備前市議会 > 2023-03-02 >
03月02日-03号

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  1. 備前市議会 2023-03-02
    03月02日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 5年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和5年3月2日  午前9時30分 開議    午後2時31分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      6番  藪 内   靖  7番  青 山 孝 樹      8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子  10番  石 原 和 人      11番  西 上 徳 一      12番  立 川   茂  13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊      15番  中 西 裕 康  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長兼福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  文化事業推進室長大 橋 宗 志  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  国際教育推進部長教育まちづくり推進部長                                            守 屋 孝 治  総合支所部長  杉 田 和 也職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  事務局次長   大 西 健 夫  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・1番 草加忠弘議員  ・2番 丸山昭則議員  ・4番 内田敏憲議員  ・14番 土器 豊議員  ・8番 山本 成議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者61番 草加忠弘1 ふるさと納税の返礼品に高齢者見守りサービスを市長2 放課後児童クラブの機能向上について市長3 投票率向上に向けた取組について市長4 給食費、学用品費及び保育料の無償化とマイナンバーカード取得について(取下げ)──72番 丸山昭則1 認定こども園・保育園について市長 教育長 教育振興部長 (再質問あり)2 公園について市長 (再質問あり)3 環境問題について市長 市民生活部長 (再質問あり)4 備前市の教育について(いじめ問題など)市長 教育長 (再質問あり)84番 内田敏憲1 東備港明石公共埠頭の移転について  ① 岡山県への要望について
     ② 今後の見通しについて市長 (再質問あり)2 安心・安全なまちづくりについて  ① 防犯カメラの増設について  ② 今後の安心・安全対策について  ③ 防犯窓設置に助成金を市長3 伊里共同調理場について  ① 現在までの進捗状況について  ② 今後の見通しについて教育振興部長 (再質問あり)4 物価対策並びに経済対策について  ① 物価対策・経済対策のための備前市電子地域ポイント付与について市長 (再質問あり)5 少子化・人口減少対策について  ① 現在行っている施策について  ② お見合い課(係)の創設について市長 (再質問あり)6 ふるさと納税について  ① 昨年1月末の実績と今年1月末現在の達成額について  ② 今後の見通しについて  ③ 兼務職員の成果について市長 総合政策部長 (再質問あり)914番 土器 豊1 市長の備前市に対する取組について市長2 備前中学校区における小中一貫校について市長3 公共交通について市長 (再質問あり)4 備前市自治会連絡協議会について市長5 池・調整池の土砂の撤去を市長 (再質問あり)108番 山本 成1 デジタル地域通貨について市長 (再質問あり)2 自治体DXについて市長 (再質問あり)3 地域商社について市長 (再質問あり)4 国際バカロレア認定校とする取組について教育長 国際教育推進部長 (再質問あり)5 伊部南大窯周辺整備について市長6 伊部東休憩所整備事業について市長     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 まず、草加議員の一般質問を願います。 1番草加議員。     〔1番 草加忠弘君 登壇〕 ◆1番(草加忠弘君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 先日、福岡県の久留米市に個人版ふるさと納税について行政視察させていただきました。久留米市は、福岡県南部の都市であり、人口約30万人、個人版ふるさと納税では令和元年度約9億円であった寄附額が、令和3年度実績で約27億円と急激に伸びたとのことでした。その要因を聞くと、担当者や委託業者が誰も予測していなかったマイクロバブルシャワーというシャワーヘッドが、コロナの巣籠もり需要から爆発的に選ばれていたのではないかとの説明がありました。 しかし、最近ではコロナ禍収束による巣籠もり需要の低下から、シャワーヘッドの寄附額もかなり減少している。今後は、寄附者のニーズを踏まえた新たな返礼品の開発に取り組むほか、市の特色を生かし災害支援等今の返礼品にはない寄附者の共感を呼ぶようなメニューを検討中であると担当者からお聞きしました。 私は、そのお話から爆発的に寄附額を増加させるような返礼品を意図的に用意することは難しく、安定した寄附をいただくには市の特色を生かし、寄附者の共感を呼ぶメニューの開発が重要であるという知見を得ることができました。 現在の当市の個人版ふるさと納税の状況は、前年度実績によると約3億円で、返礼品の上位は水ギョーザ、白桃、桃太郎ブドウ、カキ等の当市の特色を生かしたものが人気になっているようです。寄附者の共感を呼ぶメニューとして、既に野良猫不妊去勢手術費用助成等動物愛護のためにふるさと納税が募られています。 今回私が提案したいのは、前者の市の特色を生かすメニューについてです。残念なことですが、当市は若い世代の転出者が多い傾向にあります。大学進学を機に当市を離れ都市部で就職し、定住するという流れが多いと感じています。この現象は、当市だけの問題ではありませんが、青年期に転出された方が20年、30年経過すると地元に残る親世代のことを心配し、不安を感じる方が多いのではないでしょうか。そのような方のために、当市の個人版ふるさと納税の返礼品の中に見守りサポートのようなサービスを入れてみてはいかがでしょうか。 栃木県小山市では、一定の金額を寄附すると地元のヤクルト販売員が乳酸菌飲料を配達する際に安否確認を行い、その様子をメールなどで知らせてくれ、異変に気づいた際には市や警察にも連絡するというサービスを提供しているようです。訪問の頻度は寄附額によって異なり、配達と見守りを2万7,000円の寄附で2週間に1回を半年、5万3,000円で週1回を半年、10万5,000円で週1回を1年間行うようです。そのほかの自治体でも、ガス屋さん、郵便局等も同様のサービスを提供しているようです。 私は、当市の特色であり課題でもある在宅高齢者の安否確認について、当市と地元の企業とが連携することで高齢者が孤立をせず、安心して暮らせる地域づくりに結びついていくことが期待できると考えております。本件につきまして、市長の御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 続きまして、放課後児童クラブの機能向上について質問させていただきます。 先日新聞を読んでいると、子ども教室と一体化推進という見出しが目に入ってきました。何を一体化するのかというと、厚生労働省が費用を補助し、共働き世帯で就学後の小学生を対象とする放課後児童クラブの充実を目指し、親の就業状況と関係なく全児童対象で学習支援や交流活動を提供する放課後子ども教室との一体化を進めていくという内容でした。 現在、女性の就業率上昇により放課後に子供の預け先に困って女性が離職を迫られる小1の壁が社会問題となっています。この問題を解消すべく国は新・放課後子ども総合プランを策定し、待機児童の解消を進めるとともに放課後子ども教室放課後児童クラブと一体化することで、放課後児童クラブを充実させようというものです。 現在、放課後児童クラブに関しては全国的に普及し、小学校ごとに開設され広く認知されていますが、放課後子ども教室についてはまだまだ普及されていない現状であると思います。 当市においても、各小学校で放課後児童クラブは開設され利用されていますが、放課後子ども教室については開設されておらず、開設時期も未定だと担当課から聞いています。 子供が幼いことを理由に短時間勤務やパートタイム従業員として働かれている方にとって、夏休み等の間は子供だけの時間を避けるため勤務日数を減らしたり、勤務時間をさらに短くしたりする必要があり、職場に無理を言っている、申し訳ないという思いを感じながら勤務されている方が多く、職場との調整がつかない場合には退職せざるを得ないというケースも聞いています。ですから、放課後児童クラブの機能を向上させることは、家庭にとっても子育て世帯の社員を雇用する企業にとっても望まれていることで、早急な対応が求められています。 私が近隣市町村に調査を行ったところ、赤磐市は平成19年から順次7か所、瀬戸内市は平成29年から1か所放課後子ども教室が開設されており、ボランティアの方を中心に放課後や土曜日に教室が開かれているようです。 瀬戸内の教室では、平日に放課後児童クラブを利用している子でも希望者が放課後子ども教室を利用し、その後放課後児童クラブに移動するという流れで行われており、一体化に近い形で運用されているように感じました。 当市におきましても、まなび塾プラスという取組で土曜日や長期休暇の学習支援や交流が行われておりますが、先日発表された令和5年度施政方針の中にも中高生向け講座を実施するという支援が表明されておりました。ぜひそれに加えてまなび塾プラスの活動を放課後子ども教室に進化させる形で放課後子ども教室の開設ができないでしょうか。 校区単位に1教室以上というのが望ましいとは思いますが、まずは1件モデルケースをつくり、そこから発展、普及させてみてはいかがでしょうか。本件につきまして、市長の御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 続きまして、投票率向上に向けた取組について質問させていただきます。 近年、全国的に問題となっている投票率の低下ですが、当市においても状況は深刻です。直近の令和4年7月に行われた参議院議員選挙では、備前市内2万8,279人の有権者のうち50.06%の1万4,156人が投票を行っております。この数値は、過去に2番目に低い投票率であったそうです。 国政選挙もそうですが、最も身近な選挙である市議会議員選挙や首長の選挙におきましても、投票率の低下が進んでいることは皆さん周知のことと思います。特に、若い世代の政治への関心が薄れていることに伴う投票率低下や、有権者が高齢になり投票所まで行くことや記名をすることが困難になったため、投票を断念するというケースが多いようにお聞きします。 今回は、若者の投票率成果について取り上げたいと思います。 平成28年に選挙権の年齢が18歳まで引き下げられたとのことで、18歳に達した高校生の一部も有権者に含まれるようになりました。 先日、ある新聞記事で高校のお昼休みの時間に期日前投票所を設置されたという記事を目にしました。この記事で私の目を引いたのは、高校にも投票所が設置できるということと、投票権を持たない17歳の高校3年生も投票事務を担当し、投票する側ではできない貴重な体験で選挙への関心が高まったと記載されていたところです。 この試みは、校内に投票所を設けることで18歳になった生徒への投票を促すだけでなく、もうすぐ有権者となる高校生が選挙と関わる機会を持つことで、投票への具体的なイメージを持つことができるようになり、投票行動へのハードルが下がり、将来の投票につながりやすくなるのではないかと私は考えます。 この試みについて、近隣自治体へ私の調査によると瀬戸内では校内での期日前投票所の設置はないものの、高校から市役所が近く、最寄り駅の動線上にあるため、放課後に期日前投票を行う生徒もおられるとのことでした。 当市では、全日制の備前緑陽高校がありますが、高校から最寄りの駅までの間に市役所がないため、わざわざ投票するために遠回りしたり、帰宅電車を1本遅らせる等する必要があるため、投票行動へのハードルは少し高くなるのではないでしょうか。 そこで、当市におきましても今後備前緑陽高校のお昼時間に期日前投票所を設置してみてはいかがでしょうか。何事も最初の一歩は緊張するものです。その緊張を少しでも緩和することで若者の投票率の向上へつながるのではないかと私は考えます。 また、夜間定時制高校の片上高校でも同様の対応ができたらと考えております。 本件につきまして、市長の御意見を聞かせてください。よろしくお願いいたします。 最後に、給食費、学用品費、保育料の無償化とマイナンバーカードの取得につきましては、昨日同僚議員に対して御答弁がありましたので、取り下げたいと思います。 以上になります。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 1番、ふるさと納税、返礼品に高齢者見守りサービスをについてでありますが、本市におきましても2018年11月より郵便局が実施する郵便局の見守りサービスをふるさと納税返礼品として提供をしております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大により、各戸への戸別訪問が困難となり、現在は返礼品としての提供を一時停止している状況であります。 昨今では、新型コロナウイルス感染症による行動規制も緩和され、徐々に元の日常を取り戻しつつありますので、返礼品として再度御提供ができるよう、返礼品協力事業者である郵便局との調整を進めてまいります。 また、議員御提案のように市の特色を生かし寄附者の共感を呼ぶことや、他自治体と連携するなど返礼品の開発に引き続き取り組み、備前市の魅力の発信の強化に今後とも強力に進めていきたいと思います。議員の皆様には引き続きふるさと納税に関しまして御理解、御協力をお願いいたします。 2番、放課後児童クラブの機能向上についてでありますが、放課後児童クラブ放課後子ども教室を一体型で開設ができないかとのことでありますが、放課後子ども教室は平日の放課後や学校休業日に全ての児童・生徒を対象とした学習やスポーツ、文化芸術活動、地域住民との交流活動などの機会を地域の方々の参画を得て提供する事業であります。議員御紹介の瀬戸内市、赤磐市の放課後子ども教室では、学校の負担感や地理的な状況等様々の理由から現状一体型での実施までには至っていません。 備前市の小学校においては、生徒の安全管理上全ての小学校で集団下校を行っているため、平日の放課後に一体型で子ども教室を開催した場合、下校する際の安全管理が難しいことも課題として上げられます。 備前市では、土日や長期休業期間中に公民館等を活用し、放課後子ども教室と同じ目的で備前まなび塾プラスを実施しております。今後、開催回数や内容をさらに充実させ、地域交流や多様な体験の機会を充実させてまいりたいと考えております。 