四万十市議会 > 2019-03-19 >
03月19日-05号

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  1. 四万十市議会 2019-03-19
    03月19日-05号


    取得元: 四万十市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-17
    平成31年 3月定例会         平成31年3月四万十市議会定例会会議録(第19日)                               平成31年3月19日(火)■議事日程  日程第1 第1号議案から第30号議案        第1号議案 平成30年度四万十市一般会計補正予算(第5号)について        第2号議案 平成30年度四万十市国民健康保険会計事業勘定補正予算(第3号)について        第3号議案 平成30年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第4号)について        第4号議案 平成30年度四万十市下水道事業会計補正予算(第3号)について        第5号議案 平成30年度四万十市と畜場会計補正予算(第3号)について        第6号議案 平成30年度四万十市介護保険会計保険事業勘定補正予算(第3号)について        第7号議案 平成31年度四万十市一般会計予算について        第8号議案 平成31年度四万十市国民健康保険会計事業勘定予算について        第9号議案 平成31年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定予算について        第10号議案 平成31年度四万十市奥屋内へき地出張診療所会計予算について        第11号議案 平成31年度四万十市後期高齢者医療会計予算について        第12号議案 平成31年度四万十市下水道事業会計予算について        第13号議案 平成31年度四万十市と畜場会計予算について        第14号議案 平成31年度幡多公設地方卸売市場事業会計予算について        第15号議案 平成31年度四万十市住宅新築資金等貸付事業会計予算について        第16号議案 平成31年度四万十市鉄道経営助成基金会計予算について        第17号議案 平成31年度四万十市農業集落排水事業会計予算について        第18号議案 平成31年度幡多中央介護認定審査会会計予算について        第19号議案 平成31年度四万十市介護保険会計保険事業勘定予算について        第20号議案 平成31年度四万十市簡易水道事業会計予算について        第21号議案 平成31年度四万十市園芸作物価格安定事業会計予算について        第22号議案 平成31年度四万十市水道事業会計予算について        第23号議案 平成31年度四万十市病院事業会計予算について        第24号議案 四万十市行政組織条例の一部を改正する条例        第25号議案 四万十市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例        第26号議案 四万十市立学童保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例        第27号議案 四万十市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例        第28号議案 四万十市簡易水道設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例        第29号議案 四万十市道路線の認定について        第30号議案 公の施設の指定管理者の指定について(四万十いやしの里)       陳情1件        陳情第1号 四万十市複合施設大ホールに係る要望書              (各委員長報告、質疑)       修正動議        第13号議案 平成31年度四万十市と畜場会計予算について(谷田道子ほか1名)              (議案の上程、提案理由の説明)  日程第2 所管事項の調査(平成30年12月定例会より継続調査)              (全員協議会)              (討論、採決)  日程第3 意見案3件        意見案第1号 2019年10月予定の消費税増税を実施しないことを求める意見書        意見案第2号 精神障がい者への交通運賃割引制度の適用を求める意見書        意見案第3号 国民健康保険制度における国庫負担抜本的拡充を求める意見書              (提案理由の説明)              (討論、採決)■本日の会議に付した事件  日程第1から日程第3まで出席議員  1番 寺 尾 真 吾     2番 廣 瀬 正 明     3番 山 下 幸 子  4番 上 岡 真 一     5番 川 渕 誠 司     6番 松 浦   伸  7番 酒 井   石     8番 大 西 友 亮     9番 西 尾 祐 佐  10番 垣 内 孝 文     11番 谷 田 道 子     12番 山 崎   司  13番 上 岡   正     14番 平 野   正     15番 安 岡   明  16番 川 村 一 朗     17番 小 出 徳 彦     18番 宮 崎   努  19番 白 木 一 嘉     20番 宮 本 幸 輝欠席議員(なし)出席要求による執行部側出席者職氏名  市長       中 平 正 宏        副市長      田 村 周 治  副市長      金 納 聡 志        総務課長     成 子 博 文  地震防災課長   桑 原 晶 彦        企画広報課長   田 能 浩 二  企画広報課副参事 山 本   聡        財政課長     町 田 義 彦  市民・人権課長  川 崎 一 広        税務課長     原   憲 一  収納対策課長   永 橋 泰 彦        