういったものが出るというふうに聞いていますので、新宮市の子育ての中でどこが強いのか、どこが弱いのかも含めて、そういった国・県の支援を見ながら、新宮市がどこに一般財源を投入していくかということも含めて、今後市長と相談させていただきながら、また議会に意見を聞きながら施策を充実させていきたいというふうに思っております。 ◆15番(福田讓君)  今、向井副市長がおっしゃったとおりです。やはり財源確保、また法律も変わってきますし、来年になれば。しかし、岸田総理も、今現状の総理大臣がはっきり国会でも、子育てをして力を入れなければ、日本の人口が減るばっかりだと。それを発表されていましたので、私は当然だと思います。 新宮市も年間160億円ですか。令和3年度の決算で。地方交付税だけ38%、40%でしょう。一般の我々、市民から頂く税金と法人税だけで約17%しかないんです。大変です。だから、市長職というのは大変だと思います。それがやはり職員の皆さんの知恵と行動によって。あの丹鶴ホールでもそうでしょう。52億円要ったいうても、28億円の都市再構築戦略事業交付金も頂いた。実際に新宮市がこれに投入した税金は約12億円でしょ。これは職員の皆さんが知恵を絞って、そういう補助金を取ってきてくれたからこそできたんです。 だから、これからもやはり子育ての支援というのは、子供を産んでいただいて、子育てして、小学校、中学校、高校と行くんです。そして、優秀な日本の国の背負っていく子供たちのために、市長もそういうお考えを前向きに打ち出していただいたいうことは本当にありがたいと思っています。 那智勝浦町には出産祝い金があるそうです。第1子、第2子には5万円、第3子には10万円と、新宮市にないんですかと聞かれました。聞いたらありませんと。なんかいいことばっかり言うんです。聞いてきたら。何で新宮市にないんだと。でも、新宮市であるのはあるんです。だから、私は、子育てには大いに力を入れていただいて、やはり新宮市を背負って立つんですから。その予算の配分というのは、これはトップである市長、副市長、そして幹部職員が考えてやっていただけると思いますから。 今回、私、子育ての一般質問出しましたけれども、5人の方もありました。皆さんいい質問でした。だから、まず財政、そして国・県の補助金をいかにして活用して運用するか。そういうところです。 市長にも今お話ししたとおり、認定こども園と保育園では、那智勝浦町では主食費ですか、副食費、主食も無料と。196人あると言っていました。新宮市お聞きしましたら273人と。新宮市で換算すれば、大体1年間で1,474万円。那智勝浦町は1,058万円と聞いていますが、実際には主食費も那智勝浦町はしているということで、新宮市に換算すれば1,580万円ぐらい要るということですから、すごいお金なんです。それを少しでも補助をしてあげるような考えは検討していただいて、全部そんな無料だということは難しいと思うんです。これは私からの提言なんで、財政のことは、行政のやっぱり予算をつくる権限は市長はじめ市当局でございますので、今後とも財政を鑑みながら、市長、まだこれから来ると言われています南海大地震です。市内回っていって一番多いのは側溝と溝蓋です。物すごいです。 今、議員各位は議員活動を一生懸命やっていますから、いろんな話聞いてきます。そこで一番多いのは都市建設課。一番多いです。でも、言うんですよ、市長。これ全部やってくれって言ったって、これ何億円って要りますよというて。だから、やっぱり市のほうへお願いしていただいて、そしてやっぱり優先順位を決めてやっていただいたらいいですよということを言っていますから。 我々来年選挙ありますから。今議員活動やっていますから、皆さん。いろんな要望は出てくると思います。当たり前です。市の行政のトップである市長、そしてそれを補佐していただく副市長。ほいで、教育の長である教育長。あと、幹部の皆さんで、よく考えていただいて、財政と見合いながら執行していただきたいと思っています。よろしくお願いします。 これでこの項終わります。 続いて、熊野川町の高齢者福祉をお聞きします。 私は、福祉と書いていますが、実は、峪中課長、私、高齢者の方が免許証をお返しになるんです。そしたら、熊野御坊南海バスさんはバス代半額なんです。私、うっかりして新宮だけやと思ったんです。そしたら、本宮からもずっとバスは皆半額になるんやね。間違いないですね。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  企画調整課、峪中より答弁をさせていただきます。 熊野御坊南海バスさんにおきましては、免許を返納して運転経歴証明書をお持ちの方につきましては、料金が半額となる制度がございます。これにつきましては、経歴証明書をお持ちの方と同乗者1名までが半額になるというものでございます。 ◆15番(福田讓君)  本当にありがたいで。私ところから新宮の駅までやったら1,300円ほど要りますから、往復2,600円です。私も今は免許証持っています。いつでも新宮へ20分で来れますが、あと十何年したら免許証、それまで元気でしたら免許証を返納しなければならない。御承知のとおり、平成17年10月に合併しましたから、もう17年たちます。市内の町内の方にいろんな話を聞きますけれども、やはり免許証を今は持っているけれども、返してしまったらやっぱり公共交通しかない。といって、免許証をお持ちの方は、経歴書を作られたら結局半額になる。そしたら、もともと免許証を持っていない高齢者の方もいらっしゃるんです。そういった方々に、やはり熊野川町でもふれあい公社を設置されて、下阪代表が一生懸命ふれあい商店をつくって頑張っていただいています。まして、瀞峡巡りも頑張ってやっていただいています。ありがたいです。 でも、たまにはやっぱり大きなオークワとか、イオンへ行きたいという方もいらっしゃるんです。そういったときに、やっぱり何とか少しでも補助をしてあげて、できないかなという考えで今日は質問させていただいています。いかがでしょうか。