3番、投票率向上に向けた取組についてでありますが、備前緑陽高校での期日前投票所の設置につきましては、行われる選挙の時期により、すなわち18歳になるその後の投票行動と2月、3月、4月でしたらまだ18歳になっていない子供もおるわけですから、そういう意味における選挙の時期により学校や関係機関と協議してまいりたいと思います。 また、改めて期日前投票制度についての周知や期日前投票所が備前市の5か所で行われており、投票日に都合が悪くてもこの制度により投票ができることなどもさらにPRしていきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 草加議員。 ◆1番(草加忠弘君) 既に郵便局のほうと提携をされて高齢者の見守りサービスを行っていたということで、今後コロナも終息してきておりますので、一刻も早くそういったサービスの再開をよろしくお願いいたします。 3点目の投票率向上に向けた取組の件では、高齢者がなかなか投票所まで行けないという方もいらっしゃいますので、そういった方に移動支援というような形でまたサービスを提供していただければ、そちらも検討していただけるかと思っております。 以上になります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「それでは、私のほうから質問を終わります」と1番草加議員発言する〕 以上で草加議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午前9時49分 休憩     午前10時05分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、丸山議員の一般質問を願います。 2番丸山議員。     〔2番 丸山昭則君 登壇〕 ◆2番(丸山昭則君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 このたび、大きく4つあります。 まず1つ目、こども園、保育園についてです。 保育事業について、待機児童解消対策としての保育士確保への取組等について質問します。 備前市は、こども園、保育園に通う園児の保育料を無償化にしたことは子育て支援であるとともに、これから子供を持ちたいと考えている方々にも希望を与えるものと確信しております。 備前市では、保育、幼稚園事業の質の向上及び受皿の整備、また待機児童解消については認定こども園小規模保育事業などの整備を積極的に進めてこられました。しかしながら、地域の方々からは保育事業に関する課題が聞かれ、私も市民の方々から様々な御相談をいただく中で、今回の一般質問のテーマに挙げた次第です。 特に、本市では待機児童の厚労省基準ではゼロに近いものの、潜在的な待機児童としての利用保留児童と言われる基準外の待機については本市としての大きな課題ではないでしょうか。全ての子育て世代の方々が満足できる保育事業は難しいとは思いますが、保育の質の向上や受皿の整備について今後どのようにお考えか、お聞かせください。 あわせて、さきの定例会でもお聞きしましたが、12月の時点で待機児童、保留園児が65名でしたが、その後入園手続の内容を変更した後、状況はどうなったでしょうか。 2つ目、公園についてお聞かせください。 全国的に少子・高齢化が進み、またコロナ禍であったこともあり、子供たちはスマートフォンやテレビゲームなどのIoT機器が遊びの中心となり、野外での活動は少なくなりました。しかしながら、コロナも5月8日以降は5類にする予定と政府が発表し、コロナ禍以前の生活を取り戻せる日も徐々に近づいています。以前のように多くの市民が参加できる行事や交流活動に加え、子供たちの外遊びの機会が増えることも期待されるところです。 そこでまず1つ、子供たちの野外活動を促進し、また障害のある子供たちが利用しやすいインクルーシブ遊具をこのたび市政の一つとしてお伺いしていますが、その整備についてどのような予定か、お聞かせください。 2つ目、今後その規模はどのくらいなのか、広さはどうか、遊具はどういったものか、お聞かせください。 3つ目、環境問題についてです。 9種23分別についてお聞きします。 約3年前のデータではありますが、本市の調査では4行政区2促進住宅を除き実施率97.3%となっておりましたが、今現在どのような状態か把握されていますでしょうか。 次に、グリーンボックスの設置についてお聞きします。 市内の大半の地域では、可燃ごみ用のグリーンボックスなどがごみ集積場が整備されています。しかしながら、ごく一部の地域でありますが、グリーンボックス未整備で道路沿いにごみ袋が出されている状態が見受けられます。ごみ袋がむき出しの状態は町の景観を損ねるとともに、カラスなどが袋をつついてごみが散乱することもあります。 また、ごみ収集の方の御苦労を考えても、ごみ袋が点々と置かれている状態よりある程度のごみ袋が集積されているグリーンボックスのほうがはるかに収集しやすいと考えます。 そこで、お聞きします。 グリーンボックス未整備の地域がまだあることについて、どのようにお考えでしょうか。 2つ目、またそのような地域に対して指導はできないのでしょうか。 大きな4つ目、備前市内の教育に向けて、いじめ問題等についてお聞きします。 この間の記事で文部科学省は7日、全国の教育委員会などに対し重大ないじめ、犯罪行為に相当するようないじめは速やかに警察と連携して対応するよう求める通知を出した。警察に相談、通報するべき悪質ないじめとして19事例を具体的に挙げ、その罪名に当たる可能性があるかを明示したと。 通知では、犯罪行為として扱われるべきいじめは学校だけでは対応できない場合があると指摘。児童・生徒の命や安全を守ることを最優先にして警察との連携強化を要請したと。 その19の事例をごく一部。ゲームや悪ふざけと称して同級生を繰り返し殴ったり蹴ったりするのは暴行罪、インターネットに実名を上げて悪口を書くことは名誉毀損罪や侮辱罪と。同級生の裸の写真、動画を友人に送信するのは児童買春、ポルノ禁止法違反罪などとあります。 過去に警察が介入した事案として、生徒のわいせつ画像が学校内に拡散された際、警察が速やかに捜査することでさらなる拡散を防いだことなどが紹介されました。警察に相談、通報したことは適切な対応を行ったとして評価されると強調し、学校と警察の双方に窓口となる担当者を配置することや、休日など勤務時間外の連絡方法の確認をすることを促した。また、スクールカウンセラーと連携した被害者の心のケアなどを求めたほか、加害者に対してもいじめに至った背景を聞き取って自らの行動を反省できる指導ができたと。 そこで、お聞きします。 速やかに警察と連携し、対応するよう求める通知が出されましたが、御存じでしょうか。 2つ目、こども園、保育園、小学校、中学校、高校などで今現在どれくらいのいじめが起きているのか、また先生や親も気づいていないいじめのSOSは外部機関へ届いているのか、教育委員会などでどのくらい把握されているのか、お聞かせください。 以上、明確な御答弁よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、丸山議員の御質問にお答えをいたします。 2番、公園についてでありますが、インクルーシブ遊具設置工事については来年度より備前市身近な公園の整備・管理基本計画に基づき各小学校区に1か所程度設置することとしており、候補地を選定し、当初予算にて上程をしております。 畠田地区の公園整備については石原議員にお答えしたとおりであります。 次に、公園の規模については複合型のインクルーシブ遊具を設置する予定としており、基本的に面積の大きな公園を予定しております。 また、設置する遊具につきましては複合型のインクルーシブ遊具と防災機能を兼ね備えた公園として地震等の被災後も活用できるかまどベンチを設置する予定であります。 また、他の目的として有効利用できる平地が十分残るように遊具の配置について検討してまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、丸山議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、保育の質向上や受皿整備についてでありますが、幼児期は生涯にわたる人格形成の基礎を培う非常に重要な時期であるため、保育士等には県内外への研修に参加し、保育の振り返りを行う機会をつくるとともに、園児の発達の段階に応じて外部講師の専門性を生かした体験活動にも参加するなど、さらなる保育の質の向上につなげています。 また、保育の受皿となる認定こども園の整備や民間の小規模保育所への支援を実施してきましたが、今後とも各地区の状況等も踏まえて必要な環境整備を実施していきたいと考えているところでございます。 2点目、保育園児、待機児童についてでございますが、直近の2月時点で入園保留者が68名、うち待機児童数が5名となっております。 なお、議員御指摘の入園の手引の見直しについては令和5年度からの取扱いとなるものであり、新年度の入園申込み状況としましては現在調整中でありますが、入園保留者が28人で、昨年同時期と比較して5名減少となっておりますが、まだまだ対応が不十分ですので、今後とも引き続き入園保留者減とあるいはゼロ、待機児童ゼロに努めてまいりたいと思います。 続いて4番、1点目、文部科学省の通知についてでありますが、御指摘のとおり2月7日付で文部科学省から「いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携等の徹底について」の通知がございまして、既に学校に周知し、適切な指導、支援をお願いしているところでございます。 2点目、教育委員会におけるいじめの把握についてでございますが、学校でいじめが発生した場合は適切な対応をしていただくとともに、速やかに教育委員会へ報告するようになっておりますので、内容あるいは件数、具体的内容につきましては確実に把握しているものと考えております。しかし、具体的な数値の公表につきましては国からの指導によるということで、ここで申し上げることは控えなければなりませんので、御了承いただきたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 濱山市民生活部長。     〔市民生活部長 濱山一泰君 登壇〕 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 私からは3番、環境問題についてお答えいたします。 まず、9種23分別についてでありますが、令和5年2月末日現在での実施状況は98.2%であります。導入には資源回収ステーションで分別をしていただく地区住民の皆様の御協力や設置場所の確保が必要なことから、引き続き設置場所等の課題について調整を行い、完全実施に向け努めてまいります。 また、グリーンボックス未整備の地域がいまだにあることについては、市といたしましても路上へのごみ出しによる景観等についての御意見があることは承知しており、その解消に向け対策が必要と考えております。 取組といたしまして、新たなごみステーションの設置に当たり実際に収集場所までごみ袋を運んでいただく地区住民の皆様の御了解をいただいた地区から設置を行い、ごみ収集場所の集約を行っております。 また、指導等はできないかについては指定のごみステーションに出さないとか、マナー違反等があれば指導ができますが、今後も引き続き粘り強く丁寧に説明を続け、地区の環境衛生、景観美化の推進、またごみ収集の効率性、安全性を高めるためにも当該地区と課題について協議を重ねてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 では、再質問に入ります。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 明確な御答弁ありがとうございました。 では、質問を順次させていただきます。 まず、こども園、保育園のところですが、少し前の定例会でもお聞きしたのを自分の中で漏らしていたんですが、保育士が不足していることが分かったと思うんですが、その保育士確保のために何か取組というか、されたでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) お答え申し上げます。 11月の定例会期中の厚生文教委員会でも申し上げております内容になりますけれども、大学を訪問を行うなど行っております。それから、現在人事担当部門とも処遇改善などに向けて採用試験や採用形態の多様化を検討しているところでございます。実施につきましては、新年度、令和5年度での実施を計画しているところでございます。その協議を進めているところでございます。 それから、その処遇の改善というものにつきましては、令和4年2月に、ちょうど1年前に御提案させていただき、議会でもお認めいただきましたが、給料月額を3%程度改善する給料表の見直しを実施をさせていただいたところでございます。それプラスアルファの処遇を考えていく協議に着手をしているという現状でございます。大きくは、主な点としたそういったところになります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。大学に出向いていかれたと聞いたんですが、どこの大学とか具体的には言えますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 県南にあるそういう保育、保育士、保育教諭養成をしている大学でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆2番(丸山昭則君) しつこく大学のことを聞くんですが、1校だけでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 県内では3校(「4校」と後刻訂正)、お隣赤穂市では1校でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。 引き続き、大学、県内に3校というてもまだまだ大学もありますので、保育士さん、たくさん備前のほうに来ていただくように活動をよろしくお願いします。 すいません、先ほど処遇改善も出たんですが、処遇改善をまだアップしないといけない、前回のときに県外の上郡のお話出たんですが、その処遇改善をして保育士さんは増えたとか増えていないとかっていうことは教育長いかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 3%アップということで、この近隣の市町と比べれば少しよくなってきているのですけれども、それがどの程度影響して保育士確保につながっているかという点につきましては、まだはっきりと出ていないのではないかというふうに私は把握しております。まだまだ岡山市、あるいはそれに比べて、などに比べて十分でないときもありますので、待遇改善をきちんとさらに努力しなきゃいけないという認識をしております。 それからまた、業務内容についても本当に教師もそうですけども、保育士、保育教諭の働きの状況というのは非常に厳しいものがあると。大変子供の、一人の保育士が20人も30人も受け持たなきゃいけないような状況の中で、本当に四苦八苦されている先生方の生の声を聞きますと、小学校、中学校の働き方改革は問題になっているけど、なぜ保育園やこども園がもう少し問題にならないのか不思議に思うくらいですということを率直にある園長が申されているのを聞いて私は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになったことがあります。働き方改革だけじゃなくて働くことの魅力づけ業務改善、働きがい改革をしっかりしていっていかなきゃいけないというふうに私は強く思っておりますので、待遇改善とともにそういう内容的な、子供たちが本当に進んで、喜んで保育園、こども園に通い、保育士、保育教諭が本当に生き生きと楽しく保育ができていろいろな社会問題になっているようなことが起きないように、その根をきっちり把握して改善するような努力を今後ともしたいと思っています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。できるだけ今教育長言われたことを実践に、現場のほうにその旨伝えていただいて、これだけ考えている、一生懸命あなた方がやっていることはもうひしひし感じて、それを考えてより改善をして働き方改革でないですけど、保育士さんが働きやすい職場にしていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。 そこで、保育士さんが万が一増えたとなったときにその保育園、それからこども園なんかで弾力入所みたいなことは可能でしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 弾力的な入園ができないかという趣旨かと受け止めております。結論から申しますと、備前市の保育園、認定こども園ではそのような取扱いは行ってはおりません。定員超過の場合の取扱いという制度はあるようですけれども、保育所では待機児童が増加する中で、定員の弾力化、ただし最低基準を満たすことを前提に認可定員を超過して入所できるようにすることを行うことで対応している市町村があるというふうに情報は得ております。 しかしながら、最低基準を満たすということは、保育士の数が十分満たされているということが当然大前提になると思いますので、一時的にそういう最低基準を満たすことが前提で認めているという自治体はあるようですけれども、本市におきましてはそのような取組は行っていないというのが現状でございます。 それから、一つ答弁の訂正をさせていただきたいと思います。 先ほど、県内の大学3校と申しましたが、4校の誤りでした。訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。そこらあたりも引き続き行っていただきたいなあ。 そこで提案なんですが、保育資格を持ちながら保育現場で働いていない潜在的な保育さんというのはおられると思う。そういった方を支援する保育士・保育所支援センターみたいなのが他の自治体ではあったりします。そういったのを本市でいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 現在の備前市の現状を申し上げます。 御提案のありました保育士・保育所支援センターでございますが、現在岡山県にて運営をされていらっしゃいます。そこに備前市としても登録を行っており、保育士等の確保、それから相談支援などで情報共有を図りながら人材の確保に努めているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。岡山県のほうがそうやってやっているということは、ここで市長に問うんですが、保育士さんを確保するために改善をしてきた、それからあとできるだけ待機児童、保留園児がいないようにも一生懸命働きかけている中で、先ほど地方自治体では支援センターみたいなのがあるということですが、ここでもう一つ地方自治体では単独では対処できない、処理できない問題が多くあると。その問題に対して高梁市、吉備中央町、美咲町が少子化に対して連携して図書館を使えると、1市2町でどこででも本を借りてどこでも返却できるという岡山県の連携中枢都市圏っていうのがあるかと思うんですが、そのことを保育士さんのことを絡めて何かいい案があれば市長お伺いできないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 図書館の活用については全然問題がないと思いますし、備前市も県内だけではなしに東備西播の事業を通じまして赤穂市あるいは上郡町と連携をしておりますので、むしろそういう図書のことについては大変備前市も皆さん方のやっていることは十分にできると思っております。 問題は保育士の待遇なんですね。実は、昨日も決裁をしましたが、ある備前市内の園の保育士の方が2名退職願が出ておりました。どちらに行かれるんか分かりませんけども、特に私立の保育園、幼稚園、認定こども園の待遇格差、こういうふうな市立、町立の学校とは大分違ってきております。 二、三年前からよく言われますのは、最低でも21万円というようなことが新聞に載っておりました。備前は備前で一つの基準があって公募をしますけども、教育長が言われたように一人の先生で年長組30人をというのは、元気盛りの子供でありますので、本当にそれがいいのかどうか。こういうことも備前市では保育士、幼稚園の教諭等を別の次元で採用していかなきゃならないと私は思って総務課のほうにもこれは条件を変えなさいというようなことも既に指示はしております。 結果的に人件費が上がることは間違いないでしょう。また、俗に言う正職員の報酬も一般職員と違った第2俸給制度を使うておりますので、これらも一般職員と同様の俸給制度に早く変えることができませんかというような指示をしております。 まず、備前で十二分な先生方の下、立派な先生方の下、少し余裕はある中で私ども大事な市民である1歳から5歳までのお子さんを預かり、そして教育をさせてもらいながら小1ギャップというのがないようにして小学校へ上がっていく。小学校へ上がっていくということは、もうその時点でタブレットをもらうわけですよね。そうしますと、タブレットのキーボードは英語と平仮名と片仮名と1からの数字、もうこれが1年にもらうんですから、それが分からないようでは小1ギャップがついてくるわけですね。そのためにも年長組、認定こども園等における教育も大変大事になってくるんじゃないかと思っております。 少し話は……。 ○議長(守井秀龍君) 市長、質問に対する答弁でお願いします。 ◎市長(吉村武司君) 分かりました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。先生のほうはそういった感じで分かったんですが、先ほど保留園児がまだ28名ということで、その子供たちが園に通いたいというか、行かせたいけど、行かせれない親御さんだとか、仮にいろんな諸事情があるかと思うんですが、そういった子供たちに対して何かいい施策というか、市長ないでしょうかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 担当課長に4月1日からそのようなルール、備前ルールはなくしましょうということで指示をしておりますので、例えばお母さんが妊娠したら上の子供を家庭で引き取らなきゃならないとか、そういうような俗に言う本当の待機児童でない、帰されるというルールは4月1日からなくなるように私は理解しておりますので、本当に待機児童が僅かでございますので、本当の待機児童は。その先生もそれなりの待遇で募集をする、一般職の職員と変わりがないように一年一年ごとの契約ではなしに、私はそういう改善をすることによって必要最小限の先生方が備前で働いてくれると、または俸給表も変えていく、同一労働同一賃金という今の国の政策に基づいた制度改革は、令和5年度やっていかなければこの問題は残念ながら根本的に解決をしていくということが大事と思っておりますので、そのようにさせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございました。 次なんですが、公園の件で小学校区に1か所ずつ、大きさも先ほど言っていただきましたので、本当にありがたいことだなって思っていますが、ここで御相談ではありますが、その中核公園をつくる、つくることの施策は物すごくいいことだと思うんですが、それに対して地区の方が管理をするというのはなかなか、高齢化っていうことではなかなか一概に言えないかもしれないんですが、管理することがなかなか難しい。そういったことでせっかくつくった公園なのにそのまんまというのはもったいないので、市で管理をしていただくということができるんであればお願いしたいんですが、市長いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今までと違いまして高齢化が進んでおります。全てがボランティアで、地区で管理というのも限界が来ておると思います。担当課のほうで極力市の職員が責任を持って管理をし、遊具の事故が起こらないようにするのは当然だと思いますので、4月以降早急にその改善につきましては担当部署のほうに指示をして極力備前市でやっていく。ただ、いろんな情報を頂戴することは、また地域の方にお願いをしたり、利用者の方から御連絡をいただいたりという形で、市民挙げて子供の健やかな成長、運動、こういうものを見守っていく必要があろうかと思いますので、改善をしてまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。ぜひとも新しいから管理をするっていうわけではなく、もう小さいところからでも構わないので、そのあたり管理よろしくお願いします。 次の質問のほうに移ります。 3つ目の環境のことでですが、今グリーンボックスを設置しているところ、様々あるかと思うんですが、その管理っていうのはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 管理につきましては、それぞれの町内会の方にお任せしていると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。その管理はいいんですが、例えばどこかが壊れた、腐食したり破損したっていうことの連絡がないと市のほうは分からないっていうことでよろしいんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) そうした場合は連絡いただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) そのようなシステムになっているっていう捉え方でよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) もしごみ収集車の担当者がそのときに気がつけば、担当部署のほうには連絡は入っているとは思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。 先ほど、できていないところがあるのは御存じだったと思うんですが、各地区へそれぞれのところに申し出ているのもお聞きしたんですが、景観ていう部分を考えるとどこにでもというか、98%からもうそれぞれの地区が、実施できているところができていないところっていうことを考えると、先ほども言いました景観ていうのを考えたときに市長、条例とかっていうことはこういったのでできないものなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山市民生活部長。 ◎市民生活部長(濱山一泰君) 指導等するための条例ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) いえ、指導ではなくて設置を促すほうの条例を、他の自治体ではある条例なんですね。備前市を見たんですが、なかったもので、その条例をつくることはできないでしょうかと。
    ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 他市にいい条例があって、それが環境整備につながり、市民の負担が少しでも減るようでありましたら、その他市の条例を参考に検討させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 最後の4つ目なんですが、学校と警察が速やかに連携を取れたときに、すごく対応がしやすくなるっていうのはいろんな自治体や他の学校でも聞いたりしているんですが、先ほど何かあったら連絡があるていうことをお聞きしたんですが、何かある前にその情報もしくはなかなか子供が正直に言えないと思うんですね。そういったのをいち早く分かるためにもどうだろうかということで少し考えたんですが、教育長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。いじめ問題などにつきましては、大変実態としては多様なといいますか、非常に深い複雑な面もかなり含んでおりまして、あまり簡単に対応ができないようなところがあり、あるいは教師もいろいろの面から見ているにしろ、それこそ一人の教員が40人前後も同時に、あるいはいろいろな業務もあったりしてなかなか行き届かないようにところがありますので、そういうものはしっかり対応できるような体制をまだまだしていかなきゃいけないと思っております。 だから、いろいろ問題が起きたときに相談すべき、もう少し警察などとも連携を取りながら相談をして、もうどうしても学校内で何とか解決しようという内向き志向になり過ぎる傾向が一般に学校の古い体質といいますか、いい意味でも悪い意味でもございますので、それを乗り越える努力をお互いにしていかないと、全ての問題に機敏に適正に対応することは難しいだろうというふうに思いますので、そういうものをいろいろな事例に応じてもう少し対応が十分できていくような体制を整うように努力したいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございます。 少し提案的なことになってしまうかもしれないんですが、現在の警察の方、60歳で定年ていうことではありますが、その方々をっていうとおかしいんですが、60歳で定年されても65までは任用採用的な感じでそれに関わるところに働かれるかと思うんですが、その後65からでまだまだ元気だし、いろんなことを、ノウハウもあるしっていうことになればそういった方を採用というか、来ていただくっていうような、これもシステムになるのか、それともそういう配慮というか、少し分からないんですが、どういった考えか、そういったこともありかなっていうので分かれば教えていただきたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、岡山県警から60で退任された方を備前市は常に1名採用しておりまして、1階のところで業務をしていただいております。県警のほうも切れ目なく御紹介をいただいておりますので、専門的なことにつきましてはOBのその備前市の任用職員と地元の備前警察署と常に対応し、また学校教育現場と教育委員会とそのような形で仕組みとしては私出来上がっていると思います。1名が少ない、2名がいいとかという問題は別にいたしまして、その辺は従前と比べまして改善、人的な改善は進めさせていただいております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) ありがとうございました。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で丸山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午前10時53分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、内田議員の一般質問を願います。 4番内田議員。     〔4番 内田敏憲君 登壇〕 ◆4番(内田敏憲君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 大きな項目で6点質問をさせていただきます。 まず、1番目ですが、東備港明石公共埠頭の移転についてお尋ねします。 東備港明石公共埠頭は、備前市にとって地域産業及び物流の要となる港であります。