環境生活課長   渡 邊   康  子育て支援課長  西 澤 和 史        健康推進課長   渡 辺 和 博  高齢者支援課長  山 崎 豊 子        観光商工課長   朝比奈 雅 人  農林水産課長   篠 田 幹 彦        まちづくり課長  地 曳 克 介  上下水道課長   秋 森   博        会計管理者会計課長                                   高 橋 由 美  市民病院事務局長 池 田 哲 也        福祉事務所長   小 松 一 幸  代表監査委員   濱 田 修 一        教育長      徳 弘 純 一  学校教育課長   山 崎 行 伸        生涯学習課長   小 松 富士夫  総合支所長支所地域企画課長          総合支所保健課長西土佐診療所事務局長           伊勢脇 敬 三                 村 上 正 彦  総合支所産業建設課長           小 谷 哲 司 職務のために議場に出席した事務局職員職氏名  局長       中 平 理 恵        局長補佐     上 岡 史 卓  総務係長     桑 原 由 香              午前10時0分 開議 ○議長(宮崎努) おはようございます。これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(宮崎努) 日程第1、「第1号議案」から「第30号議案」並びに陳情1件を一括議題といたします。 以上の案件に関し、各委員長の報告を求めます。 先に、白木一嘉予算決算常任委員長。 ◆予算決算常任委員長白木一嘉) おはようございます。 それでは、予算決算常任委員長報告を行います。 今期定例会において本委員会に付託を受けました議案23件について、3月11日、12日及び14日に委員会を開催し審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 まず、「第1号議案、平成30年度四万十市一般会計補正予算(第5号)について」、「第2号議案、平成30年度四万十市国民健康保険会計事業勘定補正予算(第3号)について」、「第3号議案、平成30年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第4号)について」、「第4号議案、平成30年度四万十市下水道事業会計補正予算(第3号)について」「第5号議案、平成30年度四万十市と畜場会計補正予算(第3号)について」及び「第6号議案、平成30年度四万十市介護保険会計保険事業勘定補正予算(第3号)について」の6つの議案は、主に決算見込みによる補正と国の補正予算により割当のあった事業などによる補正であり、款、項、目ごとに慎重に審査をした結果、適当と認め、全会一致で原案のとおりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、「第7号議案、平成31年度四万十市一般会計予算について」は、各所管課に対し、様々な方面からの質疑を行い、事業目的予算規模歳出根拠等を確認していきました。 道の駅よって西土佐について、公の部分の維持管理に係る委託料を市から指定管理者に支払うが、それ以外にテナント使用料を2業者から受け取るのはどうなのかという質疑が出され、執行部から条例で定められている旨の回答がありました。続けて、委員から、「条例はできる規定であり、公の部分に関する委託料を全額支払っている現状でこの規定を適用するのはおかしくないか。それならテナントを借りている2業者も無料にすればどうか。」という意見が出され、これについては道の駅は地域振興のための施設であり、また、指定管理者地域住民による地域振興のための組織であり、条例で指定管理者利用料金を受け取ることが可能なため適用しているとの説明がありました。 四万十川学遊館指定管理について、入場者が年々少なくなっているが、指定管理による委託料は上がることはあるが下がることはない。人件費4人分の80%を公の部分の管理料として支払っているという説明だが、それだけの部分を公の施設の維持管理に充てているという根拠は何か。人数を増やせばそれだけ更に管理料が上がるのかとの質疑があり、執行部からは、「施設の規模・事業内容から積算を行い、概ね4人程度の人件費と市で判断している。」との答弁があり、委員からは、「経営努力をせずに一定の収入を得る仕組みがよいのか、学遊館の指定管理のあり方を根本的に見直すときが来ているのではないか。」といった意見が出されました。 そのほか、繰越と当初予算での大規模な事業を執行できる体制が整えられているのか等々、様々な質疑を行い、慎重に審査をし、採決を行った結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、「第8号議案、平成31年度四万十市国民健康保険会計事業勘定予算について」、「第9号議案、平成31年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定予算について」、「第10号議案、平成31年度四万十市奥屋内へき地出張診療所会計予算について」、「第11号議案、平成31年度四万十市後期高齢者医療会計予算について」、「第12号議案、平成31年度四万十市下水道事業会計予算について」、「第14号議案、平成31年度幡多公設地方卸売市場事業会計予算について」、「第15号議案、平成31年度四万十市住宅新築資金等貸付事業会計予算について」、「第16号議案、平成31年度四万十市鉄道経営助成基金会計予算について」、「第17号議案、平成31年度四万十市農業集落排水事業会計予算について」、「第18号議案、平成31年度幡多中央介護認定審査会会計予算について」、「第19号議案、平成31年度四万十市介護保険会計保険事業勘定予算について」、「第20号議案、平成31年度四万十市簡易水道事業会計予算について」、「第21号議案、平成31年度四万十市園芸作物価格安定事業会計予算について」、「第22号議案、平成31年度四万十市水道事業会計予算について」及び「第23号議案、平成31年度四万十市病院事業会計予算について」の15の議案について、事業目的や予算の規模、歳出に関する根拠、昨年度予算との比較等を款、項、目ごとに慎重に審査をした結果、適当と認め、全会一致で原案のとおりそれぞれ可決すべきものと決しました。 