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  現状におきましては、割引の制度というものは、議員さんおっしゃるようにございませんけれども、今後、市内全域の公共交通再編を図っていくという中では、将来的に検討していく必要があるというふうには考えております。 ◆15番(福田讓君)  過日、11月21日にデマンドタクシーができました。これも職員の皆さん、よう考えてくれました。熊野川町内どこまで行っても片道100円でしょう。往復200円。本当にこれすごいなと思って、これも国の過疎の対策、公共交通に対する補助金もあるし、ありがたいんですけれども、これが全ての市内へ適合できるとは私は分かりませんが、熊野川町にとっては本当にありがたいです。 でも、新宮へ出てくるのに、やっぱりバスでしたら30分以上かかりますし、そのあたり、免許証を返す人がもうどんどん増えている。熊野川町も50%ですから、高齢者比率。もうあと10年もしたら500人、北山村ぐらいになるんじゃないかと思います。 だから、それを考えると、私も高齢になってまいります。車の免許って、市長、ほんまに楽ですね、持っていたら。元気で運転できたらいつでも走れるけれども、免許証返さな危ない。高齢者の交通事故が増えている。もういろんな事故があって、本当につらい話が多いんです。だから公共交通、今日は熊野川町のことしか書いていませんが、また機会がありましたら質問させていただきますが、この間の会合でどういう意見がありましたか。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  御参加いただいた住民の皆さんからの意見といたしましては、便数の追加ですとか運行ダイヤの見直しについて。また、田辺市本宮町ですとか北山村、熊野川町域外への運行、そして診療所へ行かれる際に利用される住民の方が多いんですけれども、診察後の待ち時間が少し長くなることがあるので、そのときの対応などというものがございました。 ◆15番(福田讓君)  新宮方面へやはりお買物とか、新宮の特別な病院へ行きたいとか、そういうのはなかったですか。それに対するいろんな御意見は。 今、熊野川町、毎週金曜日8時半に大型タクシーで医療センターへ御案内していただいて、帰りの便は12時と3時に2便で帰ってこれます。これ週1回です。御利用の状態はどれだけか、今日は問いませんけれども、それもやっていただいていますから。それで、今度は高田からバスが出て、医療センターまでのバスも走っていただいている。高田の方も喜んでいると思います。 だから、そのあたり、私の提言なんですけれども、考えなんですけれども、やっぱり補助的に割引券とか、昔はタクシーで使ったんです。市内タクシーでも割引あったんですが、そのあたりも、これお金のことやし、そういう財源のことを考えなあかんから。でも、免許証を返してしまったら、新宮の市内の方でしたら、またタクシーに乗られても、市内やったらワンメーターで580円。私ところやったら8,000円要ります。これは、田舎に住む者の勝手な話としてお聞きしていただいていたら結構ですが、新宮市の市民として、やっぱり少しでも、今、市長にもお願いしたように、全部ただにしてくれとか、無償にしてくれというんじゃないんですけれども、少しでも援助ですか、していただけるようなお考えを検討していただけないかということでございますが、どうですか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  この交通問題の対応は、公共交通だけでなく福祉支援、生活支援の観点も必要だと思います。また、地域事情によってその問題も異なりますので、これから旧市内のほうの議論入りますので、その点、議員から御指摘あった点も踏まえまして、いろんな角度から複数の課が入りまして検討、善処していきたいと考えております。 ◆15番(福田讓君)  そのとおりです。やっぱり新宮市内も相筋から熊野地、そして木ノ川、物すごい人口多いし、道も入り組んでいますので、熊野川町みたいにああいうデマンドタクシーはちょっと難しいと思いますが、それも今、企画政策部長がおっしゃったように検討されている。また、三輪崎、佐野地区もやはり高齢者が増えてきます。本当に企画政策部のお仕事というんですか、もう早くしていただきたいという議員からのいろんな質問もありますから、しっかりと熊野川町みたいにね、部長、うまいこといったね、熊野川町。あれありがたいです。でも、利用客がちょっと少ないということは、やっぱり人口少ないし、新宮はやっぱり人口多いですから。新宮で1万8,500人ですか。三輪崎、佐野で7,000人、やっぱり熊野川町と違いますから、スケールが。ちょっとやっぱり熊野川町みたいに簡単にうまくいける方法をよく考えていただいて、やっていただきたいと思います。 熊野川町は道3本しかないんです。玉置口、篠尾、小口しか。だからやりやすいんです。でも、新宮は、もう至るところに路線があるから大変だと思います。なるべく早く解決できますように、企画政策部長はじめ、課長皆さん頑張っていただいて、市民のための公共交通を少しでも早く成功できるようにお願いいたしたいと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(榎本鉄也君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日12月16日から21日までの6日間休会といたしたいと思いますがこれに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、明日12月16日から21日までの6日間休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  以上により、次回の本会議は12月22日午前10時から会議を開きます。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後2時43分...