同港は、建設後50年近く経過し、老朽化が進んでいます。近年は、中国からの入港船舶が大型化し、満潮時を利用しての入港、また入港時の座礁事故など港湾作業の支障を来していると聞いております。市としましても、県当局、国に対して力強く移転の要望をしていただきたくお願いする次第です。 移転先は、ブルーライン片上大橋の外側に希望するものであります。移転されれば公害問題の解決、また跡地は海に面しており、備前市が活用することによって魅力あるまちづくりが可能だと考えます。そんなことを考えますとわくわくする気持ちであります。市長の人脈を最大限発揮され、ぜひとも実現されますことをお願いしたいと思います。 そこで、2点お尋ねします。 1点目、県当局及び国に対して最近の要望状況はいかがですか。 2点目、直近の要望に対して県、国の反応及び今後の見通しはいかがでしょうか。 次に、2番目として安心・安全なまちづくりについてお尋ねします。 昨今、全国各地で強盗団が発生し、不安を生じていることが新聞などマスコミで大きく報道されていますが、いつ備前市で起こるか分からないと思います。備えあれば憂いなしで今以上の安全対策をすることが望ましいと考えますが、物価上昇など生活自体厳しい中、個々に安全対策のための出費をすることは困難であります。 そこで、3点お尋ねします。 1点目、現在の防犯カメラ設置状況と、今後増やしていく予定はありますか、教えてください。 2点目、新たな安心・安全対策を考えておられますか。考えていたら教えてください。 3点目、提案ですが、壊れにくい防犯窓を設置あるいは取替えすれば補助金を出す。ただし備前市の業者に発注すればとの条件付ですが、ぜひとも御検討願えたらと考えます。よろしくお願いします。 次に、大きな3番目として伊里共同調理場についてお尋ねします。 昨年、7月26日の臨時議会で学校給食共同調理場整備実施設計委託料が可決されましたが、その後敷地内にある第2体育館を使用されている剣道及び空手の団体から第2体育館を残していただきたいとの要望がありましたが、要望された方が今どのような状況か、大変気にされています。そこで、現状と今後の見通しについてお聞かせください。 大きな4番目として、物価対策並びに経済対策についてお尋ねします。 さきの報道では、少し値上げ時期が繰下げになるかもしれませんが、今のところ4月以降中国電力では一般家庭において平均31.33%、金額にして月額2,399円値上げされます。 また、食料品など生活に欠かせないあらゆるものが昨年から大きく値上げしており、備前市内でも生活困窮者が大勢いらっしゃることが予測されます。そのような中で、一人でも多くの備前市民に安心して生活できるよう市として応援していただきたいと考えます。 現在、マイナンバーカード取得によりポイントが付与されたことは生活に大変助かったのではないかと思います。また、よかったわあとの声もたくさん聞いております。 話は少しそれますが、先般某保険会社のサラリーマン、サラっと川柳入選100句が発表されていましたが、幾つか紹介したいと思います。 「また値上げ 節約生活 もう音上げ」『小遣いも 「家族割だ」と 値引きされ』、家計が苦しくなっていることを反映されていますが、一方皮肉にも「物価高 食べる量減り 健康に」もあるようですが、いずれにしましても市民の方が少しでも笑顔で過ごせるよう、応援の対策を講じていただきたいと思います。 一つの提案として、好評を博している備前市電子地域ポイントに新たな付与をお考えいただければ生活困窮者をはじめ年金生活者の方々に対する物価対策、また事業者に対して経済対策にもなると考えますので、御検討いただければと思います。何か新たな方策をお考えでしたら教えてください。よろしくお願いします。 大きな5番目として、少子化並びに人口減対策についてお尋ねします。 子育て支援、少子化対策、人口減対策については、昨日数名の議員が質問していましたが、対策の手法がやや違いますので、質問させていただきますことを御容赦願いたいと思います。 保険料や給食費、医療費などの無償化、また地元高校へ進学すれば助成金など子育てに優しい備前市が人気を博していますが、しかし現状の施策に甘んじることなく、違った角度から方策を考える必要があるのではないかと考えます。 市長の所信表明でも最も優先して取り組むべき課題が人口減少対策であると述べられておりましたが、備前市の昨年の出生127人、死亡582人、転入1,010人、転出1,160人、転入転出の割合は転入が微減でありますが、出生がもう少し増えればと感じます。全国的には既婚者は1.9人出産しているそうですが、未婚者が増えているから子供の数が減少しているのであります。これらを解消して好転させる方法はすぐ見つかるものではありませんが、一つ一つ地道なことを積み重ねていかなければならないのではと考えます。 先ほどの数値から出生数を増やすためには当たり前のことですが、未婚率を減少させる、そのためには結婚する人を増やさねばならないわけですが、一つの方策として結婚してもらうことを考える課、あるいは係を設置してこのことに特化して地元の旅館などを活用してお見合いなどのイベントをするとか、結婚されて備前市に住んでもらえば例えば5年間市民税免除とか、また転出した方にアンケート、これは恐縮ですが、市職員のみでもいいと思います。何かしらの答えが見えてくると思います。 また、近くに公園がない、図書館がない、お店が少ない、遊ぶところがない、食べるところがない、これでは転出しても仕方がないのではないでしょうか。これらを一つ一つ解決せねばならないのでないでしょうか。このことについて対応していく必要があると思いますが、新たな少子化対策、人口減少対策をお考えでしたら教えてください。 最後に、大きな6番目としてふるさと納税についてお尋ねします。 8月の定例会でも11月の定例会でも質問をさせてきましたが、目標は達成せねばならないという考えから再々度質問をさせていただきます。 10月の視察に引き続き、このふるさと納税で成果を上げている市を参考にいたしたく、1月に同僚議員7名で福岡県久留米市を訪問して勉強をしてまいりました。ブリヂストンの発祥の地であることから、ブリヂストン関連企業の電動自転車、ゴルフボールなどの返礼品が人気を博して多額のふるさと納税を集めることができたそうですが、その後総務省の返礼割合の引下げによって一時苦戦したとのことです。今は地元で生産しているシャワーヘッドやイチゴ等の返礼品を全面的に出すとともに、PRの窓口としてさとふるや楽天のふるさと納税を中心に、また令和4年からはau PAY、ふるさと本舗、ふるさと納税百選を追加したそうです。 納付額は1万円、5件程度される方が多いそうですが、担当者の方が最後に言われたのが多く集めている町はトップも職員も事業所も動きが違うとのことでした。そのようなことから、当市も参考にしていただき頑張っていただきたいと思います。 取扱事業所、取扱返礼品も増やす必要もあるのではと思います。このことも広報紙を活用して御案内してみてはいかがでしょうか。いずれにしましても、目標を達成していただきたいと考えています。 そこで、3点質問をさせていただきます。 1点目、昨年1月末現在での実績と今年1月末現在の達成額を教えてください。 2点目、今後の見通しを教えてください。 3点目、兼務担当者の成果を教えてください。 以上、答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、内田議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、岡山県への要望についてでありますが、明石公共埠頭がある東備港は岡山県の管理港湾であるため、今年度も岡山県に対し移転について第1の要望事項として行っております。 また、昨年8月には国土交通大臣に直接お会いをし、移転についての要望も行っており、今後も備前市の産業各般を考えますと大変重要な施策の一つでございますので、引き続き要望を行ってまいります。 2点目、今後の見通しについてでありますが、明石公共埠頭の移転に伴う事業は大規模になるため、関係機関との協議等に時間を要することになりますが、備前市の将来にとっては大変重要な課題でありますので、引き続き関係機関と連携し、移転について協議を継続し、地域住民の健康問題、環境問題をできる限り早く是正をしていく所存でございます。 2番、1点目、実は私ごとであるんですが、昨日晩不明な電話が十数件、夜10時過ぎから朝方までありました。本当に家内共々今関東で発生しております変な電話かなあ、あるいはほかの件かなあ、一切不審メールでございますので、録画をすることはできませんでしたけども、そのようなことが昨日本当に突然起こりました。 そういうことを含めて1点目、お答えをいたします。 防犯カメラの増設等についてでありますが、令和5年1月末時点、防犯カメラを106か所、125台設置し、管理しております。 主な設置場所といたしましては、駅のロータリー、交差点付近、通学路、学校周辺など公共の場に設置しております。今年度は、岡山県子ども見守り防犯カメラ設置支援事業補助金を活用し、学校周辺や通学路にLED灯つき防犯カメラ21台の増設を進めているところであります。 今後、増やしていく予定につきましては、必要な場所がありましたら備前警察署などの意見を聞きながら素早く対応してまいりたいと考えております。 2点目、3点目についてでありますが、令和2年度より特殊詐欺等の被害防止を図るため、被害を未然に防止するために有効な機能を有する機器購入の一部補助2分の1までで5,000円でありますけども、令和5年度にはこの制度設計を1つ上げまして5分の4、2万円という基準を設けてでき得る限り多くの皆さん方の家庭にこのような被害防止の電話機を一日も早く設置していただきたいと思って、重大な事故の未然防止につながればと思っております。 東京での各種強盗殺人事件等につきましては、決して都会だけの話ではないとこう思っておりますので、市民の皆さん方にも再度御協力をお願いし、この補助金を使って安全をまず守っていただきたいと思っております。引き続き岡山県、警察、各種防犯団体と連携して防犯パトロール活動や防犯啓発活動に取り組むとともに、新たな取組につきましては住宅等の防犯設備などを設置する防犯対策に係る補助制度をより一層充実し、市民一人一人の防犯対策に取り組めるよう環境を整備してまいります。 4番、1点目、物価対策、経済対策のための備前電子ポイント付与についてでありますが、昨今の物価高騰等を踏まえ、生活困窮者や年金生活者等の方々に対し、財源を考慮しながら備前市電子地域ポイントを活用した支援の実施に向けて備前市は多くの政策を令和5年に考えております。 一部を申し上げますと、転入、居住に対しまして4,340万円、結婚に対しまして912万2,000円、妊娠に対しまして914万1,000円、出産に対しまして1億4,561万7,000円、こども園対策につきましても1億4,900万円、住宅新築リフォームにつきましても6,500万円、小学校に対する補助金として1億6,167万2,000円、中学校に対しまして9,351万1,000円、高等学校、大学、就職に関しまして4,900万円、環境整備につきまして1,042万4,000円、その他2,230万円で7億5,610万7,000円を今年度予算を計上しております。 これらの対策を通じまして物価対策、あるいは経済対策、あるいはデジタル田園都市備前としてのIT化、あるいは市民の皆さん方にマイナンバーカードを活用した本当に将来の備前市のビジョンというものの元年として市民の皆さん方にこれらの多くの補助事業をマイナンバーカードを使って活用していただければ双方がお互いによくなるんじゃないかと。そして、備前市のほうも合理化になって市民の皆さん方のサービスがより増えるんじゃないだろうかと思って、思い切った財政支援を今年度しておるわけでございます。どうぞ御理解を願いたいと思います。 また、6月以降はその時期時期に合った高齢者の政策を重点に考えていきたいと思っております。特に、国民年金だけで過ごしておられます高齢者の方、この時期大変なことだと思っておりますので、3月末で令和4年度の事業がまとまりましたら6月の議会にそのような高齢者対策としていろんな施策を行っていきたいと考えておりますので、その節もよろしく御協力をお願いしたいと思います。 5番、1点目、現在行っている施策についてでありますが、施政方針でも述べさせていただきましたが、本市の最も優先して取り組むべき課題は人口減対策であると認識をしております。特に、本市においては転出者の多数が20代から30代であり、この子育て世代の転出が子供たちの転出と出生数の減少を誘引していると考えられます。このことから、これら子育て世代が転出することなく本市へ住んでいただけるよう、結婚、出産、子育てのライフステージに切れ目のない支援策を講じていっております。 先ほども申しましたが、例えば引っ越し費用などの新生活に係る費用の補助、出産時には新たに備前市で10万円の祝い金の支給、子育てではゼロ歳から18歳までの医療費無料等が当然この中に入っておるわけでございます。 これらに加えて、令和5年度からは議員御承知のように小・中学校の児童・生徒に対しまして土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中を含む365日分のお昼御飯代を支援する取組や、保育施設を利用せず在宅で育児している保護者の支援月3万円でございますけども、に取り組むこととしております。 また、転出者へのアンケート調査によると、その原因が就職、結婚、転勤に次いで利便性や住環境を転出理由としている世帯が存在することから、議員御提案のとおり公園や図書館などの整備と併せてデジタルの恩恵を市民に届ける取組により、子育て世代を含む全ての市民が備前市に住んでよかったと実感してもらえるようなスマートフォンの配付等も今年度大きな事業の一つとして行う所存でございます。 2点目、お見合い課の創設についてでありますが、日本での社会的な実態として結婚が出生の前提となっていることを踏まえますと、結婚を希望する方が持たれている結婚への障壁を取り除くことが重要であると認識をしております。 この結婚への障壁については、県民意識調査では適当な相手に出会わないためとの回答が男女共に6割を超えているとの報告もあります。これらのことを踏まえて、本市では担当課が他自治体共に連携して広域的な出会いの場を提供する婚活イベントに取り組んでおります。今年度は残念ながら3回の開催で18組のカップルが成立しておりますが、次年度においては市独自のイベントを計画するなど、開催する回数を毎月にでもできないかということをもう既に指示をしております。さらなる出会いの場を提供する取組に励んでまいります。 また、岡山県が開設したおかやま縁むすびネットの登録料が令和5年度は無料になると聞いておりますので、市内企業者に周知を図り、結婚を希望する若者を支援してまいります。 なお、議員御指摘のとおり成立後のカップルが結婚し、備前に居住してもらうことが最も重要であり、カップルに備前市を選んでいただけるよう子育て支援や移住・定住の促進制度等の充実をさらに図りながら、魅力あるまちづくりを引き続き進めてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 梶藤総合政策部長。     〔総合政策部長 梶藤 勲君 登壇〕 ◎総合政策部長(梶藤勲君) それでは、私のほうからは6番、ふるさと納税についてお答えいたします。 1点目、昨年1月末の実績と今年1月末現在の達成額についてでありますが、個人版ふるさと納税の実績として令和4年1月末の時点で2億6,781万8,500円であったのに対し、令和5年1月末では2億9,805万3,900円となっております。 