次に、「第13号議案、平成31年度四万十市と畜場会計予算について」は、新食肉センター整備に係る事業手法検討業務について、規模拡大する新食肉センター建設計画に関して補助金を得るためという話だが、建設に際して他の補助金等はないのか。概算事業費53億円という規模が本当に必要なのか。補助金をもらわない、今と同程度の規模の食肉センター建設を検討したのか。養豚場の計画もうまくいっていない中、1,000万円を投資して突き進むのはどうかといった質疑や意見が出されました。執行部からは、「食肉センターの所管を農林水産課に移し、養豚場誘致と一体的に取り組む。規模については補助金ありきではなく、業者からの増頭の要望があるため。」という旨の説明がありました。慎重に審査し、採決を行った結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 以上のとおり報告いたします。 ○議長(宮崎努) 以上で予算決算常任委員長報告を終わります。 続いて、山崎 司総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(山崎司) おはようございます。 総務常任委員長報告を行います。 今期定例会において本委員会に付託を受けました議案2件、陳情1件について、3月15日に委員会を開催し審査を行いましたので、その結果についてご報告いたします。 まず、付託を受けました「第24号議案、四万十市行政組織条例の一部を改正する条例」について総務課から説明を受け、審査を行いました。 これは、新しい食肉センターの整備に当たり、養豚場誘致食肉ブランド化など、畜産振興と一体になって事業推進する必要が生じてきたため、食肉センター管理運営観光商工課から農林水産課の所管に改めるものでございます。施行期日は、平成31年4月1日とのことでございました。 委員から、「農林水産課の事務が増えるが大丈夫か。」との質疑があり、執行部からは「新食肉センターを整備する室を設け、新たに配置する副参事の職務権限とすることで、一定の軽減を図る予定である。」との答弁がございました。審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「第25号議案、四万十市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」について総務課から説明を受け、審査を行いました。 これは、人事交流に伴い、派遣される職員に対し、派遣先の物価等を考慮した調整手当として新たに地域手当を設けるものでございます。手当の月額は給料、管理職手当扶養手当の月額の合計額に100分の20を超えない範囲で規則に定めた割合を乗じて得た額とし、施行期日は平成31年4月1日とのことでございます。審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「陳情受理番号第1号、四万十市複合施設大ホールに係る要望書」について審査を行いました。 これは、四万十市文化複合施設大ホールの客席数について、1,000席以上での建設の要望があったものでございます。まず、執行部から説明を受けました。座席数については第3回整備検討委員会事務局案850席を示して協議していただいた。現在の文化センターより席数が多いことや中村地域の成人式や市内小中学校の音楽祭などを考慮して示した席数である。最終的には、整備検討委員会から、委員会の中でも850席や1,000席などの意見があり、複合施設としてのバランスをとりながら、他の諸室に悪影響を及ぼさない形でできるだけ席数を確保するという提言書が提出されている。これを受け、事務局もできるだけ多く席数をとりたいと考えており、具体的には来年度の基本設計で固めていく。また、財源とする起債において新施設の延べ床面積が旧3施設の合計を超えない範囲とする条件があるため、6,400㎡の中で整備を行う必要があるとのことでございます。 委員からは、ホールの面積を増やさずに1,000席確保できるか。建設や維持管理費はどのようになるか。1,000席での集客についての見解は、等の質疑や12団体の思いを無視することはできない。現時点では同じホール面積で1,000席にできるかどうかがハッキリしないのではないか等の意見が出されました。慎重に審査した結果、12団体の署名を尊重し、要望書の願意は妥当として趣旨自体は理解できるものの、これからの検討課題であるため、課題を解決できれば席数をなるべく増やすということで、全会一致で趣旨採択すべきものと決しました。 以上のとおりご報告いたします。 ○議長(宮崎努) 以上で総務常任委員長報告を終わります。 続いて、川村一朗産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長川村一朗) おはようございます。 産業建設常任委員長報告を行います。 今期定例会において本委員会に付託を受けました議案3件について、3月15日に委員会を開催し審査を行いましたので、その結果についてご報告をいたします。 初めに、「第28号議案、四万十市簡易水道設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」について上下水道課から説明を受け、審査を行いました。国庫補助を受け、5カ年計画で事業を進めている蕨岡地区簡易水道施設整備事業が今年度末に一部完成することにより、給水可能となる伊才原と蕨岡甲の一部の地区を岩田簡易水道給水区域に新たに編入するものとのことでございました。審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「第29号議案、四万十市道路線の認定について」、まちづくり課西土佐総合支所産業建設課から説明を受け、審査を行いました。岩田地区の2路線については、昭和63年に個人が造成した道路であり、簡易水道給水管布設ができず、住民の生活に支障を来していたことから、当該道路の市道への編入について地区から何度も要請があったこととのことでございました。この問題解決を図るため、土地所有者による四万十市宅地開発指導要綱に準じた整備がなされ、用地の寄附を条件として市道として認定するものとのことでございました。審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、「第30号議案、公の施設の指定管理者の指定について(四万十いやしの里)」について観光商工課から説明を受け、審査を行いました。指定期間が今年度末に満了となる四万十いやしの里について、指定管理者候補者選定委員会で選定した結果、最も点数の高かった四国開発建設株式会社を候補者とするものとのことでございました。委員からは、候補者のコンプライアンスについての対応や選定項目について質疑があり、執行部からは、「候補者とは連携を密にして、課題点などを協議していく。」との答弁がありました。また、委員から、「候補者の選定についてはより慎重に行ってほしい。」との意見もございました。審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上のとおりご報告いたします。 ○議長(宮崎努) 以上で産業建設常任委員長報告を終わります。 続いて、垣内孝文教育民生常任委員長。 ◆教育民生常任委員長垣内孝文) おはようございます。 教育民生常任委員長報告を行います。今期定例会において本委員会に付託を受けました議案2件につきまして、3月15日に委員会を開催し審査を行いましたので、その結果についてご報告いたします。 まず、「第26号議案、四万十市立学童保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」について審査を行いました。本案はまなびの館の敷地内に整備している具同小学校学童保育専用施設が今月完成することから、4月より、まなびの館と併せて学童保育を運営するため、条例に新施設を追加するもので、審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「第27号議案、四万十市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について審査を行いました。本案は学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整理等に関する省令の施行により、本年4月1日から専門職業人の養成を目的とする専門職大学制度が始まることに合わせ、放課後児童支援員資格対象者専門職大学前期課程を修了した者が加わることとなったため、必要な規定を改正するもので、審査の結果、適当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上のとおりご報告をいたします。 ○議長(宮崎努) 以上で教育民生常任委員長報告を終わります。 これにて各常任委員長報告を終わります。 これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑者は挙手により議長の許可を得て発言願います。 質疑者はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) 質疑なしと認めます。よって、各委員長の報告に対する質疑を終了いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(宮崎努) 谷田道子議員外1名から、「第13号議案、平成31年度四万十市と畜場会計予算について」に対する修正案が提出されております。本修正案を議題といたします。 直ちに修正案の説明を求めます。 谷田道子議員。 ◆11番(谷田道子) 「第13号議案、平成31年度四万十市と畜場会計予算」に対する修正案の提案理由を説明いたします。歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億4,126万8,000円のところを1,082万2,000円を減額し、総額を2億3,044万6,000円とするものです。 歳出1款総務費、1項総務管理費、13節の委託料を3,133万6,000円から事業手法検討業務の1,082万2,000円を減額して、歳出の総額を2億3,044万6,000円とするものです。数字の詳細については、お手元の資料をご覧ください。 私は、老朽化している食肉センター建設整備は必要と考えています。建設整備に反対するものではありませんが、このまま今の手法で進んでいっていいのか、検討が必要ではないかとの思いで修正議案の提案を行うものです。 1点目に、食肉センター建設整備については強い農業づくり交付金農林水産省の補助金の獲得が前提条件です。交付金の申請として、1日豚換算で700頭以上の処理頭数規模が必要とされています。現在の1日当たり430頭から700頭への規模の施設として整備する必要があります。そして、養豚場の整備が新たに必要になってきます。現在、養豚場の予定地の確定がなされてない段階でのこの計画は現実的ではないのではないでしょうか。施設整備によって、新食肉センターを中心に新たな四万十市の畜産業の方向も十分示されていません。検討の余地が必要です。 2つ目に、養豚業界を取り巻く世界の状況です。TPP環太平洋連携協定が昨年12月30日に発行されました。低い関税で海外から輸入品が安く入ってきます。様々な分野に影響が出るのではないか、特に日本の農業は大きな打撃を受けます。豚肉の場合にもその影響は大変大きいと言われています。豚肉の関税では、品質の高い高価格品の場合、発行前の4.3%が発行時12月30日のときは2.2%に、そして5年後1.2%、10年目から関税ゼロとなります。 県の畜産振興課から強い農業づくり交付金支援継続等、十分な予算の確保の要望書が農林水産省に提出されています。その中にも、このTPP11の国内畜産業への影響が懸念されるとして、国の試算では248億円の生産減少額が想定されていると述べられています。このようにTPPの問題は今後の畜産に大きな影響をもたらしていきます。このような状況の中、将来にわたって健全な運営が行われ、そして食肉センターの規模が維持されるのか、その見通しが明瞭ではありません。以上の点から、委託料の1,082万2,000円の減額の修正を提案いたします。 以上です。 ○議長(宮崎努) 以上で修正案の説明を終わります。 これより修正案に対する質疑に入ります。 質疑者は挙手により議長の許可を得て発言願います。 質疑者はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) 質疑なしと認めます。