また、企業版ふるさと納税の実績として令和4年度1月末の時点で2,710万円であったのに対し、令和5年1月末は9,880万円となっております。 個人版と企業版のふるさと納税を合わせると、令和4年1月末が2億9,491万8,500円、令和5年1月末は3億9,685万3,900円となり、1月末時点での比較をすると令和5年は1億193万5,400円の増額となっております。 2点目、今後の見通しについてでありますが、今年度も残すところ1か月となっておりますが、各ふるさと納税サイトでの返礼品画像の見直しやダイレクトメールの送付、また関係企業様に対して御支援のお願いを行うなど、全庁を挙げて寄附金確保に向け最善を尽くしているところであります。 また、来年度に向けては魅力ある新たな返礼品開拓や掘り起こし、ブランド化などを推進するとともに、プロモーション業務の強化や受付サイトの企画、制作など、ふるさと納税に関する専門的な事業者への委託も検討しているところであり、さらなる寄附額の増収に向けて挑戦してまいります。 3点目、兼務担当者の成果についてでありますが、新たな返礼品のアイデア出しや市外の親族等への声かけ、また各所属で関係のある企業様への声かけなどを行っております。引き続き、全庁を挙げて寄附金の確保に努めてまいりますので、議員の皆様にも市外の親族や御友人などへ寄附に関するお声かけをいただくなど、御協力をよろしくお願いいたします。 以上で私の答弁を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育振興部長。     〔教育振興部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育振興部長(石原史章君) それでは、私から3番、伊里共同調理場についてお答えいたします。 1点目、現在までの進捗状況についてでありますが、現在は様々な整備方法の中から最善かつ身の丈に合った方法を選択するため、プロポーザル方式による設計業務委託を検討しており、準備が整い次第実施予定としております。 なお、伊里小学校の第2体育館につきましては、解体撤去をすることなく共同調理場の整備を行うこととしております。 次に2点目、今後の見通しについてでありますが、令和5年度において設計を完了の上、その結果により工事費を予算計上し、令和6年度中の工事完了を目指してまいります。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) それでは、幾つか再質問をさせていただきます。 まず、第1点目の東備港明石公共埠頭移転の件でありますが、この件につきましては岡山県には水島港もあり、もう大変私も普通に考えて厳しい条件ではあると思っておりますが、私は吉村市長ならできるんじゃないかなという気持ちも持っておりますので、また1年後には1ミリでも2ミリでも前に進んだことをお聞きできるようにと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が前の期に市長就任して早速備前県民局、知事とのトップ会談にも第1の議題に上げてやっておりますが、当時は残念ながら水島港はこれは岡山県の一番大きな港の出入りの場所でありました。次は、新岡山港がどのような形で整備されるかというところが大きな壁であろうかと思います。いずれにしましても、これだけの耐火物材料を積んだ船が毎日何隻も就航してきておるわけであります。しゅんせつだけで終わるのではなしに、環境問題も考えますと議員御案内のような備前大橋の東側に入港地ができれば、それからすぐにブルーラインにトラックが上がっていくということで、大変東備については大事なこと、または事業者にとってもすぐにブルーラインに上がってその搬送時間が短くなるわけでございますので、これは備前市の市政としてこれからも第1に国、県に要望していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 本当にあそこへ移転すれば備前市は大きく変わると思いますので、引き続き粘り強く、力強くお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次にお願いいたします。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 2番の安心・安全なまちづくりについても非常にいい御答弁いただいたんですが、もっともっとすることによって抑止力になると思いますので、引き続きさらに何か、あまり費用がかからない範囲内でいろんな御検討をお願いできたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 次もお願いします。 ◆4番(内田敏憲君) それから、すいません。3番目の伊里共同調理場についてでありますが、今石原部長から私が思ったとおりの御答弁をいただいたんですが、実は要望が昨年の10月に出ておると思いますんで、要望者に対しては今のようなことを話せる範囲で御答弁いただければ、より親切じゃないかなという気がしておりますので、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 議員御指摘のとおり、御利用されている団体、2団体から要望書をいただいております。早速、本日にも御連絡を申し上げていきたいというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 続いてお願いいたします。 ◆4番(内田敏憲君) それから、4番目の物価対策並びに経済対策についてということで、今市長のほうからも6月頃を目途に年金者の方にも考えていきたいという御答弁いただいたんですが、ぜひともこれは本当実行してもらいたいなと。 それで、私自身はもちろん個人年金の方は非常に少ないというのは分かっとんですが、厚生年金も今は少ない方も結構いらっしゃいますので、金額は少し下がっても一人でも多くの方にそういったところが届くようにお願いできればと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのためにも高齢者の皆さん方にもプッシュ型でマイナンバーカードを取得していただいて、受取口座等を開設することによって実は一日も早くこの条例が通りましたら私はいけるんじゃないかと。問題は、3月末における余剰金が半分は財政調整基金のほうへ積み上げてまいりますので、その残りをどのように使うていけるんかと。その中で、高齢者の厚生年金も取得している方はもちろんでございますけども、まず国民年金だけの方についてはこれだけの物価高、あるいはエネルギー高でございますので、一日も早く国の政策を待つまでもなく、備前市民の高齢者の生活を守るのは我々の仕事でございますので、一日も早くその数字が出た時点で予算を組ませていただき、6月議会には議員の皆さん方に御提案できるというふうに考えております。一日も早くやっていかなきゃならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 私は先ほど結婚する課とかというお話をさせてもらったと思いますが、昔はよくおせっかいおばちゃんというと言葉が悪いか分かりませんけど、おばちゃんがお見合い、仲人をする方が結構昔はいたかと思うんですが、そういった方の発掘というんか、結婚する課、結婚する係を設置して、各地区にそういった方を委嘱できるような形でそういったおばちゃん独特のうまいところがありますんで、そこらの方をお願いしながら一人でも多くの方の結婚を成立させるようなことにしていければという考えを持っとんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私らが若いときにはもうそら当たり前で、仲人さんが両側に座って、それから真ん中に新郎新婦、その仲人さんの外側に新郎新婦の御両親というのが一つの形でございましたけども、今は人前、神前結婚式というんですか、仲人を入れないでカップルの方が友人、知人を呼んで披露宴をされます。 世の中は本当に大きく変わってきておりますが、そのような男性でも女性でも一つ御紹介する仕組みがあればこれにこしたことはないと思います。まだまだ備前市が官製でこういうことをやるのが効果が上がるかどうか、地域におられる方々にお願いをして、そして出会いをつくっていただく、そのような形が本当に一番いいことだと思います。 そういう出会いのできることを広域的にやっていったほうが、備前市という地域の中だけでやりますとこの人はこういう人を今求めているということが分かって話がまとまらなかったときに、またいろんなまた問題がありますので、できる限り広域で、そして話がまとまれば備前市で住んでいただくと。その辺のやり方というのを新しいスタイルで考えていけば新しく出会いがあり、そして結婚をする、備前に住んでもらう、お子さんが生まれる、一元的な流れでいろんな助成、補助をしていけるんじゃないだろうかと。 備前市の補助、助成は多分岡山県下でも負けないぐらい実はあるんですが、なかなかそれをPRすることがどうも市にとっては不得手のようなことでございます。他市に負けないように備前市のいいところはどんどんどんどんやっていけばいいんじゃないかと思っております。新しい体制が4月1日からまた機構改革で生まれてまいります。新しい幹部の皆さん方にはその点もよくお願いをして、アフターコロナ、ウイズコロナの中でそのような新しい備前市の息吹が大きくなるように、人口減対策というよりも人口増につながるような子育てから出産までも含めて一生懸命やっていきたいと思いますので、議員各位におかれましても御支援をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) 最後もう一点、ふるさと納税につきましては私は特にこれはこだわりを持っておりますので、何が何でもまた目標を達成しないといけないという気持ちでおります。 そういう中で、私自身が思うのが市の職員は利他の精神を持って世のため人のため働くことが働きがいを持った考えになるんじゃないかと思っております。 そういう中で、日頃の業務は当然していかなければなりませんけど、市職員全員が少しでもふるさと納税については集めてやろうという方向に向くように、向いているんでしょうけど、さらに向くように、これは市長のリーダーシップあるいは梶藤部長のリーダーシップになろうかと思いますが、さらに増やしていけれるようにみんなで頑張っていきたいというふうに思っております。 お金があればいろんなことができてくるわけでありますんで、幾ら理想を言っても金がなけりゃ何も物事が前へ進みませんので、さらに頑張っていただきたいというふうに思っておりますが、これお願いになりますけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう全く同感でございまして、備前市に入るお金は市税しか入らないんです。市税は全て法律で決まっておるんです。ですから、それ以上は一応入らないんですね。ですから、今年度も当初予算に皆さん方出しているようにマイナスで人口減の中でコロナ禍で市税が大きく飛躍することはないんですね。 その中で、どのような税収を考えるかといいますと、もうこのふるさと納税しかないんです。ふるさと納税は、これはもう正直言うて地域でそれぞれブランド化をし、そして個人版もあるし、一昔前は企業版は6割、法人税の6割でしたが、今は9割まで法人税がふるさと納税の企業版として国は認めておられるんですね。私もいろんな勉強会に参りますけども、総務省の人はこれをよく活用してもらいたい、都会の人は減るからあまり反対なんでしょうけども、地方はこれが一つの力比べなんですね。 この間も沖縄へ参りまして、ある町の市長さんが三十数億円から八十数億円で、今年度は80億円を十分超えるだろうと。50%が益金があるわけですから1年に40億円も入ってくるというのはすごいことだなあと思っております。 これは私も一生懸命やります。副市長も一生懸命やります。市の職員も一生懸命やりますが、お願いするのは市長部局だけではなしに市民皆さん方が友人、知人が市外におられるわけでございますので、市外の方に何かのお電話があったときにふるさと納税、備前市に頼みますと。もちろん担当課はいろんなメニューをつくって、すぐにあるものと予約制で夏、秋にお送りするものといろんなことがありますけども、そのブランド化をまず確立をしていって、いいところはまねしする、これに尽きるんじゃないかと思っております。 特に、今年度また基金の創設をお願いしておりますので、企業版につきましてもこの2月にも地元の大きな耐火れんが会社が数百万円のふるさと納税を先週あるいは先々週していただいたばかりでございまして、一つ一つみんなで、あるいは市長を先頭に立って企業版についてはこれまで以上に努力してまいりますので、議員の皆さん方も多くの知人、友人を持っておられますので、ぜひとも企業版も含めて備前市の返礼品、もっともっとアイデアを出せということであれば、またアイデアも教えてもらいながら担当の者がアイデアを出しますので、どうぞ御支援のほどよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 内田議員。 ◆4番(内田敏憲君) それでは、増やすこと、あるいは増えることを御期待申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で内田議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時00分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、土器議員の一般質問を願います。 14番土器議員。     〔14番 土器 豊君 登壇〕 ◆14番(土器豊君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 市長の備前市に対する取組について。 吉村市長として行いたい新規施策は十分に議会に説明していただきたい。議員の方から市長は思いつきでいろいろな施策をやっているという形のことのお話があります。 何点か例を挙げます。決して思いつきではないということで何点か例を挙げます。 前回の任期中に久々井の運動公園周辺に宿泊設備の建設を久々井の区長と一緒に要望に来ました。その折、要望したときにすぐ書類を1年半前から考えとるという形で書類を出されました。残念ながら議会で採択にならなかったですね。もし採択になっていれば、プレーパークの関係で成功しとったのではなかろうかと思います。 また、平成27年1月の下旬に市長と区長、の三国の区長と、それから地域おこし協力隊員と意見交換会をしました。当時備前市のふるさと納税額が300万円のときに市長のほうから話があったんですが、北海道の自治体で5億円納税している自治体があり、現在研究をしている最中であると話をされました。その後、9月頃から集まり、25億円を超えるふるさと納税が集まりました。 経緯があり、大きな施策を手がけています。今後も経緯経過を含めてその熱意を議会、議員に伝えていただきたいと思います。 2番目、備前中学校区における小中一貫校について。 小中一貫校として伊部小学校の1年から6年生と西鶴山、香登、片上、東鶴山小学校の5、6年生を同様に備前中学校に移転できないか。5、6年生を集めることで、大人数でクラブ活動やクラス替えを経て早い段階から備前中学校になじむことができると思います。 平成28年頃伊部小学校なんですが、生徒なんですが、2号を渡る生徒は150人、そして北側へおる生徒100人でした。それから、久々井からマイクロバスで来ていました。そして、令和4年、2号を渡る子供は181人、それから北側におられる方101人です。それから、久々井の生徒、大体今伊部小学校はたしか304人か5人じゃったと思います。参考に聞いていただけたらと思います。 それから、各学校の空き教室の活用方法として例えば例に挙げるんですが、香登小学校を例にすると備前小学校を香登校舎としてこども園、それから高齢者の憩いの場、サロン等が入ることができないか。当然香登小学校の1年生から4年生まで残っているわけですから、こども園、それから小学校の1年から4年生まで、そして憩いの場、サロンですね。 校舎は就学前の低・中学年の園児や児童が地元の高齢者と集う場を設けることにより、地域に根差した活動を行うことができます。また、高齢者も子供、園児と触れ合うことにより、元気で長生きをするのではないでしょうか。 公共交通について。 市役所の前のバス停をはじめ市内各地のバス停について、できるだけ上り線と下り線を同じ位置にすることはできないでしょうか。 私は公共交通を時々利用するんですが、来るときにはいいんですね、市役所のすぐ降ります。でも、帰るときには反対にあったほうがいいんですね、便利が。たまに時間がぎりぎりのときに乗れないときがあるんですね。そういうことで反対側に停留所はできないかということです。 それから、お医者バスを復活できないか。以前伊部の町の中を通って備前病院にも行っていました。その延長で香登、西鶴までお医者バスができないでしょうか。 今、備前病院は伊部では人気が悪いんですね。しかし、香登の人、それから西鶴の人は割と人気がいいんじゃなかろうかと思います。そういうことで、備前病院へ行けるような形でバスの運行ができないでしょうか。 4番目、備前市自治会協議会について、合併から18年立っています。見直しをという形で意見を述べさせていただきます。 現在、備前、日生、吉永ブロックの協議会に分かれている備前ブロックを西地区、備前中学校区と東地区、伊里地区、三石地区に分けることができないか。備前ブロックの規模が大き過ぎます。そういうことで分けることができないでしょうか。 2番目、西鶴山地区と香登地区を一つの協議会にできないか。例えばデマンドタクシーの移動についても西鶴山、香登が一緒になったら便利がいいし、備前病院までデマンドが行くようなったらいいかと思いますんで、意見を述べさせていただきます。 それから、区会助成金について地区割りと世帯割の合計が助成されるようになっています、伊部地区の地区割りを見直していただけないか。小学校があったときには、例えば当時決めたときには吉永には3つの小学校がありました。それから、日生には4つの小学校があった。ただ、伊部の場合は1つの小学校ですね。今、だから日生と比較させてもらいますと日生は4、地区割りがね。それから、伊部は1つ。人口は200人ほどしか違いません。そういうことで、伊部地区は地区割りを2にしてもらえないでしょうか。 それから、自治会の代表で役員が相談、要望やいろいろ計画報告、市民協働課へ来庁した際の相談室を設けたらと思います。私は26年に選挙落ちたときに、まだ落ちても伊部の自治会の協議会の会長をしていました。市役所へ来て初めはよかったんですね。議員のときにはいいんじゃけど、落ちた後来たんですが、最初は部屋はありませんでした。だけど、簡単な部屋をつくってもらったんですね。そういうことで、来て、自治会協議会の役員の方が来たときに休める、あるいは相談する部屋があったらいいんではなかろうかと思います。 この2月21日に自治会連絡協議会の総会がありました。済んだ後、連合会の会長と相談するという形でも部屋がなかったもんですから、6階に上がって応接を使わせてもろて話をしました。そういうことで、ちょっとした部屋があったほうがいいんではなかろうかと思います。 池、調整池の土砂の撤去、伊部地区の片口グラウンドの調整池の土砂を撤去してほしいと。今満杯になっていると思います。そして、ため池の手前に土砂だまりを2か所から3か所設置していただけたら年に何回かの掃除のときにその土砂を撤去することができます。そして、また同時に伊部の下り松の堂前池及び平池も同様に土砂の撤去をお願いします。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、土器議員の質問に順次お答えをいたします。 1番、市長の備前市に対する取組についてでありますが、自分が行いたい施策は十二分に議会に説明し、その熱意を伝えてほしいとの御要望であると認識をしております。 本定例会初日の施政方針演説の中でも申し上げましたが、愛する我が町備前市を次の世代へ引き継いでいくために、最も優先して取り組むべき課題は人口減対策であります。この先送りのできない課題に対し、私は市民が誰一人取り残されないという信念の下、揺るぎない覚悟と先を見通すビジョンを持って備前市に住んでよかったと実感してもらえるよう政策を立案し、市政を推進してまいりたいと考えております。この思いを議場や地域での会合の場で自らの言葉を持って伝えてまいります。議員の皆様の御理解とより一層の御協力をどうぞよろしくお願いいたします。 2番、備前中学校区における小中一貫校についてでありますが、御提案いただきました備前中学校区の5年生、6年生を集めての小中一貫校という手法については既に他県で実施している自治体もあることから、一つの在り方としてメリット、デメリットを検討するなど、今後の参考にしたいと考えております。ありがとうございました。 また、空き教室の活用方法につきましても、児童と高齢者が集う複合施設を含め全国に多くの先進事例もあることから、それらを参考にし、より本市に適切な活用方法を検討してまいります。 3番、公共交通についてでありますが、各バス停を上り下り同じ位置にできないかについては、バス停の設置は警察や道路管理者と安全面や車両制限令を基に協議を行っています。設置場所に十分な広さがあり、安全が確保できれば設置も可能と考えられますが、これらの意図するところへの設置はなかなか難しいのが現状であります。 次に、お医者バスとして西鶴山地区及び東鶴山地区への延長復活については、備前病院から香登地区の生活道路を通り西鶴山地区に行くには道路幅員が狭小な箇所が多く、関係機関との協議では残念ながら安全が確保できないことから運行を断念したところであります。今後も市民のバス活用ができるバスの利用形態を考えていきたいと思います。 瀬戸内市も9路線というバス路線を開設して市民の利便性の向上につながっております。私どもも地域と連携をしながら高齢者のバス利用がより活発にできるように、路線は常に見直していかなければならないと考えております。 また、皆様の要望に沿った路線バス運行にも逆に言いますと限界が来ておるわけでございますので、新たに交通手段としてデマンド型乗合タクシーの実証運行を行いますので、その効果を見守っていただきたいと存じます。 4番、自治会連絡協議会についてでありますが、1点目、備前ブロックを西地区と東に分けることについては自治会連絡協議会の中で審議してまいりたいと考えております。 2点目、西鶴山地区と香登地区はそれぞれ活動されている独立した1協議会であり、独立した活動を行っている地域住民の団体ですから、地域住民の意向が重要と考えております。 また、デマンドタクシーの移動エリアは小学校区での設計ですので、協議会の地区とは別であります。 3点目、区会補助金につきましては、現在も自治会連絡協議会役員会の審議に基づき改善に取り組んでいるところでございますが、合併後平成23年度に地区割りと世帯割の単価調整を行い、その後も必要に応じて調整を行っています。公正、公平な配分となるようこれからも努めてまいります。 4点目、来庁した際に相談室を設けてほしいということについては庁舎内の相談室の数の限りはございますが、できれば事前に御連絡いただければ相談室の確保に努めてまいりたいと思います。 5番、池、調整池の土砂の撤去についてでありますが、伊部地区片口グラウンドの調整池の土砂撤去につきましては、地元からの要望による堆積している土砂等から発する悪臭対応が目的であり、土砂を撤去することにより悪臭が解消されると考えられるものでありました。 調整池につきましては、市が管理する普通河川新池川の一部であることから、河川を管理する関係課と情報共有し、今後定期的に現地調査を行いながら適切に対応してまいりたいと考えております。 次に、ため池の手前に土砂だまりを設置とのことでございますが、ため池上流に土砂だまりを設置すると流入口の形状、大きさによっては河の道、河道ですね。河道が塞がり、周辺への越水、水が越えることです。越水が発生するおそれがあることから、ため池内の土砂撤去が一般的な方法であると考えられております。 次に、堂前池及び平池の土砂撤去については伊部地区のため池管理が地元区会であるため、土砂撤去に係る費用について地元とも協議し、事業化したいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 質問の遺漏があれば議員のほうから指摘をしてください。     〔「ありません」と14番土器議員発言する〕 ないですか。 それじゃあ、再質問はありますか。 再質問に入ります。 土器議員。 ◆14番(土器豊君) デマンドの件なんですが、市長これを見ていただけたらと思います。 西鶴山地区、それで香登地区ね。これが一つのエリアになって伊部の病院、備前病院へ行けるようになればと思うんですね。香登の人、西鶴山地区の人は備前病院が多いらしい、人気はいいらしいです。そういうことで、行けるような形をしていただけたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 4月から実証実験として開始をいたします。一番大事なことは、特に高齢者の買物あるいは通院等の利便性の向上であります。できれば市営バスや公共交通機関を使って目的地に行ってもらいたいんですが、残念ながら備前市の形状からいきますとそういうわけにいきません。また、市営バスの路線も限定されております。今回、このような形でデマンドバス運行を計画しておりますが、この実証実験によってさらなる高齢者、妊婦等、ハンディキャップのある方の利便性の向上は検討しなきゃならないと思っております。 通院等につきましても、一番大事なポイントとしてこれからの実証実験の参考でデータが出たら改善をしながらより多くの市民の方々に利用していただけるように努力してまいります。その節にはまたどうぞよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 土器議員。 ◆14番(土器豊君) 片口のところの調整池の入る前の土砂だまり、そう大きい土砂だまりじゃなし、ちょっとしとけば、年何回か地区の方が掃除するわけですから、そのときに土を取ったら中へ入るのが減ってくるんじゃなかろうかと思うんです。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) よく分かっております。もちろん重大な事故が起こるというようなことで考えておるわけじゃございませんので、担当部署とその点につきましても地域の協力が得られればそれにこしたことはないわけでございますので、地域ごとにある課題につきましては地域ごとに一つ一つ課題の解決をしていきたいと思っております。御提案どうもありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました」と14番土器議員発言する〕 以上で土器議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時24分 休憩     午後1時35分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、山本議員の一般質問を願います。 8番山本議員。     〔8番 山本 成君 登壇〕 ◆8番(山本成君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず最初に、デジタル地域通貨について。 今回の備前ポイント、私の知り得る限り好評です。特に、スマホを使い慣れている子育て世代、若い世代にはわざわざ市役所に行って面倒な手続をしなくても済むことが大きな好評の要因ではないかと思います。 私は、この備前ポイントはデジタル地域通貨への最初の一歩と捉えていますが、日本において地域通貨は1999年発行の地域振興券が着想のきっかけとなり、2000年代前半にブームとなりました。全国で発行された地域通貨の数は延べ650、現在稼働しているのは180程度です。 多くの地域通貨は紙媒体だったため、維持管理コストや利用者数の伸び悩み、偽造の問題などから廃止や休眠状態になるのがほとんどでした。しかし、近年デジタル技術の進展、特にブロックチェーン、分散型台帳の技術の活用により、従来の課題をクリアしたデジタル地域通貨が登場し、再び注目を集めています。 法定通貨は、発行した国内であれば場所を問わず利用できますが、地域通貨は地域の自治体や企業、NPO、商店街などが独自に発行します。利用可能な範囲は地域及び期間も限定されることが多いため、今ここでしか買えない購買心理を刺激し、地域内での経済循環を促す目的のため、無利子で資産価値をなくしているのも特徴の一つです。 デジタル地域通貨はスマホアプリを利用した地域通貨のため、スマホアプリにコミュニケーション機能を搭載すれば地域の情報を共有したり、住民同士でコミュニケーションを取ることができます。専用アプリを地域通貨として利用するだけでなく、地域プラットフォームとして活用できます。 また、デジタル地域通貨は使用状況を簡単に収集できるため、通貨利用によって発生した経済活動はデータ化され、可視化することができます。地域内における通貨の流れを把握することでデータに基づいたマーケティングリサーチが可能となり、経験則や他地域の成功事例の模範など根拠が弱い施策ではなく、その地域に合致した客観的で具体的な施策を立案、展開することも可能となります。 そこで、お聞きします。 備前ポイント、備前市電子地域ポイントと記述されておりますが、今のように市の側から一方的にポイントを供与するだけのツールなのか、それとも継続的にデジタル地域通貨のような方向に向かうのでしょうか。私は、デジタル地域通貨としていろいろな方向性で拡大し、継続していただきたいと願っております。御答弁のほどよろしくお願いします。 続きまして、自治体DXについて。 総務省は、2020年12月に作成された自治体デジタルトランスフォーメーション、DX推進計画を2022年9月国の国連施策のアップデートを踏まえ改定しました。政府は、改めて地方自治体と歩調を合わせて行政のデジタル化やDXを進める方針を明確にしました。新型コロナ禍によって浮き彫りになった日本のデジタル活用の後れは行政の分野でも顕著です。あらゆる人の生活や社会の在り方と密接に関わっている行政サービスの変革をどのように進めていくのか、データやデジタルテクノロジーの活用を前提に、アジャイルに都度最適な行政サービスを勉強できるような組織構成、組織文化への変革や基盤整備に取り組まなければなりません。マイナンバーカードもその一つだと思いますが、本市におかれましてDXで現在目指している自治体DXの方向性はどのようなものなのでしょうか。 次に、地域商社について。 地方創生を実現するためには稼ぐ力が重要なのは言うまでもなく、各地域は産業誘致や観光促進、移住促進など、あらゆる手段を検討し実行しています。地域商社の設立は、その1歩先を行く取組だと思います。 地域商社とは、地域の多くの関係者を巻き込み農産物などの地域の資源をブランド化し、生産、加工から販売まで一貫してプロデュースし、地域内外に販売する組織のことであります。 彼らは、一企業の代表者ではなく、地域全体の代表者として今まで販路に恵まれなかった地域商品やマーケットのニーズを捉えた新たな商品を生み出し、発信し、生産者の思いと消費者の望みを結びつけている。