よって、これにて修正案に対する質疑を終了いたします。 お諮りいたします。 日程第1に日程第2、日程第3を追加し、一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、日程第1に日程第2、日程第3を追加し、一括議題といたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(宮崎努) お諮りいたします。 これより意見調整のため全員協議会を開きたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、これより意見調整のため全員協議会を開きます。 本会議を暫時休憩いたします。              午前10時25分 休憩              午後4時0分 再開 ○議長(宮崎努) 休憩前に引き続き会議を開きます。 「第7号議案、平成31年度四万十市一般会計予算について」討論を行います。 先に、原案に反対の議員。 大西友亮議員。
    ◆8番(大西友亮) 「第7号議案、平成31年度四万十市一般会計予算」に反対の理由の説明をします。 先の市長の趣旨説明の中では、景気が好転しているとの前提のもと説明をされてきました。しかし、市民生活には景気の好転の実感はなく、内閣府も景気の下方修正を先日示しました。消費や実質賃金が落ち込んでいることは政府も認めています。この中で市長は消費税増税に対しまして、市民への痛みを伴うとしながらも福祉充実のため仕方ないと先日の川村議員の質問の中で答弁をされました。しかし、その消費税増税は四万十市のような100万円以下の所得者が50%以上を超える本市にとって有益とは思えません。国の施策であり、施策決定後は一定の対応が求められることは理解しますが、低所得者層が大半を占める本市において増税をそのまま受容するのではなく、市民の痛みを伴うことに対して四万十市の市民生活を守るという強い姿勢が必要と考えます。 また、本市は四万十市となって10数年を経過しているにも関わらず、いまだに1市2制度が存在しており、成人式や奨学金でも中村地区と西土佐では別々であり、今度の西土佐地区のクリーンセンター建て替えにも疑問が残ります。また、校務支援システム導入では学校統合の影響なのか、大規模校のみの実施となっており、小規模校への予算配分はありません。確かに、ファミリーサポートセンター事業や弱視スクリーニング検査事業や就学援助制度の国の増額に素早く対応するなど、評価できる事業もありますが、消費税増税を受容した本予算には賛成することができません。よって、「第7号議案、平成31年度四万十市一般会計予算」に反対をします。 ○議長(宮崎努) 次に、原案に賛成の議員。 小出徳彦議員。 ◆17番(小出徳彦) それでは、「第7号議案、平成31年度四万十市一般会計予算」、本案に対しまして賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。 本案は、平成31年度におけます本市の行政施策を推し進めるに当たり、最も重要かつ、市民生活にとりましても根幹に関わる予算であります。県内におきましても、高知市、南国市に次ぐ大型予算となっており、これまでの本市における継続的な事業はもとより、新規事業を含め、市民にとっても最も密接なる予算を含んだものであります。また、これまでの議会の中で修正案等が出されたケースはあったとしても、当初予算全体に対する反対がなされたことはなかったのではないかと考えております。 一方で、市民全体にとって今回の予算案が不利益を被る、また問題があるというのであれば、これまでの予算決算委員会の中で十分議論した上で、焦点を明確にした上で市民にとって理解の得られる形での意見や修正が必要ではなかったかと考えております。市民全体にとって大変重要であり、柱としての予算でもあります。明確な本案に対する議会としての反対理由が成り立たないのであれば、今回の本案に対する反対は市民の皆様に混乱を招くのではないかと考えております。 また、本案に対して反対という形で姿勢を示すのであるならば、なおのこと私は今議会中において最も議論すべきことではなかったかと考えております。もし、この今年度31年度当初予算が否決となれば市民生活に与える影響は多大でございます。様々な事業が全てストップをするということも懸念に置いた上でのお考えがあったのかどうか、私は疑問に思っております。 よって、私は今回のこの「第7号議案」に対して賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮崎努) 次に、原案に反対の議員。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) 次に、原案に賛成の議員。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) 他に討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) 以上で討論を終了いたします。 これより本案について採決を行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長(宮崎努) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 お諮りいたします。 調整済みの議案については、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、調整済みの議案については、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより「第13号議案、平成31年度四万十市と畜場会計予算について」に対する修正案について採決を行います。 お諮りいたします。 本修正案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長(宮崎努) 起立少数であります。よって、本修正案は否決いたしました。 ただいま「第13号議案、平成31年度四万十市と畜場会計予算について」に対する修正案は否決されましたので、原案について採決を行います。 お諮りいたします。 