その結果、生産者はつくることだけに専念することができ、収入も上がるなど地域経済に好循環が生まれる。地域商社は、地方創生の切り札になる可能性があります。 そこでお聞きしますが、地域商社、海外販路を開拓する企業団体も存在しますが、地域商社による販路開拓は国内が中心です。どのようなお考えで国内より欧州を販路拡大の場に選んだのでしょうか。明確なる御答弁お願いします。 続きまして、国際バカロレア認定校とする取組について。 学校教育で令和5年度小・中学校の各教室に電子黒板を導入し、グループ学習に適した環境整備をするほか、児童・生徒用のデジタル教科書を全教科に導入する。また、子供の主体性、協働性を育み、学力と人間力の統合的発達を目指し探究学習を推進するため、全ての小・中学校を国際バカロレア認定校とする取組を進めるとありますが、国際バカロレアとは国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。もともとは海外で普及していた教育プログラムですが、近年日本でも文部科学省が普及を進めています。備前市内小・中学校全校で国際バカロレア認定校を取得するのを目指すのは、かなりの英断だと思われます。国際バカロレア認定校でのメリット、デメリットなどをかなりかみ砕いて御説明ください。 伊部南大窯周辺整備事業について。 事業内容には伊部南大窯周辺用地を取得し、備前焼土ひねりのできる施設などを計画し、観光の推進を図るとありますが、端的にお聞きしますが、どこかモデルとなるような施設を参考にされるのでしょうか。 続いて、伊部東休憩所整備事業ですが、休憩所を整備する事業ですが、伊部地区は観光地であるのに休憩所やトイレが少ないと感じておりましたので、賛成ですが、これは今現在伊部西地区にある伊部つながりの休憩所と同じようなものなのでしょうか。 私としては同じようなものだと面白くないと思います。宿泊のできるようにしたり、簡単な調理ができたり、休憩所の前のスペースで出張販売ができたり、アイデアは幾らでもありますが、私の提案はどうでしょうか。 以上です。御答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、デジタル地域通貨についてでありますが、市が発行する電子地域ポイントの利用を通じて市内の経済循環を促進することを主眼として、キャッシュレス決済によりウイズコロナ及びデジタル社会の実現をいち早く目的として導入したものであります。 導入に際しては、市が給付を行う補助金等を電子地域ポイントに切り替えることから始め、次の展開として補助金等の拡大とともにウオーキング運動や市内で開催される各種イベントへの参加にポイントを付与することで地域全体に親しまれ、持続可能な事業となるよう目指してまいりたいと思います。 2番、自治体デジタルトランスフォーメーション、DXについてでありますが、本市では令和4年3月にデジタル化に関する取組の方向性を示す備前市スマート自治体戦略を策定の上、次の3点を目指して取り組んでおります。 1点目として、スマートフォンを使える人はより便利になり、スマートフォンが苦手な人についてもよりきめ細やかで丁寧なサービスが受けることができること、2点目としてスマートフォンで市役所の窓口での手続ができ、自宅や外出先などでの空いた時間で簡単にできるだけでなく、証明書の発行や公共料金の支払いがコンビニなど市役所以外の場所でもできること、3点目として日常生活においてデジタルがより身近になり、教育、交通、産業などあらゆる場面でデジタル技術やビッグデータを活用することにより、誰もが住みやすく、これからも住み続けたいと思えるような快適で便利な暮らしができること、以上の3点を目指して取り組んでまいります。 3番、地域商社についてでありますが、販路拡大の場に欧州を選んだ理由については、昨年10月に開催された第31回北前船寄港地フォーラムinフランス・パリに参加してまいりましたが、瀬戸内市市長も参加されており、フォーラムに参加市町とともにフランス主要都市において備前焼や備前刀、備前の刀ですね。備前刀をはじめ日本文化のPR活動を行いました。 反応が良好であったことから、備前焼、備前刀の販売を行う地域商社を備前市、瀬戸内市が共同で出資して設置し、国内販売はもとよりフランスを中心とした周辺国にも備前焼、備前刀の認知度向上や販路開拓を行い、海外での新たな収益構造の確立や関係人口の増加を目指すものであります。 5番、伊部南大窯周辺整備についてでありますが、特段どこかのモデルを参考にはしておりませんが、六古窯の一つである信楽焼の滋賀県立陶芸の森は陶芸美術館や産業展示館、研修室など陶芸に関する全てを備えた複合型施設を一つに設けているため、そこには多くの観光客が訪れていることから、規模は違いますが、よい事例だと思っております。 備前焼の産地に観光客を呼び込むためには備前焼の歴史を間近に感じることができる伊部南大窯跡付近に土ひねりができる施設を建設することで備前焼ミュージアムで備前焼を学び、土ひねり施設で備前焼の土に触れ、歴史を学び、伊部周辺のお店で備前焼を購入していただくという備前焼の産地を歩いて、できたら全てが堪能できるものと考えております。 6番、伊部東休憩所整備事業についてでありますが、伊部駅前通りを中心に東西へ休憩所設置することで旧街道に沿って訪れた観光客はゆっくりと休憩を取りながら店舗を巡り、長期滞在時間を確保することで地域内店舗の需要の拡大並びににぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。 また、議員御提案の内容については民間の企業、個人のお力を借りながらぜひとも検討してまいりたい課題と考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 守屋国際教育推進部長。     〔国際教育推進部長教育まちづくり推進部長 守屋孝治君 登壇〕 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) それでは、私から5番、国際バカロレア認定校とする取組についてお答えいたします。 初めに、国際バカロレアの英語表記の頭文字を使った通称IBという言い方を使わせていただきますので、御了承ください。 さて、文部科学省は変化が激しく常に新しい未知の課題に試行錯誤しながらも対応することが求められる社会、いわゆる知識基盤社会に対応するために探求的思考の育成に着目しており、小学校のうちから教科を超えた総合的な学習支援を強化しております。 IB教育のカリキュラムは、現在行われている教育の範囲内で実施できるものであり、思考力、判断力、表現力等の育成をはじめ、学習指導要領が目指す確かな学力をはじめ、生きる力の育成や課題発見、解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力等重要な能力、スキルを確実に習得するためにつくられております。このような資質、能力を習得することができることが、児童・生徒にとって一番のメリットであると考えております。 次に、児童・生徒の主体的で対話的な深い学びを促すために、教師は児童・生徒からのどんな質問にも対応できるようにならなくてはなりません。つまり児童・生徒の考え方についての問いや興味関心や意見を引き出す問いかけができるかが重要で、多様な関心や問いに対して教師がそれを受け止め深めていくために、自らも学習者として学ぼうとする教師が多くなります。これも全ての児童・生徒にとってもメリットであると同時に、探究学習のファシリテーターとしてのレベルアップにつながるという面においては、教師にとってのメリットでもあると考えております。 さて、IB教育は文部科学省がこれからの日本の教育で重視している探究学習を追求したカリキュラムであります。単に知識を覚えるだけでなく、違いを認めお互いに尊重しながら議論して知識の本質を捉える学習を提供しております。この概念は、まさに国際理解教育にも通ずるものがあります。 さらに、静岡県の常葉大学外国語学部の鈴木克義准教授の企業論文第38号、国際バカロレアと英語イマージョン小学校の教員養成、公立小学校にも広がるIB校の教員をどう育てるかの中で、高知県香美市では市立大宮小学校がIB認定校になり、市立香北中学校もIB校の認定を目指していることなどから、2021年1月の大宮小学校IB認定以来、移住者の見学希望が3倍に増えたそうである。実際、香美市の人口は2021年6月現在で2万5,872人でありましたが、10月1日現在の推計人口が2万6,274人に増えていると紹介されておりますが、これもメリットと言える要素であるかもしれないと考えております。 なお、市立香北中学校は昨年12月にIB校に認定されております。 一方、IB教育の導入によって指導方法と学習方法が大きく変わります。教師も児童・生徒も慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、地域の皆様の御理解と御協力をいただきながら、子供たちのために今最も求められている教育に情熱を持って取り組んでまいりたいと考えております。 また、認定に係る経費については今年度は関心校機関における学校管理者、コーディネーターのワークショップ参加費や旅費、候補校申請手数料、候補校年会費などが想定され、1校当たり約270万円が必要になります。また、候補校申請後は教員のワークショップ参加経費と旅費が必要となり、認定申請後の認定校年会費やワークショップ参加経費等旅費で年間約200万円が必要となります。認定後5年ごとに実施される継続認定訪問時のコンサルタントの国内旅費もございます。こうした経費がIB認定校を目指すハードルの一つであると言えますが、管内の全公立学校で認定を目指す自治体がほかにもあるという情報も伺っております。 IB教育は、日本語で授業が行われます。また、学習指導要領が示す教育目標と内容を確実に実現するものでありますので、御理解いただきたいと思います。 なお、現在小中一貫教育とIB教育について、各中学校区で学校づくりサロンを開催し、PTAの皆様、地域の皆様にも説明をさせていただいております。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆8番(山本成君) でしたら、順次再質問させていただきます。 まず、デジタル地域通貨備前ポイントですけど、先ほど市長は備前ポイントは経済循環のためと言われましたが、経済循環のためだったら今使用期限たしか3月末までだったと思うんですが、これから加盟店が増えましたら、もっと期間を短くしてもよろしいんじゃないですかね。全国旅行支援でしたか、あのとき私いただいたクーポン、期間がたしか2日間だったんです。さすがに2日間だったら購買意欲が高まりましたんで、もっと期間を短くすべきだと思いますが、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 早く即効性を上げるためには、また国のほうはそのような予算のことがあるんで、そのような仕組みをしておりますけども、備前市内で使われますこのような制度設計、始めるばかりでありますので、それは運用を見ながら適当にその期間設定等は各科目ごとに考えていくべきだと思っております。一律に早くすることが決していいとは思っておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 先ほど答弁の中で私が聞き漏らしたのかもしれませんが、この備前地域ポイント最終的に私が要望したようにデジタル地域通貨みたいな方向性に向かっていくのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりでございます。プリペイドカードに使うポイントは紙という媒体を使って買物にするわけであります、できる限りスマートフォンの中でそれが完結することがこれからの社会では必要と思っております。そのためにも令和5年度、2万台からのスマートフォンの購入を備前市はしていくというようなことで議案を出しております。一日も早くガラケーの方がスマートフォンに、またリテラシーを通じてスマートフォンを活用していただけましたら私の所信表明で申し上げたように通信費用は備前市が持って使えるわけでございますので、大変経済的に有利な政策であろうかと思っております。多分、これもう全国で初めての政策を導入しております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) それと市長、先ほどイベントなんかに参加してもポイントを付与されていくと言われておりましたが、非常に言いづらいんですけど、自治会のほうも割と人手不足になっておりますんで、自治会のイベントとは言えないかもしれませんけど、肉体労働に参加してもポイントを付与していただくようなことも考えていただきたいんですが、これは要望ですけど。 同じように、今備前ポイントを使用できる加盟店を増やしていっておられますが、方向性を変えて施設や工場などの施設見学なんかにもポイントを使えるようにしていただけたらと思うんです。 先日、意見交換会したセラミックスセンターさんなんかで施設見学会をしたりするのでもポイントが使用できる。実際、これ家族やファミリーが行ってくれるかどうか分かりませんけど、実証実験みたいな感じでしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市主導で導入を図っておりますけども、事業者自ら意欲的に参画してつくり上げていかなければ、地域に親しまれた持続可能な取組にすることはできないと考えております。実際、導入時に加盟店を募集した段階では反応が限定的ではありましたが、当初59店でありましたが現在は69店となっております。これからも市のほうからいろんなアプローチをしていけば、その店舗数は増えると思っております。 議員御提案の体験型にポイント利用をつなげるということは、大変時期に合った政策だと思っております。備前市内の方がボランティアなり、あるいは企業参加をして地域のいいところを見ていただく、そういうことにポイントを付与することは何ら問題がないと考えておりますので、積極的にやっていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 次に、デジタルトランスフォーメーションですが、市民の皆様に分かりやすいように基本中の基本を聞きますけど、デジタルトランスフォーメーションとはこれまでに取り組んできたITとはどのように違うのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 自治体におけますITについては、そこの組織の、あるいは業務の効率化を生むことを目的として、業務の視点から考えたらDX、デジタルトランスフォーメーションは市民サービスの向上を主な目的としておるわけでございます。新しい価値を生み出す、そういう仕組みがDXであります。 合理化することがITを活用して、ITを利用して合理化する、そこらが違いであろうと、ITとDXの違いは一言で言えばそれに尽きるんではないだろうかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 山本議員。 ◆8番(山本成君) 自治体DXやデジタル国家構想ですか、デジタル国家構想を進める上で私は一番気になるのはデジタル操作が苦手な方や、特に70歳以上の高齢者の方、デジタルディバイド、デジタルディバイド解消対策が一番気になっております。誰一人取り残さないという言葉がよく言われていますけど、実際今年ぐらいから一気にデジタル化が進んでいくと思うんですけど、かなり取り残される人が出てくるんじゃないかと私感じているんです。