「第13号議案」は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長(宮崎努) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 続きまして、「第1号議案、平成30年度四万十市一般会計補正予算(第5号)について」、「第2号議案、平成30年度四万十市国民健康保険会計事業勘定補正予算(第3号)について」、「第3号議案、平成30年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第4号)について」、「第4号議案、平成30年度四万十市下水道事業会計補正予算(第3号)について」、「第5号議案、平成30年度四万十市と畜場会計補正予算(第3号)について」、「第6号議案、平成30年度四万十市介護保険会計保険事業勘定補正予算(第3号)について」、「第8号議案、平成31年度四万十市国民健康保険会計事業勘定予算について」、「第9号議案、平成31年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定予算について」、「第10号議案、平成31年度四万十市奥屋内へき地出張診療所会計予算について」、「第11号議案、平成31年度四万十市後期高齢者医療会計予算について」、「第12号議案、平成31年度四万十市下水道事業会計予算について」、「第14号議案、平成31年度幡多公設地方卸売市場事業会計予算について」、「第15号議案、平成31年度四万十市住宅新築資金等貸付事業会計予算について」、「第16号議案、平成31年度四万十市鉄道経営助成基金会計予算について」、「第17号議案、平成31年度四万十市農業集落排水事業会計予算について」、「第18号議案、平成31年度幡多中央介護認定審査会会計予算について」、「第19号議案、平成31年度四万十市介護保険会計保険事業勘定予算について」、「第20号議案、平成31年度四万十市簡易水道事業会計予算について」、「第21号議案、平成31年度四万十市園芸作物価格安定事業会計予算について」、「第22号議案、平成31年度四万十市水道事業会計予算について」、「第23号議案、平成31年度四万十市病院事業会計予算について」、「第24号議案、四万十市行政組織条例の一部を改正する条例」、「第25号議案、四万十市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」、「第26号議案、四万十市立学童保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」、「第27号議案、四万十市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」「第28号議案、四万十市簡易水道設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」、「第30号議案、公の施設の指定管理者の指定について(四万十いやしの里)」、以上27件を一括して採決いたします。 以上の案件の委員長報告はいずれも可決であります。委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、以上27件の議案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、「第29号議案、四万十市道路線の認定について」を採決いたします。 本案の委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり認定いたしました。 次に、今期定例会で受理した陳情1件について決定を行います。 総務常任委員長報告の「陳情受理番号第1号、四万十市複合施設大ホールに係る要望書」は趣旨採択であります。 本案は委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 次に、平成30年12月定例会より継続調査所管事項調査について決定を行います。 所管事項の調査については、各常任委員長報告並びに議会運営委員長報告継続調査であります。 以上、各委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、所管事項の調査については各委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(宮崎努) 日程第3、「意見案第1号」から「意見案第3号」を議題といたします。 初めに、「意見案第1号、2019年10月予定の消費税増税を実施しないことを求める意見書」について提案理由の説明を求めます。 川村一朗議員。 ◆16番(川村一朗) 「意見案第1号、2019年10月予定の消費税増税を実施しないことを求める意見書」についての提案理由の説明を申し上げます。 厚労省の毎月勤労統計によりますと、平均実質賃金は2012年は396万円に対し、2018年は382万円と実質14万円少なくなっています。一方、実質家計消費も総務省の家計調査によりますと、消費税が8%に増税される以前の2人以上世帯の消費と比べ、家計消費が25万円減っていると言われております。 特に、低所得者にとって消費税の増税は生活そのものが厳しい状況に置かれます。それゆえに今回は様々な対策が講じられております。 一つに、保育所の無料化が出ています。保育所の無料化自体は望ましいことですけれども、保育所無料化の総額は年間7,700億円で、低所得者にはその総費用の1%、年収640万円以上の世帯に50%が配分されると言われています。保育の無料化と言いながら、高所得者が払ってきた保育料の穴埋めに充てられます。四万十市のような大半が低所得者の市にとっては、子育て中の人にとっても増税になります。 また、インボイスの導入により、全国で161万の業者が廃業の危機と言われています。日本商工会議所の調査によりましても、増税後、事業者の5割近くが消費税増税分を転嫁できないと回答しています。四万十市のように小規模業者が大半を占める中で、大変厳しい経営が迫られることになります。消費や実質賃金が落ち込み、日本の景気回復を実感できない者が84.5%になっています。現在が消費税増税の状況とはとても思えません。四万十市民の生活を守るために、2019年10月予定の消費税増税を実施しないことを求めるものでございます。 以上、地方自治法第99条の規定によりまして意見書を提出するものです。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮崎努) 以上で提案理由の説明を終わります。 次に、「意見案第2号、精神障がい者への交通運賃割引制度の適用を求める意見書」について提案理由の説明を求めます。 宮本幸輝議員。 ◆20番(宮本幸輝) それでは、「意見案第2号、精神障がい者への交通運賃割引制度の適用を求める意見書」について要約して説明させていただきます。 障害者に対する交通運賃割引は、身体障害者については昭和25年から、身体内部障害者は平成2年から、知的障害者は平成3年から実施されています。これらの運賃割引を実施している交通事業者は現在JR、民間鉄道、航空、旅客船、バス、タクシーのほか、高速道路にも及んでいます。 しかし、精神障害者は今日に至っても障害者の交通運賃割引制度の対象から除外されています。障害者基本法や障害者差別解消法などの国内法が整備され、国連障害者権利条約が批准、締結されました。それでもなお、精神障害者が制度の対象から除外されるというような状況が続くならば、条約や法律は形骸化してしまうと同時に、精神障害者の社会参加と平等への切実な願いも将来にわたってついえてしまいます。 よって、国会及び政府に対し、精神障がい者にも身体障がい者及び知的障がい者と同等に交通運賃割引制度の適用対象とするよう各種交通事業者に働きかけ、必要な措置を講じるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものであります。議員各位の賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(宮崎努) 以上で提案理由の説明を終わります。 次に、「意見案第3号、国民健康保険制度における国庫負担抜本的拡充を求める意見書」について提案理由の説明を求めます。 川渕誠司議員。 ◆5番(川渕誠司) 「意見案第3号、国民健康保険制度における国庫負担抜本的拡充を求める意見書」、これを読み上げまして提案理由の説明といたします。 国民の4人に1人が加入する国民健康保険は国民皆保険制度の重要な柱であるが、高過ぎる国民健康保険料により、滞納世帯は全加入世帯の15%を超え、受診の遅れが死亡に繋がる事例が多数発生するなど、国民健康保険制度の根幹が揺らいでいる。年金生活者や非正規労働者が多くを占める国民健康保険加入者は所得は低いのに保険料は一番高いという不公平な負担を強いられており、平均保険料は政府の試算でも中小企業の労働者が加入する協会けんぽの1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍の水準である。これは国民健康保険にしかない、世帯員の数に応じてかかる均等割や各世帯に定額でかかる平等割等があるためで、子供が多い程負担が重くなる制度は少子化対策や子育て支援にも逆行しており、不合理である。 全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体も、この構造的問題を解決するために、1兆円の公費投入、全国知事会です、など、国の財政投入により国民健康保険料を協会けんぽの保険料並みに引き下げることを求めている。 高過ぎる国民健康保険料を引き下げ、格差を解消することは、住民の暮らしと健康を守るためにも、国民健康保険制度の持続と医療保険制度全体の安定のためにも重要な政治課題である。よって、国会及び政府に対し、国民健康保険制度における国庫負担抜本的拡充を強く求めるものである。 議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(宮崎努) 以上で提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。 「意見案第1号」から「意見案第3号」については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、「意見案第1号」から「意見案第3号」については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより「意見案第1号、2019年10月予定の消費税増税を実施しないことを求める意見書」について採決を行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。              (賛成者起立) ○議長(宮崎努) 起立少数であります。よって、本案は否決いたしました。 次に、「意見案第2号、精神障がい者への交通運賃割引制度の適用を求める意見書」、「意見案第3号、国民健康保険制度における国庫負担抜本的拡充を求める意見書」について採決を行います。 お諮りいたします。 「意見案第2号」、「意見案第3号」については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、「意見案第2号」、「意見案第3号」については原案のとおり可決いたしました。 ただいま意見案が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮崎努) ご異議なしと認めます。よって、整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決しました。 以上で今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 閉会前に市長より挨拶の申し出があります。お聞き取り願います。 中平市長。 ◎市長(中平正宏) 平成最後となります3月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 3月1日に開会以来、本日まで19日間、提案いたしました30議案につきまして、全て慎重審議の上、適切に決定いただきまして誠にありがとうございます。 今回の一般質問でいただいたご意見や各種委員会でいただいたご意見等々につきましては、これから市政を進める上での参考にしていきたいと思いますので、今後ともまたよろしくお願いをいたします。 もう間もなく平成の時代が終わり、新しい元号に変わります。この平成31年間、元年が1989年でありますけれども、この平成元年の暮れの12月には株価が約3万9,000円と4万円近くまで上がっておりました。