その辺のデジタルディバイド解消対策についてはどのようなお考えでおられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 思い出しますと、私が前の市長時代に当時、川淵議員が私に説明されたときにリテラシーという言葉でお答えをしました。議会閉会後、川淵さんと二言三言、このリテラシーについて御説明を申し上げました。まさしくその取り残される可能性のあるディバイド対策についてでありますけども、今年度総務省のデジタル活用支援推進事業というものがございます。それを活用して地域公民館等において全12回のシニア向けスマート教室を開催いたしました。来年度につきましても、同事業に採択されることが前提条件とはなりますが、同様のシニア向けスマートフォン教室をそれ以上の回数で開催をし、スマートフォンの貸出しと併せてデジタルディバイド対策を大いに実施をし、取り残されない、そのような社会をつくっていくことが肝要と思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) ありがとうございます。ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。 そして、これからDXを進めていく上一番重要なのはDXを推進する鍵となるデジタル人材、DX人材の育成確保でしょう。しかし、そのようなスキルを備えたデジタル人材は圧倒的に数が不足しており、外部からの調達も難しい状況でしょう。この点についてはどのようなお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御指摘のとおり、デジタル人材、デジタルトランスフォーメーション人材の育成確保については多分取り合いになっておる状況であります。全国的に不足しがちなことではございますが、備前市がそれで指をくわえておるというわけにはいかないわけでございまして、自治体単独で外部から招聘することは難しい状況ではありますけども、それに努め、定住・移住の観点からも備前市に内外の人材の派遣、あるいは発掘、あるいは依頼をし、少しでもそのような人材が備前市に来て、そして公民館活動及び地域活動に参画をして、デジタルディバイドをなくすような形をしていかなければならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 市長、続けて地域商社に関して同じようなことをお聞きするんですけど、同じようなことで申し訳ないんですけど、ヨーロッパで販路を開拓していく上で地域商社をプロデュースする人材もかなり重要になってくると思うんです、欧州ということもありますから。時代の流れで求められる人材も変わります。脱炭素、DXなど人材が全てです。これ、人材確保できるのでしょうか。問い方がまずいかもしれませんが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この地域商社は、先ほど申し上げましたように瀬戸内市と備前市でやっていこうという形でございます。そして、地元の金融機関、備前日生信用金庫のほうにもお願いをしております。これからジェトロさんにもお願いをしながら我々のこの備前焼と備前刀を日本国内だけではなしにヨーロッパ等への足場として来年度には備前市からCLAIRに職員を派遣をし、CLAIRからフランスのほうに派遣をしていただくようにお願いをしております。 我々のこの備前焼、備前刀、せっかく足かかりをヨーロッパにつくろうとしております。大変厳しいとは思いますが、国内だけでの需要も限界があるわけであります。世界遺産に向けて我々はいろんな努力をしておりますけども、実際にこの総合商社を通じて国内だけではなしに海外にも目を向けていく、そういう取組がなかなか個人一人一人ではできないわけでありますので、いろんな政府機関も通じてお願いに上がる、そのような第一歩がこれから始まるんだろうと思っております。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 国際バカロレア認定校のほうに移らさせていただきますが、かみ砕いた御説明をしていただきありがとうございます。 申し訳ございませんが、かみ砕かれ過ぎて理解できないことがありましたんで。答弁重複されても結構なんで、一問一答でお聞きしますんで、今度端的にお答えいただけますか。 でしたら質問させていただきますんで。 国際バカロレア教育に取り組む必要性とはなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 端的にということなんですが、先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、知識基盤社会、要するに先行きがなかなか予想できない社会がこれから、今現在もそうですけれども、訪れるようになってきます。そういった社会で生き抜く、あるいは活躍していくために、文科省は新しい学習指導要領で主体的な、対話的な深い学びが必要であるというふうにしております。 学習指導要領というのは理念を示していますが、実際の学習のノウハウというものまでは示しておりません。そこで、主体的で対話的な深い学び、つまり探究学習をどういうふうにしていくかっていうのは、議員の皆さんもそうですし、私たちもそうですが、学校教育の中で経験、受けた経験がございません。現場の先生方もあまり経験をお持ちではありません。したがって、探究学習をサポートする手だてというのが必要になってくると思います。教師自身が学習者として学びを深める研修等が充実しているIB教育を導入し、体系的に指導方法と学習方法を学び、実践することで児童・生徒のために文科省が進める本来の探究学習を確立することができると考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 今答弁されたことはバカロレア認定校の特徴でもあるということですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋国際教育推進部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 全くそのとおりだと思います。要するに、教師の役割、つまり指導方法が従来のものと全く変わってきます。探求型の学習というのが一つのキーワードになると思いますけれども、これまでのように教師が知識や技術を一方的に教え授ける、教示するという形から、あくまで主役は児童・生徒であって児童・生徒の自発的な学びを手助けするファシリテーター、進行役ですね、であるということを念頭に授業を行うようになってくると思います。 これによって、児童・生徒の学び方も変わります。これまでの教師が板書しながら説明するタイプの学び方ではなく、ほかの児童・生徒や教師との対話を通して主体的に学ぶといったIBに通じる方法で学習していくようになると考えます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) でしたら、今、小中一貫教育を進めていますよね。それとバカロレア教育の関係性というものはどういうふうになるのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 小中一貫校との関係性につきましては、小中一貫教育の中で小学校6年間はIBの初等教育プログラムを、中学校3年間はIBの中等教育プログラムを実施いたしますので、何ら機構が変わったり、体制が変わるというものではありません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 先ほど、最初の答弁のときに今の小学校の授業内容の中に組み込まれると言われたと思うんですけど、今の小学校の授業にバカロレア教育がプラスされるのではなくても、今の教育の中に組み込まれるということですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 本市の小・中学校は公立の学校ですので、学習指導要領に基づいた学習内容をIBの指導法を用いた探求型の授業で行いますので、決して新たに新しいものをプラスするという考え方ではございません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) かなり質の高い教育になるように受け止められるんですけど、ついてこれない子供はどうなるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋推進部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 全ての子供の個性を大切にし、質の高まる教育をIBは行いますが、現実問題として児童・生徒の中には個々の学習状況あるいは生活状況等で対処が必要な場合もあると考えます。しかし、基本的にはIBの授業は個別対応であります。もちろん、テーマ等によってはグループで学習する場合もありますが、IBは児童・生徒一人一人を大切にしたプログラムであります。が、一人も取り残すことがないようにしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 今の時点で聞くことではないのかもしれませんが、公立の小・中学校ですから授業料が高いとかそういうふうなデメリットはないとは思うんですが、教材費なんかはどのようになるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) 学費につきましては、IB教育を導入することで新たな教材費等保護者に特別な経費を御負担いただくことはございません。むしろ、かつては都市部の市立学校でしか受けられなかったIB教育が地方の公立学校でも受けられることは、教育格差の是正や地域の魅力化等につながることも期待できると考えております。 さらに、IBは英語を除く全教科全て日本人が日本語で行いますので、これも併せて御説明申し上げたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 日本人の先生が日本語で授業を行うと言われましたけど、これ今日人材の話ばかり何回もしますけど、この教育をされる先生というのはかなり高い教育理念を持った先生と言われるか、ALTの先生がやるわけじゃないんでしょ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 守屋部長。 ◎国際教育推進部長教育まちづくり推進部長(守屋孝治君) ALTの先生がIBの授業を担当するわけではございません、ALTの先生はあくまで英語の授業を日本人の英語担当の先生とチームティーチングという形で英語の授業を担当していただきます。それ以外は全て日本人の先生がやるわけですが、議員がおっしゃったとおり今まであまり経験のない授業のやり方がこの探究学習になりますので、IBとしてもIB教育を担当する先生方にはきちんとワークショップを受ける、受けた先生でないとIB教育はできませんよというふうにしております。 また、各校にコーディネーターあるいは我々教育委員会の中にもチーフコーディネーターという者を設けてしっかりと各学校でIB教育がなされているかどうか、指導、助言ができる体制をつくっていこうというふうに思っております。 もう既に191校が国内でIB校になっておりますので、決して優しい教育ではない、教員にとって優しい教育ではないかもしれませんけれども、子供たちのためにこのIBあるいは探究学習をやっていかなければならない、それが教師の使命だと思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆8番(山本成君) 教育長が手を上げているみたい。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) いろいろな角度から質問をいただいています。ありがとうございます。総括的に簡単に申し上げたいと思います。 国際バカロレア教育という言葉から来るイメージで何か外国産のものを、異なったものを持ってきて別のものを同時に今の教育と並行してやるんじゃないかというようなイメージに取られやすいんですね。全くそういうことじゃございませんので、そこから理解していかないと次へ続いていかないんだと思います。ですから、現在ある学習指導要領、文科省が進めている教育をそのままやることの延長線にしかIB教育はありません。 ですから、校長会その他でも強調しているのは来年度から今までやってきた、私が1年半強調してきた子供ファーストの授業は今までどうしても教師にやらさせられた授業から子供たちが主体的に自分からも進んで学びたいことを学びたいように学ぶ、そういうことを通して学力もいじめや不登校もどんどん先例事例ではどの国でも、国内でも事例はたくさんあります。そういう方向に進んでいこうと。 ですから、やっと私は今まで1年半やってきたことがIB教育をやる素地ができたので、来年度4月からは勉強期間、先生方の研修期間です。2年度以降は認定校へ向けて実質的に事業展開その他をしてもらいますけども、そういうわけですので、全く新しいことをやることじゃありません。ですから、先生方も力つけてもらったり、我々も努力をして子供たちのために、全ての子供たちのためにそれをやっていく。 秋田県の事例を言いますと、一つだけ具体的な事例を申し上げますが、秋田県が常に学力トップです。それはなぜかという。それは単なるテスト勉強をしっかりやっているわけじゃありません。今、私たちが目指している学びを育てる、子供たちが主体的に学びたいことをどんどん学んでいくと結果的に学力は向上していくわけですね。そういう事例は各県各事例もう幾らでもあります。 だから、全ての原点はそこにあるので、本当に文科省の目指している原点をきちんと1年間半私はやってきましたけれども、その延長線をさらに加速するためにやっていこうということで校長会でも了解を取っておりますので、皆さんもぜひ理解していただいて、別のものを持ってくるようなイメージじゃありませんので、今までやっていることをさらに着実に進めるために、厚生文教委員会でも話をしましたが、本当に教師が中心の教育から学習者中心の学育へ、アクティブラーニングへ進めていくと。その方向性としてIBプログラムというすばらしい世界一のカリキュラムがあるわけですから、それを通して文科省が進めている大切な我々備前市も教育のまち備前市でみんなが出てくる、みんなの学校として、教育として進めているこの教育プログラムを導入しながらみんなのために、エリート教育では決してありません。昨日も石原議員に対して言いましたが、そういうものではありませんので、全ての子供がより進んで学力もこれによっていじめや不登校もなくなった学校も、例えば大阪市立の大空小学校の話もさせてもらいました、立川議員はよく知っておられましたが。そういう事例もたくさんあります。そういうものですので、ぜひ理解をいただきたいと思います。 長くなりましたが、本当に新しいものを、何か別のものをして大変なんじゃないかというイメージは全く違いますので、そっから考えを改め、もしそういう誤解があるんでしたら改めていただいて一緒に理解しながら、IB教育と小中一貫教育は一つのことです。ですから、それをこれから、4月からどんどん進めていこうということですので、よろしくお願いいたします。失礼いたしました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「終わります。ありがとうございました」と8番山本議員発言する〕 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後2時31分 散会...