ただ、その後にリーマン・ショックであるとか、あるいはバブル景気のはじけることの影響等々もありまして一時は7,000円まで下落をし、そして現在若干持ち直しておりますけれども、2万円ちょっとという形でまだまだ当初の株価について大きくまだ落ちているのではないかなと思います。 また、本市の基幹産業であります農林水産業をとってみましても、米価につきましては平成元年辺り1俵当たり1万8,000円、それが現在では約1万5,000円と大きく下落をしておりますし、またヒノキやあるいは杉の価格等々につきましても、平成元年から比べまして31年経った現在で大きく下落をしている。特に、森林組合の経営等々につきましても、大変厳しくなっているというのが現在の状態ではないかなと思います。 また同時に、その一方では一昨年11月に、初めて高速道路が東から西の方に片坂バイパスが開通をいたしました。そして、四万十市を含めまして、幡多地域の悲願であります四国横断自動車道の四万十までの延伸につきましても、2年前には佐賀~大方間が事業化になり、ただ、大方~四万十間が未事業化でありましたので大変心配をしておりましたけれども、3月1日に県知事への意見照会があり、また、3月11日には四国地方整備局の方で社会資本整備審議会の道路分科会の地方小委員会があり、そこの中で事業化が妥当であるという方向が出、また、3月14日には国土交通省、本省の方で事業評価部会があり、その中で事業化が妥当であるという方向が出ましたので、今後政府予算案の国会審議を経た中で実施計画について決定をしていただくのではないかなと大変期待をするところでございます。 ただ、その中でも最も大事なことは道が進んでいったときに、どういう街、四万十市をつくっていくのか、それが今後より一層大切であろうと思いますので、また議員各位のいろんなご意見、そしてご提言等賜りますようにお願いをいたします。 また、同時に合併支援道路であります国道441号線につきましても、平成17年4月10日合併をしてもう14年経っておりますけれども、まだ10㎞という長い道が残っております。ただ、若干ではありますけれども、少しずつ改良の方向が動き始めてまいりましたので、これから速やかにトンネルの着工であるとか、そういう形に向けてより一層今後強力に要望活動を進めてまいりたいと考えておりますので、特に議員各位の皆様には一緒になりまして道路網の要望等々につきましてはよろしくお願いをいたします。 高速道路がこれぐらい早く進みましたのは、一つは国会議員、そして県議会議員の皆様のお力と一緒に、市民の皆様そして議員各位と一緒になりながらこの要望活動を進めたその成果ではないかなと改めて痛感するところでございます。本当にありがとうございました。今後ともまたよろしくお願いをいたします。 また同時に、この平成の31年というのは大変自然災害の多い年であったと思います。特に地球温暖化の影響等々もあり、毎年どこかで多くの異常気象による災害が出ております。昨年はご存じのように大雨特別警報がこの四万十市を含めまして初めて発令をされました。幸い、四万十市におきまして大きな被害はありませんでしたけれども、近隣の宿毛市、そして大月町、そして愛媛県、岡山県等々につきましては大変大きな被害がありましたし、また同時に、今後30年以内に80%ぐらいまで確率が上がったと言われております南海トラフを震源とする地震につきましても、刻一刻と近付いているのではないかなというのが自分の思うところでございます。 24年前には、思い出しましても早朝に阪神・淡路大震災が起こりまして、その首都直下型地震によりまして神戸の街なかが火の海になったのは記憶に新しいところであろうと思います。また、8年前には東日本大震災がありました。その数年前にスマトラの地震がありまして、テレビ等々ではあの津波の様子を皆さん目に焼きつけていたと思いますけれども、まさか日本であのような、同じような地震が起こるとは考えた人は極めて少なかったのではないかなと思います。ただ、今後南海トラフを震源とする地震が来ると想定をいたしますと、被害につきましては、あの東日本大震災と同等もしくはそれ以上の大変大きな被害が出てくるであろうと思っておりますので、より一層防災に対する備えを今後も強力にしていかなくてはいけないのではないかなと思います。 また同時に、今後の四万十市の課題といたしましては、やはり一つには少子高齢化、そしてまたハード整備では文化センター、そして食肉センターの新築を始め、数多くの課題がございます。これは当然行政だけでやっていけるものではございませんので、市民の代表である議員各位そして市民の皆様と一緒になった中で一つひとつの課題に取り組み、そして進めてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。 新しい時代がどのような時代になるか分かりませんけれども、また皆様と一緒になりながら市政を進めていく中で、やはり夢が生まれる四万十市をつくってまいりたいと思いますね。どうかよろしくお願いをいたします。 また同時に、今年3月をもちまして管理職4名の方を始め、多くの職員の方々が勇退をなされます。このことにつきましては、旧中村市、旧西土佐村そして現在の四万十市に至りますまで、福祉の向上や産業の振興、また学力の推進を含め、数多くの行政の分野で多大なご貢献をされております。今後とも体調管理には十二分に気をつけて、そしてまた退職後も四万十市の発展にご尽力賜りますと同時に、新しいステージに向けて更に飛躍することを心より私の方からもご祈念を申し上げるところでございます。 また、この後には5時半から次の会がございますので、そこの中でまた皆様と腹蔵なくお話をしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。今日はお疲れさまでございました。ありがとうございました。 ○議長(宮崎努) 以上で市長の挨拶を終わります。 これにて平成31年3月四万十市議会定例会を閉会いたします。 連日どうもご苦労さまでございました。              午後4時30分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                四万十市議会議長                四万十市議会副議長                四万十市議会議員                四万十市議会議員...